舎人公園は、足立区舎人にある面積約65ヘクタール(649,645平方メートル)の都立公園です。登録制の無料ドッグラン、約1,000本の桜並木、5万本のネモフィラ畑、犬同伴OKのバーベキュー広場と、犬連れで一日過ごせる要素がそろっています。

日暮里・舎人ライナーの舎人公園駅に直結しているため、電車でのアクセスも良好。都心の大型公園に比べて人口密度が低く、犬同士の距離を保ちやすいゆとりある環境が、リピーターの多い理由のひとつです。

(本記事の情報は2026年4月時点の東京都公園協会公式サイトおよび舎人公園サービスセンターへの確認に基づいています。最新のルールは舎人公園公式ページをご確認ください。)

エリア別のペット可否と注意点

舎人公園はA地区・B地区・C地区の3エリアで構成されています。犬連れの場合、散歩道や芝生のほとんどをリード着用で歩けますが、エリアごとに少し事情が異なります。

エリアペット同伴特徴・注意点
A地区 芝生広場可(リード必須)ドッグランに隣接。比較的静かで犬連れ利用者が多い
B地区 大池周辺可(リード必須)噴水のある開放的な水辺。釣り人がいるためリードは短めに
C地区 芝生・散歩道可(リード必須)テニスコート・野球場に隣接。休日は人通りが増える
ドッグラン(A地区南東)可(登録制・無料)中大型犬用と小型犬用の2区画。リードなしOK
バーベキュー広場可(リード必須・要予約)食事エリアでは犬を足元に。予約時にペット同伴の申請が必要
ソリゲレンデ可(リード必須)丘の上から公園全体を一望できるビュースポット
スポーツ施設内不可テニスコート、野球場、陸上競技場

舎人公園の公式サイトでは、ペットの散歩について以下のとおり案内されています。

散歩はリードを忘れずに。フンはお持ち帰り下さい。

大池周辺は釣りをしている人もいます。釣り糸に犬が引っかかると危険なため、池沿いではリードを短く持って通行してください。ドッグラン以外でのノーリードは全エリアで禁止です。

ドッグランの利用方法

舎人公園のドッグランは、A地区の南東に位置する登録制の無料施設です。中大型犬用と小型犬用の2つのエリアに分かれており、地面にはウッドチップが敷かれています。

項目中大型犬エリア小型犬エリア
面積約1,200平方メートル約600平方メートル
地面土+ウッドチップ土+ウッドチップ
水飲み場ありあり
ベンチありあり
木陰あり(夏場も日陰で休憩可)あり

利用時間と料金

利用時間は日の出から日没まで。照明設備がないため、暗くなる前に退出する必要があります。料金は無料で、登録さえ済ませれば何度でも利用できます。

登録の手順

2024年度から、都立公園ドッグランの利用登録はWeb申請に一本化されました。窓口申請は原則受け付けていません。

登録に必要なもの:

  • 狂犬病予防注射済票(当該年度・青色プレート)の画像
  • 飼い主の連絡先情報

Web申請後、通常7日から10日(混雑時は2週間程度)で共通利用登録証が発行されます。登録証はWeb経由で届くため、各自で印刷し、ドッグラン利用時にカードホルダー等に入れて首から下げてください。

一度登録すれば、舎人公園だけでなく代々木公園・駒沢オリンピック公園・水元公園・木場公園・小金井公園・小山内裏公園・桜ヶ丘公園・篠崎公園・城北中央公園・蘆花恒春園・神代植物公園を加えた都立12公園のドッグランを共通で利用可能です。登録は年度更新制のため、毎年4月以降に再手続きが必要になります。

最新の登録手続きや必要書類は東京都公園協会の公式サイトで確認してください。

利用時の注意事項

  • ヒート中(発情期)のメス犬は利用不可
  • 小学生以下の子どもだけでのドッグラン利用は禁止
  • 18歳以上の方が犬を管理する必要がある
  • 登録証は周囲の利用者から見える位置に携帯すること
  • おもちゃの持ち込みは周囲に配慮して使用する

おすすめ散歩コース3選

大池周回コース(約2.5km / 所要35から45分)

公園中央にある大池を一周するルートです。大池は周囲約1kmの人工池で、噴水が設置された水辺の景色が気持ちよいコース。水鳥が集まる秋冬には犬が水辺を覗き込む姿も見られます。

池の北側にはソリゲレンデの小高い丘があり、丘の上からは公園全体のパノラマが広がります。春は桜と池のコントラスト、秋はイチョウの黄色い散歩道が見どころ。4月中旬から5月上旬はネモフィラの見頃と重なるため、池の周回ついでに花畑を眺めるルートも取れます。

芝生広場縦断コース(約3km / 所要40から50分)

A地区からC地区まで、公園内に点在する芝生広場をつなぐロングコースです。A地区はドッグラン隣接の静かなエリア、B地区は大池に面した開放的な空間、C地区はスポーツ施設のそばでやや活気のある雰囲気と、エリアごとに異なる表情を見せてくれます。

途中にベンチが複数あり、犬のペースに合わせて休憩を挟みながら歩けます。夏場はA地区の木立エリアを中心に歩くと日陰を確保しやすくなります。

ドッグラン直行ショートコース(約1km / 所要10から15分)

舎人公園駅からドッグランまでの最短ルートです。駅を出て南東方向に進むと5分ほどで到着します。散歩よりもドッグランでの運動が目的の日、あるいは天気が怪しくて早めに帰りたい日に重宝するルートです。

季節別の見どころと混雑状況

舎人公園は四季を通じて花が楽しめる公園で、季節ごとに混雑の度合いも変わります。犬連れの場合、混んでいる時期は早朝の利用がおすすめです。

季節見どころ混雑度犬連れのポイント
春(3月下旬から4月中旬)桜約1,000本「千本桜まつり」開催高い(特に桜まつり期間の休日)花見客が多く芝生が混み合う。平日午前が快適
春(4月中旬から5月上旬)ネモフィラ約5万本。夜間ライトアップありやや高いネモフィラ畑周辺は人が集中。大池側を歩くとゆとりあり
夏(6月から8月)アジサイ、ハス低い暑さ対策が最優先。早朝か夕方の散歩を推奨
秋(9月から11月)ヒガンバナ、イチョウ低い犬連れに最も快適な季節。終日のんびり過ごせる
冬(12月から2月)ウメ、ツバキ低い風が通りやすい公園のため防寒必須。ドッグランは日当たり良好

桜シーズンの休日は駐車場が満車になることがあります。公共交通機関の利用が公式にも推奨されており、日暮里・舎人ライナーでのアクセスが確実です。

犬連れバーベキューの楽しみ方

舎人公園のバーベキュー広場は犬同伴OKです。予約時にペット同伴であることを申告する必要があります。

項目内容
利用時間10:00から16:00
料金無料(器材・食材は持ち込み)
予約利用希望日の1か月前から前日まで受付
予約方法電話(03-3857-3427)またはWeb
犬の同伴可(予約時に申告。リード必須)
火器直火禁止。グリル・コンロ持参
片付け炭・器材はすべて持ち帰り

手ぶらバーベキューのレンタルプランも利用できます。舎人公園駅からバーベキュー広場までは徒歩1分と近く、荷物が多い日でも移動の負担が少ないのは助かるポイントです。

犬連れの場合、食事中は犬をリードで足元につないでおくのが基本ルール。炭火の近くに犬を近づけない、食べ物を与えないといった点を守れば、犬と一緒のアウトドアランチが楽しめます。

周辺の犬同伴カフェ・レストラン

舎人公園の周辺は住宅地が中心で飲食店は多くありませんが、公園内の売店と近隣エリアにペット可の選択肢があります。

店名最寄り駅・アクセス犬同伴特徴
パークス夕日の丘店(園内売店)舎人公園駅すぐテラス席可チャーハン・やきそば・フランクフルトなど軽食。テイクアウトして芝生で食べるのも手軽
PinoLand(ピノランド)竹ノ塚駅 徒歩3分店内可(室内ドッグランあり)2024年11月オープン。定食・カフェメニュー。犬用メニューもあり
Dog Cafe Florence竹ノ塚駅からバスで花畑4丁目下車店内可ふれあい型ドッグカフェ。大型犬ルームと小型犬ルームあり。予約制
ドッグカフェ Hola舎人公園周辺店内可週替りパスタランチ880円。犬用メニュー350円。トリミングルームも併設

竹ノ塚エリアには上記以外にもテラス席でペット同伴可能な飲食店が点在しています。訪問前に各店の営業状況とペット可の条件を確認してください。

周辺の犬連れスポット

舎人公園とあわせて訪れたい、足立区近隣の犬連れスポットを紹介します。

スポット舎人公園からの所要時間ドッグラン特徴
水元公園(葛飾区)車で約20分あり(都立共通登録で利用可)都内最大級の水郷公園。舎人公園とは異なる水辺の風景
荒川河川敷(足立区側)車で約10分なし広大な河川敷でロングコースの散歩ができる
光が丘公園(練馬区)車で約25分あり(都立共通登録で利用可)芝生広場が広い都立公園
見沼代親水公園舎人ライナーで2駅なし足立区の親水公園。水辺の散歩道が続く

都立公園のドッグランは共通登録制のため、舎人公園で登録を済ませれば水元公園や光が丘公園でも追加手続きなしで利用できます。

アクセスと駐車場

電車・バスでのアクセス

交通手段詳細
日暮里・舎人ライナー舎人公園駅 直結(日暮里駅から約18分、運賃330円)
東武バス「舎人公園」バス停下車

舎人ライナーは小型犬であればキャリーバッグに入れて乗車可能。中型犬以上は車でのアクセスが現実的です。駅を出ればすぐ公園の敷地に入れるため、天気が怪しい日でも「着いてから判断する」使い方ができます。

車でのアクセス

ルート所要時間の目安
東京外環道 川口西ICから約15分
首都高速川口線 鳩ヶ谷ICから約20分

駐車場情報

舎人公園には3か所の駐車場があり、合計157台分のスペースがあります。

駐車場台数ドッグランまで
第一駐車場(A地区側)78台(うち障がい者用5台)徒歩約5分
第二駐車場46台(うち障がい者用3台)徒歩約10分
第三駐車場33台(うち障がい者用11台)徒歩約8分
項目料金
普通車1時間300円、以降20分ごとに100円
24時間最大1,200円
支払い方法クレジットカード(VISA/JCB/AMEX/MASTER/Diners)、交通系IC(Suica/PASMO/ICOCA)、現金は千円札のみ

桜シーズンの休日は第一駐車場が午前中に満車になることがあります。ドッグランに近い第一駐車場を狙うなら10時前の到着が安心です。

問い合わせ先

ドッグランの登録方法やバーベキューの予約など、不明な点がある場合は舎人公園サービスセンターに確認してください。

項目内容
電話03-3857-2308(サービスセンター)
BBQ予約03-3857-3427
所在地東京都足立区舎人公園1-1
公式サイト舎人公園(東京都公園協会)

参考情報

ドッグランの登録方法・利用規約は東京都公園協会公式サイトおよび舎人公園ドッグラン利用規約(2026年4月確認)に基づいています。駐車場料金はs-parkの公開情報(2026年4月確認)、バーベキュー情報は舎人公園サービスセンターの公開情報(2026年4月確認)、花の見頃は東京都公園協会「花と光のムーブメント」公式ページ(2026年4月確認)を参照しています。

よくある質問

舎人公園のドッグランの登録方法を教えてください

事前登録制(無料)で、2024年度以降はWeb申請に一本化されています。当該年度の狂犬病予防注射済票(青色プレート)の画像を準備して申請し、通常7〜10日(混雑時は2週間程度)で共通利用登録証が発行されます。一度の登録で都立12公園のドッグランが共通利用可能。中大型犬用と小型犬用の2区画があります。

バーベキュー広場に犬を連れて行けますか?

バーベキュー広場には犬同伴で入れます。ただし事前予約が必要で、予約時にペット同伴の申請が必要です。食べ物の近くでは犬を足元に落ち着かせ、飛びつきや誤食に注意してください。バーベキュー広場の予約は舎人公園サービスセンターへお問い合わせください。

ネモフィラ畑には犬を連れて行けますか?

ネモフィラ(約5万本)の花畑エリアはリード着用で犬と歩けます。見頃シーズン(4月中旬から5月上旬)は来園者が非常に多くなるため、早朝(開園直後)に訪れると混雑を避けられます。花壇の中には犬を入れないようにしてください。

日暮里・舎人ライナーで犬と一緒に乗れますか?

日暮里・舎人ライナーに犬を乗せる場合は、専用ケースやキャリーバッグへの収容が必要です。「舎人公園駅」から直結で公園に入れるため、ケースに入れた状態で乗車・下車できます。日暮里駅から約15分と電車でのアクセスが便利です。

桜とネモフィラを両方楽しめる時期はありますか?

桜の見頃(3月下旬から4月上旬)とネモフィラの見頃(4月中旬から5月上旬)はやや時期がずれています。4月上旬から中旬の短い期間に散りかけの桜とネモフィラが重なることがあります。毎年の開花状況は舎人公園の公式サイトやSNSで確認するのがおすすめです。

関連記事: 水元公園は犬連れで散歩できる?ドッグランと散歩コース 関連記事: 荒川河川敷で犬と散歩。赤羽から葛飾まで、エリア別おすすめルート 関連記事: 光が丘公園で犬と散歩。練馬区の芝生広場を歩くルート