石神井公園は、リード着用で犬の散歩ができます。三宝寺池と石神井池の2つの池を中心に約23ヘクタール(約229,831平方メートル)の敷地が広がり、池の周囲に整備された遊歩道や木道を犬と一緒に歩けます。西武池袋線の石神井公園駅から徒歩約7分という好アクセスで、池袋から急行で約15分。休日のお出かけ先としても、近所の散歩コースとしても使いやすい都立公園です。

三宝寺池のほとりを歩いていると、ふいに水面近くの枝にカワセミがとまっていることがある。木道の足元にはスイレンの葉が広がり、カルガモの親子が水面を滑るように横切っていく。練馬区の住宅街に、こんな武蔵野の原風景が残っているのは少し不思議な感覚です。

エリア別ペットルール

石神井公園は全域で犬の散歩が認められていますが、一部注意が必要なエリアがあります。

エリアペット同伴備考
三宝寺池の遊歩道・木道可(リード必須)天然記念物の保護区域内(柵の内側)は立入禁止
石神井池の遊歩道可(リード必須)週末はボート利用客で混雑する区間あり
芝生広場可(リード必須)子ども連れが多い。犬の管理に注意
雑木林の散策路可(リード必須)2つの池をつなぐ林間コース
ボート乗り場周辺避けたほうがよい人が密集しやすく犬連れには不向き
野外ステージ内部イベント時は不可イベント開催時のみ

石神井公園の公式サイトには、犬連れの散歩について以下の案内があります。

散歩はリードを忘れずに。フンはお持ち帰り下さい。

出典: 石神井公園サービスセンター公式サイト(2026年4月確認)

ノーリード・ロングリードは禁止です。三宝寺池の沼沢植物群落は国の天然記念物に指定されており、柵の内側への立ち入りは人・犬ともに禁止されています。木道では犬が木道から外れないよう注意してください。排泄物の持ち帰りと、おしっこ後の水かけは基本マナーです。

おすすめ散歩コース

三宝寺池周回コース(約1.2km / 所要20〜30分)

公園西側の三宝寺池は、湧水を水源とする天然池です。武蔵野三大湧水池の一つに数えられ、古くから水の湧き出る場所として信仰の対象にもなってきました。池の周囲には木道や遊歩道が整備されており、1周約1.2kmを静かに歩けます。

天然記念物に指定されている沼沢植物群落が見られるのはこのエリア。水面がすぐ近くに見える木道を歩くと、カワセミ・サギ・カモなどの野鳥に出会えることも珍しくありません。鳥に反応して吠える犬は、飼い主が抱き上げるか距離を取るよう配慮してください。木道の幅は約1.5mで、すれ違いは可能ですがゆずり合いが必要です。

平日の朝はすれ違う人もまばらで、犬の散歩には理想的な環境です。週末でも三宝寺池側は比較的落ち着いているため、犬連れで訪れるならこちらから歩き始めるのがおすすめ。池の北西側に野鳥観察用のデッキがあり、望遠レンズを構えたバードウォッチャーがいることもあるため、犬が吠えないよう配慮してください。

石神井池周回コース(約1km / 所要15〜20分)

公園東側の石神井池は、ボート遊びができる開放的なエリアです。もともと三宝寺池から流れ出る水路を堰き止めて造られた人工池で、三宝寺池に比べて明るく開けた雰囲気があります。

池の周囲を1周すると約1km。芝生広場やアスレチック遊具に隣接しているため、週末は家族連れやピクニック客で賑わいます。子どもに飛びつきやすい犬は、リードをしっかり管理してください。ボート乗り場付近は人が密集するため、池の南岸や西岸を歩くルートのほうが快適です。南岸の遊歩道は木陰が多く、ベンチも設置されています。

両池ぐるり一周コース(約2.5km / 所要40〜50分)

三宝寺池と石神井池を合わせて一周する、石神井公園の定番フルコースです。三宝寺池の静かな雑木林から石神井池の開放的な水辺へ、まったく異なる雰囲気を1回の散歩で味わえます。

三宝寺池の北西端からスタートし、木道を歩いて東側へ抜け、石神井池の南岸を回って戻るルートがスムーズ。起伏はほとんどなく、小型犬でも無理のない距離です。2つの池をつなぐ区間には雑木林の中を歩く遊歩道があり、池とは異なる森の雰囲気も楽しめるため、コース全体で3つの異なる景観を味わえます。

コース距離所要時間特徴
三宝寺池周回約1.2km20〜30分静かで自然豊か。犬連れに最適
石神井池周回約1km15〜20分開放感があるがやや混雑
両池ぐるり一周約2.5km40〜50分2つの雰囲気を楽しむ定番コース

駐車場

駐車場台数料金最大料金営業時間
石神井公園第一駐車場42台(障害者用2台含む)1時間400円、以降30分200円入庫後12時間1,600円24時間
石神井公園第二駐車場31台(障害者用2台含む)1時間400円、以降30分200円入庫後12時間1,600円入庫7:00〜20:00/出庫24時間

公園内の駐車場は第一・第二合わせて約73台と決して多くないため、土日の午前中に埋まることが多いです。第一駐車場は公園の南側、石神井池の東端付近にあります。

満車の場合は周辺のコインパーキングが代替手段になります。石神井公園駅北口方面のコインパーキングは台数が多く料金も安め(15分50〜80円程度)。南口側は小規模なコインパーキングが中心で相場がやや高い傾向です。駅から公園までの道のりは住宅街を通る静かなルートで、これ自体が散歩の一部として楽しめます。

花見シーズン(3月下旬〜4月上旬)は公園内・周辺とも駐車場が早い時間に埋まるため、電車でのアクセスが確実です。

混雑を避けるコツ

時間帯平日土日祝
早朝〜9:00犬の散歩利用者が中心。空いているやや人が増えるが快適
9:00〜12:00散歩に最も適した時間帯石神井池側が混み始める
12:00〜15:00昼食時はやや空くボート・ピクニック客でピーク
15:00〜日没夕方の散歩需要で犬が増える家族連れは帰り始めるが犬は増加

犬連れの場合、三宝寺池は終日比較的空いています。石神井池側は週末午後に混雑しやすいため、犬が人混みを苦手にしている場合は三宝寺池を中心に歩くのが賢明です。花見シーズンの週末は早朝6時台の散歩が圧倒的に快適で、桜のトンネルをほぼ独占できます。

季節別の注意点

季節見どころ犬連れの注意点
春(3〜4月)石神井池沿いのソメイヨシノ約200本花見客で混雑。犬連れは早朝を推奨
夏(6〜8月)三宝寺池のスイレン。木陰多め蚊が多い。犬用の虫よけスプレーを持参
秋(10〜12月)メタセコイア並木の黄金色の紅葉落ち葉で滑りやすい箇所あり
冬(1〜2月)水鳥が増え、バードウォッチングに最適池の周辺は冷え込みやすい。防寒対策を

秋のメタセコイア並木は石神井公園のシンボル的な風景です。黄金色に染まった並木道は犬との写真撮影にもぴったり。見頃は11月下旬から12月上旬にかけてで、レンガ色のメタセコイアが水辺に映る構図は都内有数の紅葉スポットです。

夏場の三宝寺池周辺は蚊が非常に多いため、犬だけでなく飼い主も虫よけ対策を忘れずに。木陰が多い分、湿度が高くなりがちなので水分補給はこまめにしてください。犬用の虫よけスプレーは天然成分のものを選ぶと安心です。

冬場は池にオナガガモやキンクロハジロなどの渡り鳥が飛来します。犬が水鳥に吠えることがあるため、バードウォッチャーへの配慮としてリードを短く持ちましょう。

周辺のペット可カフェ

石神井公園駅周辺は飲食店が充実しており、テラス席を持つ店も点在しています。

店名所在地犬の条件
豊島屋(公園内)練馬区石神井台1-26-1テラス席犬同伴OK
ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ練馬区石神井町3-2-4テラス席犬同伴OK
POT(ポット)練馬区石神井町3丁目テラス席犬同伴OK
ベーカリーカフェ ルポ練馬区石神井町2丁目テラス席犬同伴OK

豊島屋は公園内にある和食店で、散歩の途中に立ち寄れるロケーション。焼き鳥やうどんなどの軽食をテラスで食べられるため、散歩休憩にちょうどいい場所です。

ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポは本格的なナポリピッツァが楽しめるイタリアンで、テラス席から公園の緑が見えます。散歩後のランチに立ち寄る犬連れの飼い主も多い人気店です。ペット同伴条件は変更される場合があるため、来店前に各店舗のSNSや電話で確認してください。

石神井公園から足を延ばせる散歩コース

石神井公園から少し足を延ばすと、練馬区や杉並区にも犬連れで楽しめる公園があります。

善福寺公園は石神井公園から西へ約3km。三宝寺池と同じく武蔵野三大湧水池の一つで、上の池・下の池を巡る周回コースが犬の散歩に向いています。光が丘公園は北へ約4km。広大な芝生広場とイチョウ並木が特徴で、犬連れの利用者が多い公園です。

井の頭公園は吉祥寺駅からのアクセスが便利で、石神井公園とはまた違った賑やかな雰囲気。池の周囲を歩くコースは石神井公園に近い体験ができます。

連絡先・アクセス

項目内容
所在地東京都練馬区石神井台1・2丁目、石神井町5丁目
面積約23ヘクタール(229,831.49㎡、令和8年4月1日現在)
問い合わせ石神井公園サービスセンター TEL 03-3996-3950
公式サイト石神井公園(東京都公園協会)
開放時間常時開放
入園料無料
ドッグランなし
トイレ園内に複数(多目的トイレ7か所併設)
交通手段ルート
電車西武池袋線「石神井公園駅」南口 徒歩約7分
バス西武バス「石神井公園」下車すぐ
目白通りまたは富士街道から。駐車場入口は公園南側

石神井公園駅の改札は1か所です。南口を出て、石神井公園通りを南に歩くと公園の入口に着きます。通り沿いには商店街が続いており、散歩に必要な飲み物やおやつの調達にも困りません。

参考情報

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