万博記念公園は甲子園球場およそ65個分、約260ヘクタールの敷地を持つ大阪北部のシンボル的な公園です。太陽の塔を目当てに訪れる観光客だけでなく、周辺住民のジョギングや散歩コースとしても親しまれています。

「犬を連れて行きたい」と考える飼い主は多いものの、有料エリア(自然文化園・日本庭園)と運動施設にはペットを持ち込めません。カートやキャリーに入れた状態でも入園不可です。ただし、有料エリアの外側にある園路や広場(「その他の区域」)では犬の散歩が認められています。

この記事では、万博記念公園のペットルールを公式情報に基づいて整理したうえで、犬連れにおすすめの散歩コースや周辺の犬同伴カフェ、ドッグラン付きの代替公園までまとめました。

万博記念公園のペット可否をエリア別に整理

万博記念公園のペットルールは「有料エリアかどうか」で明確に分かれます。公式ヘルプには次のように記載されています。

有料エリア(自然文化園・日本庭園)及び運動施設内へのペット類の持ち込みは禁止しております。なお、補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)は除きます。その他の区域においては、マナーを守り他のお客様のご迷惑にならないようお願いします。

出典: 万博記念公園公式ヘルプ「ペットを連れて入園できますか?」

エリアペット同伴補足
自然文化園(有料)不可カート・キャリーでも入園不可
日本庭園(有料)不可同上
運動施設内不可テニスコート・フットサルコートなど
その他の区域(園路・広場等)可能リード着用、マナー遵守が条件
ららぽーとEXPOCITY条件付き可ペットカート or キャリーバッグ必須(頭が出ないタイプに限る)

補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)は全エリアに同伴できます。

2026年4月の入園料改定で有料エリアの大人料金は260円から450円に変わりましたが、犬と散歩する「その他の区域」はもともと無料のため影響はありません。

「その他の区域」で犬と歩ける場所と注意点

公式の案内によると、有料エリアやスポーツ施設以外の「その他の区域」には園路や広場が含まれ、周辺住民のペット散歩にも利用されています。

この「その他の区域」には、園路や広場等が存在し、周辺住民の皆さまの日常の通行やペットの散歩などにご利用いただくことが多いことから自転車の通行(ただし、一部は乗り入れ禁止)やペットの利用を可能としております。

出典: 万博記念公園公式「万博記念公園のエリアについて」

散歩時に守りたいマナーは次のとおりです。

  • リード(引き綱)は必ず着用する。伸縮リードは短く固定して使う
  • フンは持ち帰り、おしっこには水をかける
  • 有料エリアのゲート内には絶対に入らない
  • 他の来園者やお子さんが多い場所では犬を近づけすぎない
  • 暑い季節はアスファルトの温度を手で確認してから出発する

有料エリアとの境界が分かりにくい箇所があるため、園内の看板や案内表示をこまめに確認してください。判断に迷った場合は、万博記念公園コールセンター(06-6877-7387、受付9:30〜17:00、水曜定休)に問い合わせると確実です。

犬連れにおすすめの散歩コース3選

万博記念公園の「その他の区域」は園路として整備されているため、犬の散歩コースとしても歩きやすい環境です。公園の入口や散歩の体力に合わせて、3つのルートを提案します。

コース1: 万博記念公園駅〜中央口周辺の周回(約1.5km / 所要30分)

万博記念公園駅を出て中央口方面へ向かい、太陽の塔を正面に眺めながら外周の園路を歩くルートです。舗装された平坦な道が続くため、小型犬やシニア犬でも無理なく歩けます。太陽の塔を背景にした写真スポットとしても人気があります。

コース2: 公園東口〜東の広場往復(約2km / 所要40分)

公園東口駅から東の広場にかけてのルートは、中央口に比べて人が少なく落ち着いて散歩できます。広場は開けた芝生が広がり、春は桜の並木道が見事です。EXPOCITY側からのアクセスも良いため、買い物のついでに立ち寄りやすいコースです。

コース3: 西口〜外周園路をゆったり一周(約3.5km / 所要60〜70分)

西駐車場付近から外周の園路をぐるりと一周するロングコースです。途中に木陰が多く、夏場でも比較的涼しく歩けます。中型犬〜大型犬でしっかり運動させたい場合に向いています。高低差はほとんどないため、ベビーカーと犬を同時に連れている家族にも歩きやすいルートです。

いずれのコースも、有料エリアのゲートには近づかないよう注意してください。

万博記念公園周辺の犬同伴カフェ・レストラン

散歩の前後に犬と一緒に食事ができるお店をまとめました。

店名住所犬同伴の条件特徴
犬カフェ COCOMO吹田市千里山東1-18-8店内OK(小型〜大型犬)看板犬がいる犬カフェ。ドッグメニューあり。営業時間は平日13:00〜18:00、土日祝11:00〜18:00。不定休(Instagramで確認)
La cuisine francaise KAMIKAWA豊中市新千里南町3-1-14 ナカニシビル1F店内OK(要予約・犬入店料1頭500円+税)犬連れでフレンチが楽しめる。ランチ〜ディナーまで対応。火曜定休
bird tree 千里南公園吹田市津雲台1-3-5 千里南公園内テイクアウトスペースのみ犬可公園内のイタリアンカフェ。ランチセット1,690円〜。南千里駅から徒歩7分

各店舗のペット同伴ルールは変更される場合があります。訪問前に電話やSNSで最新情報を確認してください。

ららぽーとEXPOCITYは館内へのペット同伴が条件付きで可能です。ペットカートまたはキャリーバッグ(頭が出ないタイプ)が必須で、ペット同伴可のエレベーターを利用します。テラス席で犬同伴OKの飲食店もあるため、公式サイトで対象店舗を確認のうえ利用してください。

ドッグラン付きの代替公園4選(大阪近郊)

万博記念公園にはドッグランがないため、リードを外して走らせたい場合は周辺の公園を利用することになります。

花博記念公園 鶴見緑地(大阪市鶴見区) — 車で約30分

1990年の花博跡地に整備された120ヘクタール超の公園です。風車のある丘、花畑、池、森林エリアと景色のバリエーションが豊かで、24時間開放エリアでは早朝や夕方の散歩も可能です。

園内にはパートナードッグタウンが運営するドッグランがあり、S・M・Lの3エリアに分かれています。利用には初回登録料(1頭300円)と狂犬病・混合ワクチンの証明書が必要で、1回の利用につき1頭500円以上の運営維持費(寄付形式)がかかります。営業時間は10:00〜17:00、火・金曜定休です。

詳しくは 花博記念公園鶴見緑地で犬と散歩。24時間エリアとドッグランの使い方 で紹介しています。

千里中央公園(豊中市) — 車で約10分

千里ニュータウンの中にある緑豊かな公園で、展望台からは大阪平野を一望できます。高低差のある園内は犬の運動にもちょうどよく、展望台側の散歩道は人が少なく歩きやすい場所です。遊具エリアには子どもが多いため、犬連れの場合は避けたほうが無難です。

大泉緑地(堺市北区) — 車で約40分

広大な芝生広場を持つ府営公園です。2023年11月に小型犬専用(10kg以下)の屋外ドッグランがオープンしました。無料で利用でき、事前登録は不要です。営業時間は9:30〜16:30で、天候不良時は閉鎖になる場合があります。大型犬を走らせたい場合は鶴見緑地のドッグランなど他の選択肢を検討してください。

駐車場とアクセス情報

万博記念公園には5つの有料駐車場があります。犬の散歩で利用する場合は、目的のエリアに近い駐車場を選ぶと効率的です。

駐車場営業時間犬の散歩との相性
中央駐車場9:00〜22:00太陽の塔を眺めながらの散歩に便利
東駐車場9:00〜20:30東の広場へのアクセスが近い
南駐車場7:00〜22:00早朝散歩に対応。開場が最も早い
西駐車場9:00〜22:00外周一周コースの起点に便利
日本庭園前駐車場9:00〜18:00閉場が早いため注意

駐車料金は普通車で平日2時間410円(以降1時間ごとに210円、4時間超で最大1,100円)、土日祝は2時間620円(以降1時間ごとに310円、4時間超で最大1,600円)です。

交通手段ルート
電車大阪モノレール「万博記念公園駅」下車すぐ
電車大阪モノレール「公園東口駅」下車すぐ
名神高速・近畿道「吹田IC」から約5分
中国道「中国吹田IC」から約5分

季節ごとの散歩の注意点

万博記念公園の園路はアスファルト舗装が中心です。季節によって犬の体調管理に気をつけたいポイントがあります。

  • 夏(6〜9月): アスファルトの路面温度は日中60度を超えることがあり、肉球のやけどに注意が必要です。散歩は早朝(7時前)か日没後に。南駐車場は7:00開場なので早朝散歩にも対応できます
  • 春・秋: 気候が穏やかで散歩に最適なシーズンです。ただし春の桜シーズンと秋の紅葉シーズンは来園者が増えるため、混雑を避けるなら平日の午前中がおすすめです
  • 冬(12〜2月): 大阪北部は冷え込みが強い日もあります。短毛種や小型犬は服を着せるなど防寒対策を

まとめ

万博記念公園は有料エリアこそペット不可ですが、外周の園路や広場は犬との散歩に開放されています。太陽の塔を眺めながらのんびり歩けるのは、この公園ならではの体験です。ドッグランを利用したい場合は鶴見緑地(車30分)などの周辺施設を組み合わせると、散歩もドッグランも一日で楽しめます。

ペットルールの詳細や季節イベント時の特別規制については、万博記念公園コールセンター(06-6877-7387、受付9:30〜17:00、水曜定休)に直接確認するのが確実です。最新のルールは万博記念公園公式サイトでご確認ください。

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よくある質問

万博記念公園に犬を連れて入れますか?

有料の自然文化園・日本庭園・大芝生・お祭り広場・万博おもしろ自転車広場などはペット同伴禁止ですが、それ以外の園路・周辺広場(無料の「その他の区域」)は犬と散歩できます。最新のペットルールは公式サイトでご確認ください。

万博記念公園にドッグランはありますか?

万博記念公園内には公式のドッグランはありません。隣接するEXPOCITY内も含めてリードを外せる施設はないため、ノーリードで走らせたい場合は車で約30分の鶴見緑地(大阪市鶴見区)のドッグランなど周辺施設の利用を検討してください。

犬連れで使える駐車場はどこですか?

中央駐車場・南駐車場・東駐車場・西駐車場のいずれも犬連れで利用可能です。南駐車場は7:00から開場するので、早朝散歩にも使えます。料金は普通車で平日410円〜・土日祝620円〜(公式情報、2026年4月時点)。混雑する週末や大型イベント時は東駐車場が比較的空いています。

犬連れで万博記念公園に入る時の入園料はかかりますか?

有料エリア(自然文化園・日本庭園)はペット同伴自体が不可なので、犬連れの場合は実質無料の園路・広場のみの利用になります。ペットを連れて有料エリアに入ろうとすると入口で断られるので、最初から無料エリアの散歩前提で計画してください。

夏でも安心して散歩できますか?

アスファルトの路面温度は日中60度を超えることがあり、肉球のやけどリスクが高くなります。夏場は早朝(7時前)か日没後の散歩がおすすめです。水分補給用の水と氷、保冷バッグ、念のため肉球保護のシューズを準備しておくと安心です。

EXPOCITYには犬連れで入れますか?

ららぽーとEXPOCITYは抱っこかペットカートでの同伴入場が可能です(規定サイズ内)。床面歩行はできないため、リード散歩の延長で立ち寄る場合はカートが必要になります。詳細はEXPOCITY公式サイトをご確認ください。

参考情報

  • 万博記念公園公式ヘルプ「ペットを連れて入園できますか?」(2026年4月確認)
  • 万博記念公園公式「万博記念公園のエリアについて」(2026年4月確認)
  • 万博記念公園公式「ご利用料金」入園料改定のお知らせ(2026年4月1日改定)
  • 万博記念公園公式「駐車場情報」(2026年4月確認)
  • ららぽーとEXPOCITY公式「ペットを同伴される場合」(2026年4月確認)
  • 大阪鶴見緑地パートナードッグタウン公式サイト(2026年4月確認)
  • 大泉緑地公式 施設案内(2026年4月確認)
  • 犬カフェCOCOMO 食べログ・ぐるなび(2026年4月確認)
  • La cuisine francaise KAMIKAWA おでかけわんこ部・食べログ(2026年4月確認)
  • bird tree 千里南公園 わんわんスタジアム・公式予約サイト(2026年4月確認)