奈良公園で鹿に囲まれたあと、ならまちの路地をぶらぶら歩いていると、看板猫のいる雑貨屋に迷い込むことがある。鹿の街として知られる奈良だが、猫もまた静かに存在感を放っている。大阪や京都と比べて猫カフェの数は限られるものの、観光地特有の穏やかな空気と相まって、よそでは味わえない落ち着いた時間が流れる。奈良市内で公式サイトの情報を確認できる猫カフェは2店舗。それぞれエリアも個性も異なる。

この記事では奈良市内の猫カフェを料金・アクセス・雰囲気で比較した。営業時間や料金は変更される場合があるため、最新情報は各店舗の公式サイト・SNSで確認してほしい。

奈良の猫カフェ 比較一覧

店舗名エリア料金(税込)定休日特徴
Cat cafe 心猫(ここね)奈良市小西町時間+ドリンクの2種制(フリードリンク)年中無休近鉄奈良駅徒歩4分、観光帰りに寄りやすい
猫喫茶 花衣(はなごろも)奈良市西木辻町60分1,500円(ワンドリンク付き)/ 90分2,000円水曜日JR奈良駅徒歩10分、古民家風の落ち着いた空間

奈良市内の2店舗とも個人経営で、家庭的な居心地のよさが際立つ。料金体系はそれぞれ異なるが、観光のついでに60〜90分過ごす想定であれば1,500〜2,000円程度の予算感になる。

Cat cafe 心猫(ここね) — 近鉄奈良駅から徒歩4分、観光帰りにそのまま立ち寄れる

奈良の猫カフェといえば真っ先に名前が挙がるのがこの店だ。近鉄奈良駅からアーケード街「小西さくら通り」を南へ4分ほど歩いたアルテ館の2階にある。東大寺や奈良公園から三条通をまっすぐ戻ってくる動線上にあるため、午前中に鹿と大仏を見た帰りにそのまま寄れる。

店内は靴を脱いで上がるスタイルで、ソファやクッションが配置されている。猫たちは気ままに歩き回っており、来店者の膝の上に乗ってくる子もいる。観光地の雑踏を歩いた足の疲れを、猫のぬくもりで癒す。そんな過ごし方がよく似合う立地だ。

料金は「時間」と「ドリンク」の2種類のみで、飲み物はフリードリンク制。具体的な金額や時間プランは店頭の料金表または公式サイトを確認してほしい。年中無休で営業しているため、旅行のスケジュールに組み込みやすい。最終受付は18:00、閉店は19:00なので、午後のうちに訪れるのが確実だろう。

項目詳細
住所奈良県奈良市小西町5 アルテ館2F
最寄り駅近鉄奈良駅 徒歩4分
営業時間11:00〜19:00(最終受付18:00)
定休日年中無休
料金時間+ドリンクの2種制(フリードリンク制/詳細は公式参照)
公式サイトhttp://www.catcafe-cocone.com/

猫喫茶 花衣(はなごろも) — 古民家風の空間で猫とゆっくり過ごす

JR奈良駅から南東方向に徒歩10分ほど。駅前の繁華街を過ぎた西木辻町の静かなエリアに佇む猫喫茶で、古民家風の内装が落ち着いた空気をつくっている。

料金は60分1,500円(ワンドリンク付き)と90分2,000円のコース制。60分以上のコースにはドリンクが含まれるため、追加注文を気にせず猫と過ごせる。土日祝は20:00まで営業しているので、夕方からゆっくり時間を取りたい場合はJR奈良駅で買い物を済ませてから向かうとちょうどよい。

定休日は水曜日。月曜から日曜のうち水曜だけが休みのため、月曜に訪れる予定がある方も問題なく訪問できる。

項目詳細
住所奈良県奈良市西木辻町37-5
最寄り駅JR奈良駅 徒歩10分
営業時間平日 11:00〜19:00(最終来店18:00)/ 土日祝 11:00〜20:00(最終来店19:00)
定休日水曜日
料金60分1,500円(ワンドリンク付き)/ 90分2,000円
公式サイトhttps://www.nekohanagoromo.com/

鹿と猫を1日で。奈良でしかできない動物づくしの過ごし方

「午前に鹿、午後に猫」。奈良でしか成立しない動物づくしの1日コースを紹介する。奈良公園と猫カフェはどちらも近鉄奈良駅・JR奈良駅の徒歩圏内に収まるため、移動に時間をかけずに回れるのが大きい。

時間帯スポット過ごし方
10:00〜11:30奈良公園・東大寺鹿せんべいを片手に散策。大仏殿も見学
11:30〜12:30ならまち周辺町家を改装したカフェや食堂でランチ
13:00〜14:00Cat cafe 心猫 or 猫喫茶 花衣60〜90分の猫カフェタイム
14:30〜16:00ならまち散策格子の町並み、猫モチーフの雑貨屋巡り
16:00〜17:00興福寺・猿沢池五重塔を背景に池のほとりを散歩

ならまちには猫をモチーフにした雑貨店やセレクトショップが点在している。猫カフェの前後に歩くと、午後が丸ごと猫づくしになる。路地裏で地域の猫に出くわすこともあるので、カメラは常に手元に置いておきたい。

注意点として、鹿せんべいを触った手で猫カフェに入ると、動物のにおいに猫が過剰に反応する場合がある。猫カフェの前には手を洗っておくのがマナーだ。

大阪・京都からのアクセスガイド

奈良は関西の主要都市から日帰り圏内にある。猫カフェを目的に足を伸ばす方に向けて、店舗ごとのアクセスを整理した。

出発地路線到着駅所要時間運賃目安
大阪難波近鉄奈良線(快速急行)近鉄奈良約35分680円
京都近鉄京都線(急行)近鉄奈良約45分760円
天王寺JR大和路線(快速)JR奈良約30分480円

心猫は近鉄奈良駅から徒歩4分。花衣はJR奈良駅から徒歩10分なので、JR利用の場合のほうがやや近い。近鉄からJR奈良駅までは徒歩で15分ほど離れている点も覚えておきたい。

猫カフェを訪れる前に知っておきたいマナーと注意点

奈良の猫カフェは個人経営の店舗が中心で、チェーン系と比べると営業日や営業時間にばらつきがある。花衣は水曜定休、心猫は年中無休と性格がかなり違うため、「行けば開いている」と思い込まずに必ず事前確認をしてほしい。

閉店時間は心猫が19:00、花衣は平日19:00・土日祝20:00。ゆっくり60分以上過ごしたい場合は、14:00〜17:00頃の来店がちょうどよい。最終受付の時刻は心猫が18:00、花衣が平日18:00・土日祝19:00なので、ぎりぎりに駆け込まずに余裕をもって向かいたい。

靴下の着用はほとんどの猫カフェで求められるルールだ。夏場にサンダルで奈良を歩くときは、カバンに靴下を1足忍ばせておくと安心できる。フラッシュ撮影は全店で禁止。寝ている猫を無理に起こさない、追いかけ回さないといった基本的なマナーも守ろう。香水やヘアスプレーなど強い香りは猫のストレスになるため、控えめにして訪問するのがよい。

大阪や京都の猫カフェとはしごする猛者もいるだろうが、奈良は「ついでに1店舗」くらいのペースが合っている。観光と組み合わせて半日を使い、残りの時間を鹿と寺社仏閣に充てるのが奈良らしい楽しみ方だ。

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参考情報

  • 心猫の住所・営業時間・料金体系: 公式サイト http://www.catcafe-cocone.com/ (2026年5月確認)
  • 花衣の住所・営業時間・定休日・料金: 公式サイト https://www.nekohanagoromo.com/ およびMENUページ(2026年5月確認)
  • 鉄道運賃は各鉄道会社の公式情報を参照した(2026年5月時点)