週末の朝、愛犬をクルマに乗せて高速道路に上がると、目的地までの時間がやけに短く感じる。軽井沢まで東京から約2時間半。犬連れで過ごせる宿が多いこのエリアは、関東圏の犬飼いにとって定番の旅行先です。
ただ、いざ宿を探すと「ドッグラン付き」「大型犬OK」「レストラン同伴可」など情報がバラバラで、比較しにくいのが正直なところ。この記事では、軽井沢エリアで犬と泊まれる宿を7施設ピックアップし、犬連れに必要な項目を横並びで比較しました。予約前の検討にそのまま使える内容にまとめています。
なお、料金や受入条件は時期によって変わる場合があります。最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。
7施設の比較表
まずは一覧で全体像をつかんでください。
| 施設名 | タイプ | 料金目安(1泊2名) | 犬の料金 | 大型犬 | 頭数上限 | ドッグラン | レストラン同伴 | 駐車場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| レジーナリゾート旧軽井沢 | ホテル | 35,000〜80,000円 | 3,300円/頭 | 可 | 小中型6頭・大型3頭 | 専用あり(1F) | 可 | 無料 |
| ルシアン旧軽井沢 | ホテル | 28,000〜90,000円 | 無料(2頭まで) | 可(超大型犬も可) | 2頭まで無料 | 共用あり | 可 | 無料 |
| 軽井沢マリオットホテル | ホテル(コテージ) | 40,000〜100,000円 | 5,500円/頭 | 可(応相談) | 2頭目以降2,200円/頭 | 共用あり | 不可 | 1,000円/泊 |
| 軽井沢プリンスホテル イースト | ホテル(コテージ) | 30,000〜80,000円 | 1頭目無料 | 可(超大型犬も可) | 最大3頭 | 共用あり(大小分離) | 可 | 1,000円/泊 |
| DOG DEPT GARDEN HOTEL 軽井沢 | ホテル | 24,000円〜 | 要確認 | 可 | 要確認 | 屋外+屋内あり | 併設カフェ可 | 無料 |
| ソラ ホテル 軽井沢 アウトレット | ホテル | 20,000円〜 | 3,000円/頭 | 可 | 小型4頭・大型3頭 | 屋内外あり | 不可 | 無料 |
| 北軽井沢スウィートグラス | コテージ/キャビン | 24,200円〜/棟 | 660〜1,320円/頭 | 可 | 3頭まで | 専用+共用あり | なし(自炊) | 無料 |
料金は繁忙期・閑散期で大きく変動します。夏のハイシーズン(7〜8月)は上記の1.5〜2倍になる施設もあるため、早めの予約をおすすめします。
レジーナリゾート旧軽井沢 — 犬専用ホテルの安心感
レジーナリゾートは「愛犬と過ごすためのホテル」というコンセプトで運営されている施設です。宿泊客の全員が犬連れのため、周囲を気にせず過ごせるのが最大のメリットでしょう。
1階の客室にはウッドチップを敷いたプライベートドッグランが付いており、部屋から直接出入りできます。2階の客室は広いテラス付きで、軽井沢の森の空気を感じながら過ごせるつくりです。グルーミングルームは無料で利用可能。客室内にはクレート、食器、マットレス(犬用ベッド)、トイレシートなどの備品が用意されているため、持参する荷物を減らせます。
手作り食を持参する飼い主のために冷凍冷蔵庫と電子レンジが備え付けられている点も、犬専用ホテルならではの配慮です。
雲場池まで徒歩10分、旧軽井沢銀座まで徒歩25分と、犬連れの散歩に出やすい立地も魅力的です。
- 施設名 — レジーナリゾート旧軽井沢
- 住所 — 〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1323-510
- 料金目安 — 1泊2名35,000〜80,000円(プラン・時期により変動)
- 犬の宿泊料 — 1頭3,300円(公式予約で2頭まで無料の特典あり)
- 同伴条件 — 小型犬〜大型犬OK。小中型犬は6頭/室、大型犬は3頭/室まで
- 犬連れ設備 — プライベートドッグラン(1F)、グルーミングルーム、犬用アメニティ完備
- 駐車場 — あり(無料)
- 公式サイト — https://www.regina-resorts.com/kyukaruizawa/
ルシアン旧軽井沢 — 超大型犬もOK、犬の宿泊料が無料
「ルシアン」はフランス語で「犬」を意味します。共立リゾートが運営する犬専門の宿で、全室が犬同伴可。犬の宿泊料金が2頭まで無料というのは、軽井沢の犬連れ宿泊施設の中でもかなりお得な設定です。
超大型犬まで受け入れているため、ゴールデンレトリーバーやバーニーズマウンテンドッグなど体の大きな犬種と暮らしている方にとっては貴重な選択肢になります。
約40平米のドッグランにはウッドチップが敷かれ、足に優しい仕様。館内にはドッグサロンとペット専用のお風呂(ペットバス)があり、ブロースペースも広めに確保されています。旅行中に犬をきれいにしてから部屋に戻れるのは、宿泊施設としてありがたい設計です。
軽井沢駅から徒歩15分、碓氷軽井沢ICから車で20分というアクセスのよさも強みの一つです。
- 施設名 — ルシアン旧軽井沢(共立リゾート)
- 住所 — 〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1323-111
- 料金目安 — 1泊2名28,000〜90,000円(プラン・時期により変動)
- 犬の宿泊料 — 無料(2頭まで)、3頭目以降は要相談
- 同伴条件 — 小型犬〜超大型犬OK。トイレのしつけ、無駄吠えしない、留守番ができること。ワクチン接種証明書の持参が必要
- 犬連れ設備 — ドッグラン(約40平米・ウッドチップ)、ドッグサロン、ペットバス(ブロースペース付き)
- 駐車場 — あり(無料)
- 公式サイト — https://dormy-hotels.com/resort/hotels/karuizawa/
軽井沢マリオットホテル — 温泉付きコテージで犬とくつろぐ
マリオットブランドの安定感と、軽井沢の自然を両立させた施設です。犬連れ対応の「ドッグフレンドリールーム」は独立したコテージタイプで、温泉浴室が付いた客室も用意されています。
ウッドチップを敷き詰めた共用ドッグランを併設。足洗い場も完備されており、散歩帰りにそのまま客室へ戻れます。客室にはケージ、足拭きタオル、消臭剤、ペットシーツ、食器などのアメニティが揃っています。
注意点として、ホテル棟のロビーやレストランへは犬を連れて入れません。食事はルームサービスを利用するか、犬を客室に残して移動する形になります。温泉付きの客室を選べば、部屋で犬と過ごしつつ温泉にも入れるという贅沢な時間が確保できます。
宿泊には事前に「宿泊滞在同意書」とワクチン接種証明書(狂犬病+5種以上の混合ワクチン、接種後2週間以上1年未満)の提出が必要です。
- 施設名 — 軽井沢マリオットホテル
- 住所 — 〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1039-1
- 料金目安 — 1泊2名40,000〜100,000円(プラン・時期により変動)
- 犬の宿泊料 — 1頭5,500円、2頭目以降2,200円/頭
- 同伴条件 — 小型犬〜大型犬OK(超大型犬は応相談)。生後4か月以上。トイレのしつけができていること。狂犬病+5種以上の混合ワクチン接種済み
- 犬連れ設備 — 共用ドッグラン(ウッドチップ)、足洗い場、ケージ・食器等のアメニティ完備
- 駐車場 — あり(1泊1,000円)
- 公式サイト — https://www.karuizawa-marriott.com/dog/
軽井沢プリンスホテル イースト — アウトレットと森のドッグヴィレッジ
軽井沢駅の目の前に広がるプリンスホテルの敷地内に、25室のドッグコテージがあります。2025年4月にはウエスト側に「プリンス森のドッグヴィレッジ」も新たにオープンし、犬連れの受入れ体制がさらに強化されました。
ドッグパークは中・大型犬エリアと小型犬エリアに分かれており、体格差を気にせず安心して遊ばせることができます。レストランへの犬同伴もOKで、食事のたびに犬を部屋に残す必要がないのは嬉しいポイントです。
超大型犬にも対応しており、1頭目の犬の宿泊料金は室料に含まれています。2頭目以降は1頭5,000円/泊の追加料金が発生します。
隣接する軽井沢・プリンスショッピングプラザ(アウトレット)はペット同伴エリアがあるため、チェックイン前後に買い物も楽しめるロケーションです。
- 施設名 — 軽井沢プリンスホテル イースト
- 住所 — 〒389-0193 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1016-75
- 料金目安 — 1泊2名30,000〜80,000円(プラン・時期により変動)
- 犬の宿泊料 — 1頭目は室料に含む。2頭目以降1頭5,000円/泊
- 同伴条件 — 小型犬〜超大型犬OK。最大3頭まで。狂犬病+5種以上の混合ワクチン接種の申告が必要
- 犬連れ設備 — ドッグパーク(大小分離)、ドッグコテージ25室、レストラン同伴可
- 駐車場 — あり(1泊1,000円)
- 公式サイト — https://www.princehotels.co.jp/karuizawa/dog_village/
- 予約 — 楽天トラベル / じゃらんで検索可
DOG DEPT GARDEN HOTEL 軽井沢 — 屋内ドッグラン付きで雨の日も安心
アパレルブランド「DOG DEPT」が手がけるドッグリゾートです。1,300平米の敷地に、屋外のウッドチップドッグランと全天候型の屋内ドッグランを備えています。軽井沢は夏でも突然の雨があるため、屋内ドッグランがあるのは実用的に助かります。
1階の客室にはプライベートドッグランが付き、2階の客室にはバルコニーがあります。全室コーナールームで、それぞれ異なるインテリアデザイン。客室には犬用のクッションが備え付けられ、おそろいのパジャマ(犬用)が無料で貸し出されるユニークなサービスもあります。
敷地内にはDOG DEPTのショップとカフェ・レストランが併設されているため、愛犬と一緒にショッピングや食事を楽しめます。
- 施設名 — DOG DEPT GARDEN HOTEL 軽井沢
- 住所 — 〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町南軽井沢1398-99
- 料金目安 — 1泊2名24,000円〜(プラン・時期により変動)
- 犬の宿泊料 — 要確認
- 同伴条件 — 狂犬病+混合ワクチン接種証明書が必要。未接種の場合は獣医師の免除証明書があれば宿泊可(共用エリアでの他犬との接触は控える)
- 犬連れ設備 — 屋外ドッグラン(1,300平米・ウッドチップ)、屋内ドッグラン、プライベートドッグラン(1F客室)、DOG DEPTショップ、カフェ・レストラン
- 駐車場 — あり(無料)
- 公式サイト — https://dogdepthotel.co.jp/
ソラ ホテル 軽井沢 アウトレット — 全室ペットOKで犬種制限なし
全室が犬と泊まれるホテルで、体重制限を撤廃しているのが特徴です。小型犬から大型犬まで、犬種を問わず宿泊できます。犬の宿泊料は1頭3,000円/泊とリーズナブルな設定です。
屋内外にドッグランを完備。客室に犬だけを残しての外出はできませんが、ホテル内に併設された「ドッグキャビン」(犬の一時預かり施設)を宿泊者は無料で利用できます。レストランでの食事中や、犬を連れていけない場所に出かける際に重宝するサービスです。
プリンスショッピングプラザ(アウトレット)からも近く、買い物と組み合わせた旅行プランに向いています。
- 施設名 — ソラ ホテル 軽井沢 アウトレット
- 住所 — 〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町大字発地南軽井沢1398-137
- 料金目安 — 1泊2名20,000円〜(プラン・時期により変動)
- 犬の宿泊料 — 1頭3,000円/泊
- 同伴条件 — 室内犬であれば犬種・体重制限なし。小型犬は4頭まで、大型犬は3頭まで。混合ワクチン接種済み(利用日から1年以内)であること
- 犬連れ設備 — 屋内外ドッグラン、ドッグキャビン(一時預かり・宿泊者無料)、犬用アメニティ
- 駐車場 — あり(無料)
- 公式サイト — https://www.outlet.sora-hotels.com/dog
北軽井沢スウィートグラス — コテージで犬と自然を満喫
厳密には軽井沢町ではなく群馬県長野原町ですが、軽井沢エリアの犬連れ宿泊先として根強い人気がある高規格キャンプ場です。コテージ、キャビン、テントサイトと宿泊スタイルの選択肢が広く、犬連れ対応の施設が充実しています。
「ドッグランコテージ ウーフ」は居室32平米にデッキ12.5平米、さらに約70平米の専用ドッグランが付く人気の棟。ウッドチップが敷かれたドッグランでは、デッキから直接アクセスできるため、犬を室内とドッグランの間で自由に行き来させられます。
共有ドッグランも大型犬用と小型犬用に分かれて設置されています。犬の宿泊料は660〜1,320円/頭と軽井沢エリアでは最も手頃。食事は自炊またはBBQとなるため、犬の食事を自分で準備したい飼い主にも好都合です。
冬季は薪ストーブのあるコテージで犬と過ごす時間を楽しめる一方、積雪があるため冬用タイヤは必須です。
- 施設名 — 北軽井沢スウィートグラス
- 住所 — 〒377-1412 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579
- 料金目安 — 1棟24,200円〜(時期・棟タイプにより変動)
- 犬の宿泊料 — 小型犬(10kg未満)660〜1,100円/頭、中大型犬(10kg以上)880〜1,320円/頭(シーズンにより変動)
- 同伴条件 — コテージ・キャビンで3頭まで。大型犬OK
- 犬連れ設備 — 専用ドッグラン(ウーフ:約70平米)、共有ドッグラン(大小分離)、ペットシャワー
- 駐車場 — あり(無料)
- 公式サイト — https://sweetgrass.jp/guidance/dog/
目的別の選び方
施設の特徴を踏まえて、目的別に整理します。
犬専用ホテルの安心感を優先するなら、レジーナリゾート旧軽井沢かルシアン旧軽井沢がおすすめです。宿泊客が全員犬連れのため、吠え声や犬同士の接触に対する理解がある環境で過ごせます。超大型犬を飼っている場合は、サイズ制限が寛容なルシアンが第一候補になるでしょう。
ホテルの快適さと犬連れの利便性を両立させたいなら、軽井沢マリオットホテルか軽井沢プリンスホテル イーストが候補です。マリオットは温泉付きコテージで静かに過ごしたい方に、プリンスはアウトレットでの買い物もセットで楽しみたい方に向いています。
雨の日のプランBを重視するなら、屋内ドッグランがあるDOG DEPT GARDEN HOTELかソラ ホテルが安心。ソラ ホテルは犬種・体重制限を設けていないため、「うちの犬は泊まれるだろうか」という心配が不要なのも強みです。
コスパを重視するなら北軽井沢スウィートグラスが群を抜いています。犬の宿泊料が1,000円前後、食事は自炊で節約でき、自然の中で犬と過ごす体験は格別です。
予約前に確認したい3つのポイント
どの施設を選ぶにしても、予約前に確認しておきたいことがあります。
1つ目はワクチン接種証明書の準備です。すべての施設で狂犬病予防接種と混合ワクチン(5種以上)の接種証明書の提示が求められます。接種後2週間以上1年未満という期限を設けている施設が多いため、旅行の日程から逆算して接種時期を確認しておきましょう。
2つ目は犬のしつけの確認です。無駄吠え、トイレのしつけ、他の犬との接触時の振る舞いなど、宿泊先では家とは異なる環境でのマナーが問われます。特に初めての犬連れ旅行では、クレートで落ち着いて過ごせるかどうかを事前に練習しておくと安心です。
3つ目は繁忙期の予約タイミングです。軽井沢の犬連れ宿泊施設は部屋数が限られているため、夏(7〜8月)やGWは2〜3か月前に満室になることがあります。日程が決まったら早めに予約を入れるのが鉄則です。
参考情報
各施設の料金・住所・ペットポリシーは公式サイト(2026年4月確認)の掲載情報に基づいています。ワクチン接種条件(接種後2週間以上1年未満)は各施設の宿泊規約を参照しました。
軽井沢エリアの犬連れお散歩スポットについては「犬の散歩に最適な軽井沢のスポット」で詳しく紹介しています。宿泊タイプ別の選び方を知りたい方は「犬と泊まれる宿 軽井沢。高原リゾートで過ごすペットとの休日」もあわせてご覧ください。また、コテージでのアウトドア泊に興味がある方は「ペットと行くキャンプの完全ガイド」も参考になります。