ペットとグランピングは、ホテルより自由度が高く、キャンプより準備が少ない宿泊スタイルです。犬と一緒に外時間を楽しみたいけれど、テント設営や食材準備までは負担という家庭に向いています。ドッグラン付き、客室テラス付き、BBQ付きの施設を選べば、犬を長く留守番させずに過ごしやすくなります。

2026年4月時点では、ペット可グランピングは全国に増えています。ただし「ペット可」といっても、犬種制限、頭数制限、テント内の立ち入り範囲、ベッド利用、共有エリアの可否は施設ごとに違います。

ペット可グランピングの宿タイプ

タイプ特徴犬連れ向きポイント
ドームテント非日常感が強い空調付きなら季節を選びやすい
コテージ壁がしっかりしている吠えや音が気になる犬に向く
ヴィラ型客室設備が充実高価格だが快適性が高い
トレーラーコンパクトで気軽小型犬や短期滞在向き
一棟貸しグランピング専用庭・専用BBQ多頭飼いや大型犬に向く

犬連れで選ぶなら、ドッグランの有無より「客室から外へ出る動線」が重要です。共有ドッグランまで距離がある施設より、客室直結の専用ドッグランやフェンス付き庭がある施設のほうが、夜や早朝の排泄に対応しやすくなります。

ペットと泊まれる代表的なグランピング施設

営業情報、受入条件、料金は公式サイトおよび楽天トラベル・じゃらん掲載情報を2026年4月時点で確認した内容です。季節営業やプラン変更があるため、予約前に最新情報を確認してください。

宿名所在地受入条件の目安料金・追加費用の目安特徴
LEMON FARM GLAMPING しまなみ広島県尾道市全8棟のうちペット可は2棟限定棟ごとに料金設定(公式で要確認)専用・共用ドッグラン、瀬戸内グランピング
DOG GLAMPING GT HOUSE和歌山県広川町頭数・犬種制限なし、全5棟宿泊可プランで確認全棟犬同伴可、プライベート空間
Rakuten STAY VILLA 富士河口湖の森山梨県富士河口湖町小型〜大型犬2頭までの掲載宿泊代に含む掲載森のヴィラ、サウナ、ウッドデッキ
Rakuten STAY VILLA 富士山中湖山梨県山中湖村103・104のみ、30kg未満目安2頭まで宿泊代に含む掲載山中湖徒歩圏、BBQプラン
奥州秋保温泉 蘭亭 グランシーズン宮城県仙台市ドッグラン付きペット同伴ドームありプランで確認温泉旅館併設、BBQハウス
星のや富士山梨県富士河口湖町S Cabin愛犬ルーム、20kgまで2頭の掲載例1匹5,093円の掲載例グランピング型高級リゾート

本格的に犬中心で過ごすなら、全棟ペット可のDOG GLAMPING GT HOUSEのような施設が候補になります。LEMON FARM GLAMPING しまなみのように一部棟限定でペット可の施設は、空室状況によって希望日に予約できないこともあるため早めの確認が必要です。大型犬や多頭飼いでは、頭数制限なし、専用ドッグラン、売店以外同伴可などの条件がある施設を優先すると過ごしやすくなります。

富士五湖のRakuten STAY系や星のや富士は、人の快適性も重視したグランピング・ヴィラ型です。犬が入れる範囲がリビングやテラスに限定される場合があるため、寝室や浴室の利用ルールを確認してください。

料金の目安と予約のコツ

グランピングはホテルより高く見えることがありますが、夕食BBQ、朝食、客室設備、ドッグラン利用料が含まれている場合があります。料金比較では、宿泊代、犬の追加料金、食材付きプラン、BBQ機材、清掃費を合計で見ましょう。

料金項目確認ポイント
基本宿泊料1棟料金か人数料金か
犬の追加料金2頭まで無料か、1頭ごと加算か
食材費BBQ食材付きか素泊まりか
暖房・冷房冬季・夏季の快適性
ドッグラン専用か共有か、無料か

予約の狙い目は平日と梅雨明け前、紅葉前の平日です。夏休みと連休は料金が上がり、犬連れ客も増えるため、ほかの犬が苦手な場合は避けたほうが無難です。

ペット可グランピングの注意点

テント型は音が響きやすく、外の人声や犬の声に反応しやすい犬には向かないことがあります。吠えやすい犬、物音に敏感な犬は、壁のあるコテージやヴィラ型を選びましょう。

夏はテント内が暑くなりやすく、冬は足元が冷えます。空調付きでも、停電や夜間の気温変化に備えて、クールマットや防寒マットを用意してください。焚き火やBBQでは、犬が火元や串、落ちた食材に近づかないようリード管理が必要です。

持ち物

持ち物用途・補足
ロングリード専用庭やドッグラン以外で使う
防水マットテラス、芝生、床の汚れ対策
虫よけ夏の森・水辺で必要
クールウェア・防寒着季節差に対応
足拭きタオル芝生、土、雨上がり後に使用
常備薬山間部では夜間動物病院が少ない

屋外時間が長いグランピングでは、普段より犬が疲れます。昼寝できる静かな場所、日陰、水飲み場を確保してください。

まとめ

ペットとグランピングを楽しむなら、宿の見た目だけでなく、犬が入れる範囲、専用ドッグラン、空調、音環境、BBQ中の安全を確認しましょう。大型犬や多頭飼いは、頭数・犬種制限なしの施設や一棟貸し型が向いています。

キャンプより快適でも、屋外滞在ならではの暑さ、寒さ、虫、音への対策は必要です。犬の性格に合わせて、テント型かコテージ型かを選ぶことが満足度を左右します。

犬連れグランピングで避けたい失敗

グランピングで失敗しやすいのは、写真の雰囲気だけで選んでしまうことです。テントが美しくても、隣の棟との距離が近い、ドッグランが共有で混む、夜に外の音が響く、雨の日に犬を排泄させる場所がないといった問題が出ることがあります。

また、BBQ中は犬にとって危険が多い時間です。串、熱い鉄板、落ちた玉ねぎ、アルコール、炭、焚き火に近づかないよう、リードフックやサークルを使えるか確認しておきましょう。食事中に犬を自由にしておくより、安全な場所で休ませるほうが安心です。

季節別の選び方

春と秋はグランピングに向く季節ですが、朝晩の冷え込みがあります。ドームテントやコテージの暖房、犬用ブランケット、床の冷え対策を確認してください。夏は空調付き客室、日陰、犬用水遊びスペースがある施設を選ぶと快適です。

冬のグランピングは非日常感がありますが、犬の防寒と路面凍結に注意が必要です。短毛種や小型犬は外時間を短くし、室内で休む時間を長くしてください。雨や雪の日でも客室内で犬が落ち着ける広さがあるかが重要です。

予約前チェックリスト

予約前には、犬が入れる棟、頭数、犬種制限、室内フリー可否、ベッド利用、専用ドッグランの有無、共有部のリードルール、雨天時の排泄場所を確認しましょう。グランピング施設は自然の中にあることが多く、夜間にスタッフが常駐しない場合もあります。

山間部や島の施設では、近くの動物病院まで距離があることもあります。持病のある犬やシニア犬は、移動時間と緊急時の連絡先まで確認してから予約してください。

初めてのグランピングでは、食材付きプランより素泊まりや朝食付きのほうが犬のペースに合わせやすい場合があります。BBQ時間が固定されると、犬の排泄や休憩と重なることがあるためです。調理済みの惣菜や簡単な食材を持ち込み、無理なく食事を済ませる選択肢も用意しておきましょう。

チェックアウト日は朝露で芝生やウッドデッキが濡れていることがあります。犬の足拭きと車内用タオルを別に用意し、濡れたまま車に乗せないようにすると帰宅後の手入れも楽になります。

夜間の物音に敏感な犬なら、耳慣れたブランケットや音の出るおもちゃも役立ちます。


数値の参照元

  • 宿の営業情報・受入条件・料金: 各宿公式サイトおよび楽天トラベル・じゃらんの掲載情報(2026年4月確認)
  • 掲載数値・受入条件は変更されることがあります。予約前に必ず公式サイトをご確認ください