野毛山動物園は、犬を連れての入園はできません。補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)を除き、ペット類の持ち込みが禁止されています。
一方、動物園に隣接する野毛山公園はリード着用で犬と自由に散歩できます。標高約50mの高台にある公園で、展望台からはランドマークタワーやベイブリッジ、コスモクロック21が一望できるロケーション。動物園には入れなくても、公園エリアだけで十分に楽しめる散歩スポットです。
この記事では、野毛山動物園と野毛山公園のペットルールをエリアごとに整理し、犬連れで歩ける散歩コースと桜木町・みなとみらい方面の寄り道先を紹介します。
エリア別ペットルール
| エリア | ペット同伴 | 備考 |
|---|---|---|
| 野毛山動物園(園内全域) | 不可 | 補助犬のみ入園可。一部見学できないエリアあり |
| 野毛山公園 展望台エリア | 可 | リード必須。ベンチ多数、景色がよい |
| 野毛山公園 芝生広場 | 可 | 日当たりがよく休憩に適している |
| 野毛山公園 南側遊具エリア周辺 | 可 | 子どもが多い時間帯はリードを短めに |
| 掃部山公園 | 可 | リード必須。野毛山公園から徒歩5分 |
| 動物園正門前の通路 | 通過のみ | 来園者との接触に注意。混雑時は迂回を推奨 |
野毛山動物園の公式サイトでは、ペットの同伴について以下のように案内されています。
ペットと一緒に入園することはできません。補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)との入園は可能ですが、一部ご覧いただけない所がございます。受付へご相談ください。
(出典: よくある質問 | 野毛山動物園公式サイト、2026年4月確認)
犬を連れて野毛山エリアに行く場合は、動物園の外側にある公園部分を散歩コースとして活用することになります。
野毛山公園の基本情報
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 所在地 | 横浜市西区老松町63-10 |
| 最寄り駅 | JR・市営地下鉄 桜木町駅(徒歩約15分)/ 京急 日ノ出町駅(徒歩約10分) |
| 面積 | 約9.1ヘクタール(うち公園部分は約5.8ヘクタール) |
| 利用時間 | 常時開放(動物園は9:30〜16:30、月曜休園) |
| 料金 | 無料 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし(近隣コインパーキング利用) |
| トイレ | 公園内に2カ所 |
| 水飲み場 | あり(犬用の低い水栓はないため、携帯ボウル推奨) |
園路は全体的に舗装が行き届いており、車いすやベビーカーも通れる幅があります。中型犬や大型犬でもすれ違いに困ることは少ないでしょう。
犬連れで歩ける散歩ルート
野毛山公園は高台(標高約50m)にあるため、どのルートでも坂道が含まれます。平坦な河川敷の散歩とは違い、足腰にほどよい負荷がかかるのが特徴です。
| コース | 距離 | 所要時間 | 高低差 | おすすめの犬種 |
|---|---|---|---|---|
| 公園一周 | 約1.5km | 30〜40分 | 約20m | 中型犬〜大型犬(坂道あり) |
| 桜木町駅往復 | 約3km | 50〜70分 | 約50m | 中型犬〜大型犬(上り坂が続く) |
| 掃部山公園回遊 | 約2km | 40〜50分 | 約15m | 全犬種(静かで落ち着いている) |
野毛山公園一周コース(約1.5km / 30〜40分)
公園の外周をぐるりと回るルートです。展望台エリアから出発し、芝生広場の脇を通って遊具エリアのある南側へ。そこから動物園の外周に沿って北上し、再び展望台に戻ります。
高低差は約20mほどで、ゆるやかな登り下りが繰り返されます。小型犬やシニア犬には少しハードに感じるかもしれません。体力が有り余っている若い中型犬・大型犬であれば、ちょうどいい運動量になります。
展望台付近にはベンチが複数あり、みなとみらいの景色を眺めながら休憩を挟めます。展望台は3階建て(高さ6.3m)で、エレベーターも設置されています。
桜木町駅から野毛山公園への往復コース(約3km / 50〜70分)
桜木町駅の南口を出て、野毛の飲食街を抜けながら坂を上り、野毛山公園に至るルートです。片道約1.5km。行きは上り坂が続くため、帰りのほうが楽に感じます。
野毛の飲食街は道幅が狭く、ランチタイムや夕方以降は人通りが増えます。犬連れで通るなら午前中がおすすめです。日ノ出町駅方面から公園に入るルートを選ぶと、住宅街の静かな坂道を歩けるため、人混みを避けたい犬にはこちらが向いています。
野毛山公園から掃部山公園への回遊コース(約2km / 40〜50分)
野毛山公園の東端から5分ほど歩くと、掃部山公園(かもんやまこうえん)に到着します。こちらも高台にある公園で、桜の季節には約200本のソメイヨシノが咲き誇ります。園内には井伊直弼の銅像が建ち、池を配した日本庭園風のエリアがあるなど、野毛山公園とは違った趣を楽しめます。
掃部山公園は横浜能楽堂が併設されている関係で、園内は比較的静か。犬が興奮しやすい環境が苦手な場合にも歩きやすい公園です。2つの公園をセットで回ると、坂道を含めた適度な距離と変化のある散歩コースになります。横浜エリアの別の公園を検討するなら 山下公園で犬と散歩。海沿いルートの歩き方と周辺スポット や 根岸森林公園は犬連れで散歩できる?広い芝生と馬の博物館周辺ルート もあわせてチェックしてみてください。
犬種別の向き不向き
| 犬種のタイプ | おすすめルート | 理由 |
|---|---|---|
| 小型犬・シニア犬 | 公園一周コース(ショートカットあり) | 坂の傾斜が選べる。芝生広場で休憩しやすい |
| 中型犬 | 桜木町往復 or 掃部山回遊 | 適度な距離と高低差で運動量を確保できる |
| 大型犬 | 掃部山回遊+桜木町往復の組み合わせ | 約5kmのロングコースになる。体力消費に十分 |
| 引っ張り癖のある犬 | 掃部山公園メイン | 動物園から離れているため、においによる興奮が少ない |
動物園エリア周辺での注意点
野毛山動物園の入口付近は、動物園に向かう親子連れと犬の散歩者が交錯するエリアです。休日の10時〜14時は来園者が集中するため、この時間帯はリードを短めに持ち、動物園正門の前を通過するのは避けたほうが無難です。
動物園の柵越しに動物のにおいが漂ってくることもあります。レッサーパンダやキリンの展示エリアに近い園路では、嗅覚の鋭い犬が急に立ち止まったり引っ張ったりすることがあります。普段は落ち着いている犬でも、動物のにおいには反応することがあるので、初めて訪れるときはリアクションを見ながら歩くとよいでしょう。
園内にはゴミ箱が少ないため、排泄物の処理袋は多めに持参してください。近隣住民の散歩コースでもあるので、マナーが悪いと犬連れの利用自体が制限される可能性があります。
季節ごとの散歩ガイド
春(3月下旬〜4月上旬)
野毛山公園は横浜有数の桜の名所で、園内には約380本のソメイヨシノが植えられています。高台から桜越しにみなとみらいのビル群を望む景色は見応えがありますが、花見シーズンの週末はレジャーシートを広げる人が多く、犬連れで歩く余白がほとんどなくなります。
桜を楽しみたいなら、平日の朝8時〜9時台が狙い目です。散歩の常連以外はまだ少なく、朝日に照らされた桜並木をゆったり歩けます。掃部山公園側も同時期に見頃を迎えるので、2つの公園をはしごする「桜ルート」が組めます。
夏(6月〜9月)
高台のため海風がわずかに入り、平地よりは涼しく感じられます。とはいえ横浜の7〜8月の平均最高気温は31〜32度で、真夏日が40日以上続く年もあります(気象庁・横浜地方気象台の過去データより)。日中のアスファルト表面温度は60度を超え、犬の肉球がやけどするリスクがあります。手の甲を地面に5秒当てて熱いと感じたら、散歩を中断する判断も大切です。
木陰の多い芝生広場周辺や、掃部山公園の日本庭園エリアは比較的涼しく歩けるポイントです。散歩の時間帯は早朝か夕方以降に限定するのが安全でしょう。
秋(10月〜11月)
イチョウやモミジの紅葉が見頃を迎え、気温も落ち着く犬の散歩に最も過ごしやすい季節です。落ち葉が積もる園路は雰囲気がありますが、雨の翌日は滑りやすいので足元に注意してください。イチョウの実(ギンナン)が落ちている区画では、犬が口にしないよう気をつけてください。
冬(12月〜2月)
空気が澄み、展望台からの眺望が一年で最もクリアになります。晴れた日にはランドマークタワーの奥に富士山が見えることもあり、冬ならではの楽しみです。坂道が凍結する日もあるため、早朝の散歩では足元に注意。日当たりのよい芝生広場で日向ぼっこしながら休憩するのが、冬場の定番の過ごし方です。
桜木町・みなとみらい方面の犬連れ寄り道スポット
野毛山公園の散歩だけで帰るのはもったいないエリアです。桜木町駅を起点に、みなとみらい方面へ足を延ばせば犬と一緒に楽しめる場所がいくつもあります。詳しくは 横浜で犬と行けるカフェ8選。みなとみらい〜元町のテラス席ガイド でもまとめています。
汽車道(桜木町駅〜新港エリア / 約500m)
桜木町駅前から新港地区へ続く海沿いの遊歩道です。明治44年に開通した臨港鉄道の線路跡を整備したもので、レールや鉄橋の構造物が残っています。車と自転車の通行が禁止されているため、犬連れの散歩に適した環境です。運河越しにみなとみらいのビル群が見え、夕方は夕日とビルのシルエットが重なる時間帯が特にきれいです。夏場は遮るものがなく路面温度が上がりやすいので、季節を選んでください。
MARINE & WALK YOKOHAMA
赤レンガ倉庫の西側にあるオープンモール型の商業施設で、敷地内はリード着用で犬と歩けます。ペット用の水飲み場も設置されており、テラス席で犬同伴可能な飲食店がいくつか入っています。ペットグッズのセレクトショップ「paw’s living」ではリードをつけたまま入店できます。
アニヴェルセルカフェ みなとみらい横浜
みなとみらいの運河沿いに立つカフェで、テラス席が犬同伴可能です。リードフックが各席に備わっており、犬用のフードメニュー(ミート&ベジプレートなど)も提供しています。パラソルヒーターがあるため、冬場のテラス席でも比較的快適に過ごせます。桜木町駅から徒歩14分ほどの距離です。
象の鼻パーク(象の鼻テラス)
大さん橋のたもとにある海沿いの公園で、リード着用で犬と散歩できます。赤レンガ倉庫から徒歩5分ほど。芝生エリアがあり、海風が心地よいスポットです。併設の「象の鼻テラス」はテラス席で犬同伴可能なカフェとして利用できます。
THE WHARF HOUSE(ザ ワーフハウス)山下公園
山下公園の最西端にあるレストランで、テラス席が犬同伴可能です。みなとみらいやベイブリッジ、東京湾を見渡せるロケーション。ランチプランは4,500円前後から、BBQプランは5,900円前後で楽しめます。散歩の締めくくりにちょうどよい立地です。
山下公園
みなとみらいからさらに東へ15分ほど歩くと山下公園に到着します。全長約750mの海沿い公園で、リード着用で犬と歩けます。氷川丸や横浜港を眺めながらの散歩は格別です。
持ち物リスト
野毛山公園は高台にあり、周辺にコンビニが少ないエリアです。桜木町駅や日ノ出町駅周辺で買い物を済ませておくのが安心です。
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 飲み水と折りたたみボウル | 公園内に犬用水栓がないため |
| 排泄物の処理袋(多め) | ゴミ箱が少ないので持ち帰り前提 |
| 滑り止めつきのリード | 坂道が多い。手が濡れているとグリップが効きにくい |
| タオル | 芝生や土の園路を歩いた後の足拭き用 |
| おやつ | 動物園周辺で犬が興奮したときの注意引き用 |
アクセス方法
| 交通手段 | ルート | 所要時間 |
|---|---|---|
| JR桜木町駅から | 南口を出て野毛坂を直進 | 徒歩約15分(上り坂) |
| 京急日ノ出町駅から | 駅前の坂を上って公園入口へ | 徒歩約10分 |
| 市営地下鉄桜木町駅から | JR桜木町駅と同経路 | 徒歩約15分 |
| 車の場合 | 専用駐車場なし | 野毛町・花咲町のコインパーキングを利用 |
京急日ノ出町駅からのルートは桜木町経由より短く、住宅街の坂道を通るため人通りが少なめです。犬が人混みを苦手とする場合はこちらが歩きやすいでしょう。
問い合わせ先
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 野毛山動物園 | 045-231-1307(受付: 9:30〜16:30、月曜休園) |
| 横浜市西区土木事務所(公園管理) | 045-242-1313 |
| 住所 | 横浜市西区老松町63-10 |
| 動物園公式サイト | 野毛山動物園 - 横浜市緑の協会 |
動物園のペットルールや公園の利用状況については、訪問前に電話で確認してください。
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参考情報
- よくある質問 | 野毛山動物園公式サイト(2026年4月確認)
- 動物園からのお願い | 野毛山動物園公式サイト(2026年4月確認)
- 横浜市の公園利用ルールは横浜市公式サイト(2026年4月確認)に基づいています
- 各カフェの営業情報は各店の公式サイトおよびSNS(2026年4月確認)に基づいています