根岸森林公園は、リード着用で犬の散歩ができます。約19ヘクタール(東京ドーム約4個分)の広大な芝生エリアと、ケヤキやクスノキなどの豊かな樹木に恵まれた環境で、犬連れの散歩に適した公園です。毎月第3土曜日にはドッグランが開催されており、横浜エリアで犬と過ごす休日の定番スポットとして根強い人気があります。

丘の上に広がる芝生を駆け上がると、歴史的な馬見所の廃墟が視界に入ってくる。振り返れば横浜の街並みとランドマークタワー。日本初の洋式競馬場の跡地に造られたこの公園は、競馬場時代の名残であるなだらかな丘陵地形が犬の散歩にちょうどいい起伏を生んでいます。

エリア別ペットルール

根岸森林公園は24時間開放されており、園内の大部分で犬の散歩が可能です。

エリアペット同伴備考
芝生広場可(リード必須)広大な芝生。ノーリード禁止
外周の園路可(リード必須)舗装路と芝生が交互に続く
梅林・桜山エリア可(リード必須)花見シーズンは混雑に注意
森のテラスカフェ周辺可(リード必須)テラス席は犬同伴OK
旧一等馬見所付近注意が必要老朽化により一部立入禁止区域あり
遊具エリア避けたほうがよい子どもが多いため犬連れには不向き
ドッグラン(開催時)可(リードなし)毎月第3土曜 10:00〜15:00

広い芝生が開放的で、つい犬のリードを外したくなる気持ちはわかりますが、ドッグラン開催日以外はノーリードでの利用は禁止されています。ピクニック・ジョギング・子ども連れなど多様な利用者がいるため、リードは必ず装着してください。排泄物の持ち帰りと、おしっこ後の水かけは基本マナーです。

ドッグランの利用方法

根岸森林公園では毎月第3土曜日にドッグランが開催されています。全日本犬訓練士連合協会の訓練士が常駐する運営体制で、犬のしつけに関するアドバイスをもらえるのが他のドッグランにはない強みです。

項目内容
開催日毎月第3土曜日(変更の場合あり)
時間10:00〜15:00
場所園内の指定エリア(芝生広場の一角)
エリア分け小型犬エリア / 中・大型犬フリーエリア
利用料無料(登録費も不要)

利用登録に必要なもの

ドッグランの利用には事前登録が必要です。登録時に以下の4点を持参してください。

  • 飼い主の本人確認書類(16歳以上。氏名・年齢・住所が確認できるもの)
  • 狂犬病予防注射済証(1年以内のもの)
  • 混合ワクチン接種証明書(1年以内の日付が確認できるもの。領収書でも可)
  • 犬鑑札

登録後に発行される会員証を当日受付で提示する形式です。会員証を紛失した場合は再登録が必要になるため、大切に保管してください。

常設のドッグランではないため、開催日以外はノーリードで犬を放すことはできません。雨天や台風時は中止になることもあります。開催スケジュールは公園の公式サイトで確認するのが確実です。

ドッグランは毎月第3土曜日に開催しています。

出典: 根岸森林公園公式サイト(2026年4月確認)

おすすめ散歩コース

外周一周コース(約2km / 所要30〜40分)

公園の外周をぐるりと一周する定番コースです。園路は舗装区間と芝生区間が交互に続き、なだらかなアップダウンが犬の筋力維持にも効果的。競馬場時代のトラック跡を彷彿とさせる緩やかなカーブが連続しており、大型犬の朝の散歩にちょうどいい距離と運動量です。

コースの途中で旧一等馬見所の建物が見えてきます。1929年にJ.H.モーガンの設計で建てられたアールデコ様式の建造物で、3連アーチの窓が並ぶ外観は独特の存在感があります。近くからの撮影は可能です。横浜の他の公園では味わえない、この歴史的建築との出会いが散歩の楽しみを一段引き上げてくれます。

芝生広場横断ショートコース(約500m / 所要10〜15分)

広大な芝生を斜めに横切るショートコース。舗装路ではなく芝生の上を歩くため、犬の肉球に優しく、シニア犬や関節に不安のある犬にも向いています。芝生は公園管理事務所によって定期的に刈り込まれており、手入れが行き届いた状態が保たれています。

芝生のなだらかな丘を上り下りするだけでも、小型犬には十分な運動になります。天気の良い日は芝生に座って休憩するのも気持ちよく、犬とベンチに並んでランドマークタワー方面を眺めるひとときは贅沢な気分です。

梅林・桜山周回コース(約1.5km / 所要25〜35分)

公園の南西側にある梅林(約100本)と桜山エリア(約400本のソメイヨシノ)を巡るルートです。2月中旬〜3月上旬は梅、3月下旬〜4月上旬は桜と、春先は約2か月にわたって花を楽しめます。

梅林はしだれ梅や白梅、紅梅が入り混じり、品種によって開花時期がずれるため長い期間にわたって花が咲いているのが特徴です。梅の時期は比較的人が少なく、犬と静かに花を楽しめる穴場の季節。桜シーズンは花見客で混雑するため、犬連れは早朝6時台の散歩に切り替えるのが賢明です。

コース距離所要時間特徴
外周一周約2km30〜40分定番の周回コース。適度なアップダウン
芝生広場横断約500m10〜15分肉球に優しい芝生のショートコース
梅林・桜山周回約1.5km25〜35分季節の花を楽しむルート

駐車場

根岸森林公園には第1駐車場と第2駐車場の2か所があります。合わせて約200台収容可能です。

駐車場台数平日料金土日祝料金
第1駐車場約100台2時間300円、以降20分50円2時間400円、以降30分100円
第2駐車場約100台2時間300円、以降20分50円2時間400円、以降30分100円

どちらの駐車場も24時間営業・年中無休です。第1駐車場は公園の北東側、第2駐車場は南西側にあり、歩くコースの起点に近いほうを選ぶと効率的に回れます。桜の季節と大型連休は午前中に埋まります。

駅からのアクセスはJR根岸駅・山手駅ともに徒歩15分ほどで、どちらのルートにも坂道があります。根岸駅からは住宅街を抜けて坂を上がるルートで、最後の5分ほどが急な坂です。バス利用なら横浜市営バス「旭台」で下車すれば、坂を上がらずに公園に入れます。

季節別の注意点

季節見どころ犬連れの注意点
春(2〜4月)梅林(2月〜)、桜(3月下旬〜)花見期は混雑。犬連れは早朝か梅林エリアを
夏(7〜8月)新緑の木陰エリア芝生広場は日差しが強い。外周路の木陰を利用
秋(10〜11月)紅葉。イチョウやモミジが色づく散歩のベストシーズン。日没が早い
冬(12〜2月)澄んだ空気でランドマークタワーが映える丘の上は風が通りやすい。防寒対策を

芝生広場は広くて開放的な反面、夏場は日陰がほとんどありません。7〜9月は舗装路の表面温度も高くなるため、手のひらを地面に5秒当てて熱いと感じたら犬を歩かせるのは避けてください。外周路の木陰を利用するか、早朝6時台・夕方18時以降の時間帯に散歩をずらすのが安全です。

秋は気温が落ち着き、風も穏やかで犬の散歩には最適の季節です。10月下旬から11月中旬にかけてイチョウの黄葉が美しく、旧一等馬見所の周辺は紅葉に囲まれた独特の雰囲気に包まれます。桜シーズンほどの混雑にはなりません。

周辺の犬連れスポット

根岸森林公園から山手方面に足を延ばすと、横浜らしい洋館エリアが広がります。

スポットエリア犬の条件
森のテラスカフェ(園内)公園内の芝生広場付近テラス席犬同伴OK
花Lab.Nocturne 元町店横浜市中区元町仲通り店内犬同伴OK
Provence Cafe横浜市中区元町パセオビルテラス席・店内犬同伴OK
Peace Flower Market & Cafe横浜市中区元町テラス席犬同伴OK

森のテラスカフェは公園の芝生広場に面した園内の飲食施設で、散歩の途中に立ち寄れるのが便利です。テラス席から芝生を眺めながらドリンクや軽食をとれます。

根岸森林公園から元町・山手エリアまでは徒歩20〜30分の距離で、途中に山手本通りの洋館群が点在しています。港の見える丘公園や外国人墓地を経由するルートは坂道が多いですが、犬連れの横浜散歩としては贅沢なコースです。各店舗のペット同伴条件は変更になる場合があるため、事前に確認してください。

根岸森林公園から足を延ばせる散歩コース

根岸森林公園を起点にして、横浜の犬連れ散歩コースを広げることもできます。

山下公園は根岸森林公園から車で約15分の場所にあります。港の景色を眺めながら犬と歩ける海沿いのコースで、根岸の丘陵地形とはまた異なる雰囲気が楽しめます。赤レンガ倉庫や大さん橋を経由するルートは横浜らしい散歩体験です。

山手本通りの洋館巡りコースは、根岸森林公園から徒歩で接続できます。イタリア山庭園、ブラフ18番館、外交官の家など、歴史的建造物の庭を犬と散策できるスポットが点在しています。坂道は多いですが、その分だけ犬の運動量も増え、飼い主のトレーニングにもなります。

連絡先・アクセス

項目内容
所在地神奈川県横浜市中区根岸台
問い合わせ根岸森林公園 TEL 045-641-9185
公式サイト根岸森林公園(横浜市緑の協会)
開放時間常時開放(24時間)
入園料無料
ドッグランあり(毎月第3土曜日 10:00〜15:00 / 登録制・無料)
交通手段ルート
電車JR根岸線「根岸駅」徒歩15分
電車JR根岸線「山手駅」徒歩15分
バス横浜市営バス「旭台」または「滝の上」下車すぐ
首都高速湾岸線 磯子ICから約10分

バス利用なら「旭台」下車が最も便利です。根岸駅・山手駅からは坂道を15分ほど歩く必要があるため、足腰の弱い犬やシニア犬を連れている場合はバスか車でのアクセスをおすすめします。

参考情報

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