江戸川河川敷は、犬連れでの散歩が可能です。河川敷は国土交通省が管理する河川区域で、基本的に「自由使用」が認められています。ただし、犬の放し飼い(ノーリード)は東京都動物愛護条例で禁止されており、リード着用が必須条件です。排泄物の持ち帰りも義務づけられています。

篠崎から江戸川水閘門まで約10kmにわたる河川敷は、対岸の千葉県市川市まで見渡せる開放感が格別です。さらに篠崎公園には無料のドッグランも併設されており、散歩とドッグランの両方を1日で楽しめるのが江戸川河川敷の強みといえます。

エリア別のペットルール

江戸川河川敷のペットに関するルールは、国土交通省 江戸川河川事務所の河川敷利用案内に基づいています。

エリアペット同伴備考
河川敷の遊歩道・芝生エリア可(リード必須)自由使用の原則により散歩可能
サイクリングロード可(リード必須)自転車との接触に注意。歩行者用スペースの利用を推奨
少年野球場・サッカー場試合中は避けるグラウンド使用中はフィールド内に入らない
篠崎公園ドッグラン可(登録制)リード不要。登録手続きが必要
河川敷駐車場犬を車に残さない夏場の車内温度は50度超になることがある

江戸川河川事務所の公式サイトでは、河川敷の利用ルールとして以下のように案内されています。

犬の放し飼い(なお、犬の放し飼いは条例で禁止されています)

出典: 国土交通省 江戸川河川事務所「河川敷」(2026年4月確認)

河川敷全域でリード着用が義務です。広い芝生を見るとリードを外したくなりますが、江戸川は水量が多く流れも速いため、犬が川に入って流された場合の救助は極めて困難です。

おすすめの散歩区間

篠崎エリア(篠崎駅から徒歩約10分)

都営新宿線篠崎駅から河川敷までは徒歩約10分。このあたりは河川敷の幅が広く、芝生のスペースが充実しています。サイクリングロードと歩行者用の遊歩道が分かれている区間もあり、自転車との接触リスクが低いのが犬連れにとって安心な点です。

篠崎ポニーランドの周辺は開けた芝生が広がっており、犬をゆったり歩かせるのに適しています。週末は少年野球やサッカーの試合で賑わうため、グラウンド付近は避けて芝生エリアを選んでください。

小岩〜江戸川駅エリア(江戸川駅から徒歩約5分)

京成江戸川駅から河川敷への距離が短いのが利点です。野球場やサッカー場が整備されているエリアですが、グラウンド以外のスペースは比較的空いており、犬連れでゆったり歩けます。

土手の上を歩くルートもあり、少し高い位置から川を見下ろしながらの散歩が楽しめます。夏の夕方は川面から涼風が吹いて、日中の蒸し暑さがうそのように感じられる瞬間があります。

江戸川水閘門周辺(江戸川駅から徒歩約15分)

江戸川と旧江戸川の分岐点にある水閘門周辺は、水辺の景観が独特です。巨大な水閘門の構造物と川の流れを眺めながらの散歩は、他の河川敷では味わえない体験になります。水辺に近い区間があるため、犬が川に入らないようリードの管理を徹底してください。

区間距離(片道)所要時間向いている犬
篠崎エリア周回約3km40〜50分全犬種。芝生が多く小型犬も快適
小岩〜江戸川駅約2km25〜35分中型犬〜大型犬。土手上ルートあり
江戸川駅〜水閘門約1.5km20〜30分全犬種。水辺の景観が魅力
篠崎〜水閘門ロング約5km(片道)1〜1.5時間大型犬。しっかり歩きたい犬向け

篠崎公園ドッグランの利用方法

江戸川河川敷のすぐ西側に位置する篠崎公園(B地区)には、約2,000平方メートルのドッグランが設置されています。都立公園のドッグランとしては都内有数の広さで、大型犬でも十分に走り回れるスペースがあります。

項目内容
利用料金無料
利用時間24時間(夜間は街灯のみ)
エリア分け小型犬エリア(体重8kg未満)/ フリーエリア(中・大型犬含む全犬種)
面積約2,000平方メートル
登録都立公園ドッグラン共通利用登録が必要

登録に必要な書類

利用にはドッグラン共通利用登録が必要です。Web申請が導入されており、オンラインで手続きが完了します。

  • 利用登録申込書(窓口で配布、またはHPからダウンロード)
  • 犬鑑札(当該年度のもの)
  • 狂犬病予防注射済票(当該年度のもの)
  • 3種以上の混合ワクチン予防接種証明書(接種後1年以内のもの)

4点すべてが必要です。書類不備があると登録できないため、事前に揃えてから訪問してください。Web申請の場合は狂犬病予防注射済票の画像のみで手続きが進みますが、初回利用時に現地でその他の書類の確認を求められることがあります。

窓口での登録は、篠崎公園サービスセンターで年末年始(12/29〜1/3)を除く毎日9:00〜16:30に受け付けています。都立12公園のドッグラン共通登録となるため、一度登録すれば篠崎公園以外の都立公園ドッグランでも利用可能です。

季節ごとの散歩のポイント

春(3〜4月)は菜の花が河川敷の土手を黄色く染め、桜と合わせた風景が美しい季節です。気候は穏やかですが、河川敷は風が強い日があるため、軽い小型犬はリードをしっかり持ってください。

夏(7〜8月)の河川敷は日陰がほぼゼロです。日中のアスファルトや砂地の表面温度は50度を超えることがあり、犬の肉球のやけどにつながります。散歩は朝7時前か夕方17時以降に限定してください。早朝は川面から涼風が吹くため、意外と気持ちよく歩けます。

秋(9〜11月)はすすきが揺れる風景と夕日が美しく、散歩に最適な時期です。日没が早くなるため暗くなる前に帰路につく計画を。河川敷の照明は限定的で、暗い時間帯は足元が見えにくくなります。

冬(12〜2月)は河川敷特有の強い北風が吹きさらしになります。体感温度は気温より5〜10度低く感じることがあるため、防風性のある上着と手袋は必携です。空気が澄んで遠くまで見渡せる冬の朝は、スカイツリーや富士山が見えることもあります。

駐車場情報

駐車場料金営業日備考
上篠崎河川敷駐車場1時間300円、以後20分100円、最大1,200円通年篠崎エリアに最も近い
北小岩河川敷駐車場1時間300円、以後20分100円、最大1,200円通年小岩エリアに便利
篠崎ポニーランド付近土日祝のみ無料土日祝台数少。早い者勝ち

週末にスポーツの試合がある日は駐車場が満車になることがあります。河川敷への車両乗り入れは指定された駐車場以外では禁止です。

電車でのアクセス

篠崎エリアへは都営新宿線の篠崎駅が最も便利で、河川敷まで徒歩約10分。小岩エリアへは京成本線の江戸川駅が最寄りで、河川敷まで徒歩約5分。JR総武線の小岩駅からは徒歩約20分ですが、途中の商店街を歩く道のりも散歩の一部として楽しめます。

周辺の犬連れスポットとカフェ

河川敷の散歩とセットで回れる周辺スポットを紹介します。

CAFE HAN(カフェ ハン)は篠崎公園のドッグランから近い場所にあるドッグカフェで、店内犬同伴OKです。来店客のほぼ全員が犬連れという環境のため、犬が落ち着いて過ごせる雰囲気があります。河川敷散歩とドッグランを楽しんだ後の休憩に最適の立地です。

カフェ アンジェは篠崎公園B地区のすぐそばにあり、テラス席で犬連れ可能。パンケーキが評判で、散歩帰りのブランチにちょうどよいメニューが揃っています。

わん! リトルガーデン(江戸川区内)はガラス温室をリノベーションしたユニークなカフェで、ドッグランも併設されています。JR小岩駅から錦27-2系統バスで「江戸川文化センター前」下車、徒歩約10分。河川敷散歩とは別の日に改めて訪れるのもよいでしょう。

各店舗の営業時間や犬の同伴条件は変更される場合があるため、訪問前に電話やSNSで確認することをおすすめします。

問い合わせ先

河川敷の利用ルールや駐車場の開放日など、不明な点がある場合は管理事務所に直接確認するのが確実です。

項目内容
管理者国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所
電話04-7125-7311(代表)
所在地千葉県野田市宮崎134
公式サイト江戸川河川事務所
篠崎公園ドッグラン篠崎公園サービスセンター 03-3670-4080

参考情報

  • 国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所「河川敷」(2026年4月確認)
  • 江戸川区「犬の散歩・フン害などについて」(2026年4月確認)
  • 東京都建設局「篠崎公園ドッグラン利用案内」(2026年4月確認)

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