雨の日でも犬の散歩は欠かせません。特にトイレを外でしかしない犬の場合、雨だからと散歩を中止するわけにはいかないでしょう。雨の中の散歩は犬も飼い主もストレスがたまりやすく、帰宅後の後片付けも手間がかかります。

この記事では、雨の日の散歩を快適にするためのグッズと、帰宅後のケアについてまとめました。

雨の日の散歩で揃えたいグッズ一覧

雨の日の散歩に必要なグッズを、犬用と飼い主用に分けて整理しました。

グッズ用途価格帯優先度
犬用レインコート体の濡れ防止1,000〜8,000円高い
犬用レインブーツ足の汚れ防止1,000〜6,000円中程度
防水リードリードの水濡れ防止1,500〜3,000円低い
飼い主用レインウェア両手を空けられる3,000〜20,000円高い
速乾タオル帰宅後の体拭き500〜2,000円高い
足拭きマット玄関での足拭き600〜3,000円高い
ウンチ袋(防水タイプ)排泄物の処理300〜800円高い
散歩用ライト暗い雨天時の視認性500〜1,500円中程度

最も優先度が高いのは犬用レインコートと速乾タオルです。この2つがあるだけで、帰宅後のケアにかかる時間が大幅に短くなります。

犬用レインコートの選び方

犬用レインコートはタイプによってカバー範囲と着脱の手軽さが異なります。

タイプカバー範囲着脱の手軽さおすすめシーン価格帯
フルカバー型背中+腹部+脚やや面倒本降りの日、長時間の散歩2,500〜8,000円
マント型背中のみ簡単小雨、短い散歩1,000〜2,500円
ポンチョ型背中+側面簡単小〜中程度の雨1,500〜3,500円
セパレート型背中+腹部+脚(分離式)やや面倒泥はねが気になる環境3,000〜6,000円

フルカバータイプは雨をしっかり防げる反面、着脱に時間がかかります。マントタイプは着脱が簡単ですが腹部やお尻が濡れやすく、使い分けが大切です。

おすすめ製品の比較

製品名タイプサイズ展開価格特徴
モンベル ドッグレインスーツフルカバー1号〜20号5,390〜7,590円独自の防水透湿素材。蒸れにくい。フード付きで頭も保護
RUFFWEAR サンシャワーレインジャケットフルカバーXS〜XL5,000〜8,000円アウトドアブランドの高品質品。耐久性が高い
ペティオ レインコートポンチョS〜3L1,500〜2,500円コスパが良い。反射テープ付きで夜間も安心
ドギーマン アメコートマントSS〜LL1,200〜2,000円着脱が最も簡単。初めてのレインコートに
アイリスオーヤマ レインポンチョポンチョS〜XL1,000〜1,800円安価で試しやすい

モンベルのドッグレインスーツは、人間用レインウェアで定評のあるモンベルが犬向けに開発した製品で、防水透湿性に優れています。サイズ展開が1号(チワワなど超小型犬)から20号(大型犬)まで幅広く、サイズ合わせがしやすいのも利点です。価格帯は高めですが、本降りの日や長時間の散歩が多い飼い主には投資に見合う品質でしょう。

サイズ選びは首周り、胴周り、着丈の3箇所を計測してから選んでください。きつすぎると犬が嫌がり、ゆるすぎると走っているうちにずれます。迷ったら1サイズ大きめを選び、マジックテープやバックルで調整する方が失敗しにくいです。

犬がレインコートを嫌がる場合は、室内で着せて慣らす練習から始めましょう。着せたらおやつをあげる、少し着せたらすぐ脱がせる。こうした段階的な慣らしを3〜5日間、毎日5分程度続ければ、多くの犬はレインコートを受け入れるようになります。フード付きの製品はフードを嫌がる犬もいるため、フードを外したり後ろに折り返したりして対応できるものを選ぶと便利です。

犬用レインブーツは必要か

犬用のレインブーツ(防水シューズ)は、足の汚れを防ぐグッズとして販売されています。帰宅後に足を洗う手間を省けるメリットがある一方、実際には多くの犬がブーツを嫌がります。

製品名タイプ価格特徴
Pawz ラバーブーツ使い捨て風船型12個入り1,200〜1,800円薄手で犬の感覚を妨げにくい。1回あたり約100〜150円
Muttluks All Weather靴型4足セット4,000〜6,000円耐久性が高い。凍結路面にも対応
ドックドッグ いぬくつ靴型4足セット2,000〜3,500円国産ブランド。日本犬の足型に合いやすい

ブーツを受け入れてくれる犬であれば非常に便利です。マンション暮らしで散歩後にエレベーターやエントランスの床を汚したくない場合は検討する価値があるでしょう。

Pawzのラバーブーツは風船のような素材を足にはめるタイプです。薄手のため犬が地面の感触を感じられ、通常の靴型より嫌がりにくい傾向があります。初めて履かせるときは、室内で前足2本だけから始め、慣れたら4本すべてと段階を踏むと成功しやすいです。

飼い主側のレインウェア

犬の散歩では両手を使う場面が多いため、傘よりもレインウェア(レインジャケット+レインパンツ)の方が動きやすいです。ウンチ袋やおやつ袋の出し入れ、リードの持ち替えなど、両手が必要な動作はひんぱんに発生します。

価格帯特徴代表的な製品
3,000〜5,500円基本的な防水性。短時間の雨散歩向きワークマン イナレムストレッチレインスーツ(5,500円)
5,000〜10,000円透湿性あり。蒸れにくい。1時間以上の散歩向きコロンビア シンプソンサンクチュアリII
10,000〜20,000円ゴアテックス等の高透湿素材モンベル ストームクルーザー

レインウェアを選ぶ際は、防水性だけでなく透湿性を重視してください。透湿性が低いと内側が蒸れて不快になり、結局汗で濡れてしまいます。

ワークマンの「イナレムストレッチレインスーツ」(5,500円)は耐水圧20,000mm、透湿度25,000g/m2/24hという高い防水透湿性能を備えており、犬の散歩用として愛用する飼い主が多い製品です。ストレッチ素材で犬を抱き上げる動作も楽にでき、反射材も付いています。ゴアテックス採用のモンベル製品と比べて3分の1以下の価格で、実用性能はかなり近いレベルにあります。

レインハットやキャップを併用すると、顔に当たる雨粒を防げて視界を確保しやすくなります。防水加工のキャップは1,000〜2,000円程度で購入できます。

帰宅後のケアとグッズ

雨の散歩から帰ったら、犬の体を乾かすケアが必要です。濡れたまま放置すると体温が低下してお腹を壊したり、雑菌が繁殖して皮膚炎や悪臭につながるリスクがあります。

玄関での足拭き

玄関に足拭きマットを敷いておくと、室内に泥汚れが入るのを防げます。ニトリの「吸水マット」(600〜1,200円)はマイクロファイバー素材で吸水力と速乾性が高く、洗濯機で洗えるため衛生的です。

犬の体を拭く順番は、足裏、腹部、背中と頭の順です。足裏は指の間に泥が挟まっていることもあるため丁寧に拭き取りましょう。

足洗い専用のシリコンカップ(800〜1,500円)を使うと、少量の水で効率的に泥汚れを落とせます。カップに水を入れて犬の足を出し入れするだけの仕組みで、ダイソーでも類似品(330円)が販売されています。

タオルドライとドライヤー

速乾タオル(マイクロファイバータオル)は通常のタオルより吸水力が高く、犬の体を効率よく拭けます。アイオンの「超吸水ペットタオル」(800〜1,200円)は絞るだけで吸水力が復活し、小型犬なら1枚で全身を拭ききれます。通常のタオルの約3倍の吸水力があり、雨の散歩後には欠かせないアイテムです。大型犬の場合はバスタオルサイズのマイクロファイバータオルを2枚用意しておくと安心です。

ドライヤーで乾かす場合は、犬との距離を30cm以上保ってください。トイプードルやシーズーなど被毛が密な犬種は、タオルドライだけでは水分が残りやすいため、ドライヤーとブラッシングを併用してしっかり乾かすことが皮膚の健康を守るうえで大切です。

雨散歩後のお手入れルーティン

帰宅後のケアを効率化するために、動線を整えておくと楽になります。

ステップ場所所要時間必要なもの
レインコートを脱がせる玄関1分
足洗い・足拭き玄関3〜5分足洗いカップ、タオル
全身を拭く玄関〜脱衣所3〜5分速乾タオル2枚
ドライヤーで乾かす脱衣所5〜15分ドライヤー、ブラシ
レインコートを洗って干す洗面所2分

この流れを毎回同じにしておくと、犬も慣れて大人しく待ってくれるようになります。レインコートを着せていた場合は拭く範囲が減り、全体で10〜20分程度で済みます。レインコートなしの場合は15〜30分を見込んでおきましょう。

雨の日散歩を楽にするコツ

散歩のルートを雨の日用に短縮しておくと、無理なく続けられます。通常30分のコースを15〜20分に短縮し、トイレを済ませたら早めに切り上げるのが現実的です。

散歩の時間帯にも工夫の余地があります。梅雨の時期は朝の方が雨が弱いことが多いため、朝の散歩を優先し、夕方は雨が強ければ室内遊びに切り替える判断もできます。Yahoo!天気の雨雲レーダーで1時間先の雨量を確認してから出発すると、強い雨に当たるリスクを減らせます。

マンション住まいの場合、共用部(エントランス、エレベーター、廊下)を犬が濡れたまま歩くと床が汚れてクレームにつながることがあります。玄関でしっかり拭いてから室内に入るか、カバー付きのペットカートを使って共用部では犬を乗せて移動するとトラブルを防げます。

犬種によって雨への耐性は異なります。ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなど水猟犬の血統を持つ犬種は雨を気にしない個体が多い一方、チワワやイタリアングレーハウンドなど寒さに弱い犬種は雨に濡れると体温が急激に下がりやすいため、フルカバータイプのレインコートを着せて散歩時間も短めに切り上げるのが安全です。

参考情報

製品情報と価格は各メーカー公式サイト(モンベル、ワークマン、ペティオ、アイオン等)および主要ECサイトの掲載価格(2026年4月確認)を参考にしています。ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」の防水透湿性能はワークマン公式オンラインストアの製品仕様に基づきます。雨天時の犬の散歩に関する健康上の注意点は、PETOKOTO等のペットメディアの獣医師監修記事を参照しました。

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