長居公園は大阪市東住吉区にある総面積65.7ヘクタールの総合公園で、リード着用であれば犬の散歩ができます。Osaka Metro御堂筋線の長居駅3番出口を出るとすぐ目の前が公園入口という交通の便の良さもあって、大阪市内で犬を飼っている人にとって日常的な散歩先になっています。

外周約2.8kmの舗装路、木陰が豊かな南側の自然エリア、雑木林を歩く「郷土の森」など、犬の体格や性格に合わせてルートを選べるのがこの公園の魅力です。一方で長居植物園をはじめとする有料施設はペット同伴不可のため、散歩エリアの把握が欠かせません。この記事では犬連れで長居公園を楽しむための情報を網羅的にまとめています。

長居公園で犬が入れるエリア・入れないエリア

長居公園の広大な敷地には、犬同伴で歩ける場所とそうでない場所があります。特に長居植物園はペット不可を明示しており、公式FAQには次のように記載されています。

申し訳ございませんが、ペットを連れてのご入園はお断りしております。

(出典: 大阪市立長居植物園 公式FAQページ)

補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)は入園可能です。

公園全体のエリアごとの犬同伴ルールを整理しました。

エリア犬同伴備考
公園内の園路・広場・芝生リード着用必須、排泄物の持ち帰り
外周コース(舗装路)ジョギング・自転車との共用路
万葉のみち・郷土の森比較的人が少なく静かなエリア
長居植物園(有料)不可補助犬を除き同伴不可
自然史博物館不可屋内施設のためペット不可
ヤンマースタジアム長居不可試合・イベント時は周辺も混雑
ヨドコウ桜スタジアム不可セレッソ大阪ホームスタジアム
長居球技場不可スポーツ施設内は立入不可

大阪市の公園条例に基づき、園内ではリードを短く持って犬を飼い主の横に保つ歩き方が求められます。排泄物の持ち帰りに加え、おしっこの処理用に水入りペットボトルも必ず携帯してください。噛み癖のある犬には口輪の装着が推奨されています。

犬連れにおすすめの散歩コース3選

長居公園の散歩コースは大きく3つに分かれます。それぞれ距離と雰囲気が違うため、愛犬の体力や性格に合わせて選べます。

外周コース(約2.8km / 40〜50分)

公園を1周する定番の散歩ルートです。舗装された平坦な道が続き、地面には1kmごとの距離表示が刻まれているためペースをつかみやすいのが特徴。園路に沿ってクスノキやケヤキの大木が並んでおり、木陰が多い区間は夏場でも日差しを避けながら歩けます。

途中にベンチや水飲み場が複数あり、犬の休憩ポイントにも困りません。朝7時〜8時ごろは犬連れの散歩者が特に多く、犬同士のあいさつをする光景も日常的な風景になっています。ジョギングや自転車の利用者も多いため、すれ違うときはリードを短めに持ってください。

南側自然エリアコース(約1.5km / 20〜30分)

公園南側にある「万葉のみち」と呼ばれる植栽豊かなエリアを中心に歩くルートです。北側のスポーツ施設周辺と比べて人通りが少なく、静かな散歩を楽しめるのが魅力。万葉集に詠まれた植物に関する解説板が園路に沿って設置されていて、季節の草花を眺めながらゆったり歩くのに向いています。

他の犬が苦手な犬や、人混みを避けたいシニア犬の散歩先として特に適しているコースです。小型犬ならこの区間だけで十分な運動量になります。

郷土の森周辺コース(約1km / 15〜20分)

大阪の自然林を再現した「郷土の森」エリアを中心とした短距離コース。雑木林の中を抜ける区間があり、街中の公園とは思えない静けさのなかで森林浴のような散歩を味わえます。

距離が短いため、足腰の弱いシニア犬や体力の少ない超小型犬の散歩にちょうどよいルートです。落ち葉が厚く積もる秋冬は足元が滑りやすくなるため、犬の足元にも気を配ってください。

コース名距離所要時間おすすめの犬
外周コース約2.8km40〜50分中型犬・大型犬。しっかり歩きたい犬
南側自然エリア約1.5km20〜30分小型犬・シニア犬。静かな環境を好む犬
郷土の森周辺約1km15〜20分超小型犬・足腰の弱いシニア犬

犬の体格別おすすめエリアと注意点

長居公園は広いぶん、犬の体格や気質によって散歩しやすいエリアが異なります。体格別のおすすめポイントと注意点をまとめました。

小型犬(チワワ・トイプードル・ポメラニアンなど)は、南側自然エリアか郷土の森周辺が向いています。外周コースはジョギングや自転車の往来が多く、体の小さい犬にとっては接触リスクが高くなります。外周を歩く場合は園路の端を選び、ランナーが近づいたら犬を自分の体の内側に寄せるようにしてください。芝生広場でのんびり休憩を挟みながら歩くスタイルもおすすめです。

中型犬(柴犬・コーギー・ビーグルなど)には、外周コース1周がちょうどよい運動量。朝の時間帯に外周を歩いている飼い主には中型犬が多く、犬同士の交流も生まれやすい環境です。体力のある犬なら外周1周に加えて南側エリアを組み合わせると、約4kmのロングコースになります。

大型犬(ラブラドール・ゴールデンレトリバー・ジャーマンシェパードなど)は、外周コースの1〜2周が基本になります。園路は幅が広く舗装されているため大型犬でもすれ違いに困ることはありません。ただし芝生広場で遊ぶ子ども連れの家族が多い休日は、大型犬の姿に驚く人もいるためリードを特に短く持つ配慮が求められます。長居公園にはドッグランがないため、リードを外して走らせることはできない点に注意してください。

犬の体格おすすめコース推奨運動量注意点
小型犬南側自然エリア / 郷土の森1〜2km自転車・ランナーとの接触に注意
中型犬外周コース1周2〜4km朝の時間帯が犬仲間と会いやすい
大型犬外周コース1〜2周3〜6km休日の芝生広場は家族連れが多い

季節ごとの犬連れ散歩ポイント

長居公園は四季を通じて犬の散歩に使えますが、季節ごとに注意すべき点が変わります。

春(3〜4月)は園路沿いの桜並木が見事で、花見シーズンの週末は芝生エリアに場所取りのシートが広がります。ブルーシートの隙間で犬が他人の食べ物に近づくトラブルが起きやすいため、犬連れなら平日か早朝の散歩が安心です。

夏(7〜8月)の大阪は気温35度を超える日が続き、アスファルトの表面温度は日中60度近くまで上がることがあります。この温度は犬の肉球にダメージを与えます。散歩は朝6時台か夕方18時以降に限定し、木陰の多い南側コースを選ぶのが鉄則です。水分補給用のボトルを多めに持参し、犬用の折りたたみ水飲み皿もあると便利です。手の甲を5秒間アスファルトに押し当てて熱いと感じたら散歩を見送る、という判断基準を覚えておくと安全です。

秋(10〜11月)はイチョウ並木が黄金色に染まるトンネルを歩ける季節。メタセコイアの紅葉も趣深く、犬と一緒に写真を撮る飼い主の姿が増えます。気温も落ち着くため、外周コースを2周するなど距離を伸ばしやすい時期です。

冬(12〜2月)は利用者が減り、園内が最も空く季節。大阪は東京と比較して冬の気温がやや高めですが、風が吹く日は体感温度が下がるため短毛種や小型犬には防寒着があると安心です。セレッソ大阪のオフシーズンと重なるホームゲームのない平日は、外周コースを快適に歩ける絶好のタイミングです。

季節を問わず気をつけたいのが、ヤンマースタジアム長居(収容約47,000人)やヨドコウ桜スタジアム(収容約24,500人)でのスポーツイベントやコンサートの開催日です。セレッソ大阪の試合日は特に人が集中し、キックオフの2時間前から試合終了後1時間ほどは園内が騒がしくなります。応援の歓声や拡声器の音に犬が怯える場合があるため、音に敏感な犬を連れている飼い主はイベント日を避けてください。長居公園公式サイト( https://nagaipark.com/ )のイベントカレンダーと、セレッソ大阪の試合日程( https://www.cerezo.jp/matches/ )を散歩前にチェックする習慣をつけると安心です。

駐車場の料金と台数

長居公園には3か所の主要駐車場があり、合計740台以上を収容できます。

駐車場台数料金(通常日)最大料金営業時間
タイムズ ヤンマースタジアム前(中央)約255台平日: 60分350円 / 土日祝: 30分300円平日1,000円 / 土日祝2,000円24時間
タイムズ長居公園地下(南側)約228台40分220円通常日900円8:00〜21:00
タイムズ長居植物園前(南)約70台30分220円平日880円 / 土日祝990円24時間

地下駐車場は21時で閉まるため時間外の出庫ができません。犬と長居する場合は24時間営業のタイムズが安心です。セレッソ大阪のホームゲームやコンサート開催日はイベント特別料金が設定されることがあるため、公園公式サイトで事前に確認してください。

犬連れで短時間の散歩なら、JR阪和線の鶴ケ丘駅高架下のコインパーキングが比較的安い穴場です。公園南口まで徒歩5分ほどで到着できます。

長居公園周辺のペット可カフェ・レストラン5選

散歩のあとに立ち寄れる犬同伴可能な飲食店を紹介します。営業時間や犬連れルールは変更になる場合があるため、訪問前に各店舗へ確認してください。

BISTRO HOUSE PALPITANT(ビストロハウス パルピタン)は、長居公園エントランス広場にあるカジュアルフレンチレストランです。ヤンマーグループが運営しており、南側のテラス席28席がペット同伴可。新鮮な野菜や厳選された食材を使った料理を、公園の緑を眺めながら犬と一緒に楽しめます。旧ヤンマーマルシェ長居を全面リニューアルした店舗で、店内94席・テラス28席の合計122席。営業時間は8:00〜21:00(L.O.20:00)、月曜定休です(公式情報に基づく、2026年5月確認)。

オッターテイル(Otter Tail)は2025年2月に大阪市東住吉区南田辺エリアへ移転したドッグカフェ兼トリミングサロンです。全席犬同伴OKで、小型犬から大型犬まで入店できます。犬用メニューや犬用BOXチェアの貸し出しがあり、ロコモコやトーストが人気メニュー。長居公園からは少し距離があるため、訪問前に最新の住所・営業時間を公式サイト( https://ottertail.jp/ )で確認してください。

TSUTAYA BOOKSTORE 長居公園店はカフェスペースのテラス席でペット同伴が可能。公園内に位置しているため散歩途中の休憩にちょうどよい立地で、コーヒーを飲みながら犬とひと休みできます。

保護犬パーク長居店(大阪市住吉区長居東4-11-5)は保護犬とふれあえるカフェと屋内ドッグランを併設した施設です。入場料は大人550円(税別)で時間制限なし(土日祝は90分制)。トリミングサロンも併設しています。自分の犬を連れていく場合のルールは事前に店舗へ確認してください(TEL 06-6115-8611)。

FBX COFFEE ROASTERS(長居公園内)は自家焙煎コーヒーを提供するカフェで、テラス席で犬同伴ができます。散歩の休憩がてらスペシャルティコーヒーを楽しめる穴場的な一軒。

店名犬同伴エリア特徴
BISTRO HOUSE PALPITANTテラス席28席本格フレンチ、朝食から利用可
オッターテイル全席OKドッグカフェ、犬用メニュー充実
TSUTAYA BOOKSTORE 長居公園店テラス席公園内の好立地
保護犬パーク長居店屋内ドッグランふれあい体験もできる
FBX COFFEE ROASTERSテラス席自家焙煎スペシャルティコーヒー

なお、長居公園にはドッグランが設置されていません。リードを外して愛犬を走らせたい場合は、堺市北区の大泉緑地に事前登録なしで使える無料の小型犬専用ドッグランがあります。長居公園から車で約20分の距離です。

アクセス・基本情報

項目内容
所在地大阪府大阪市東住吉区長居公園1-1
電話06-6694-9007(長居パークセンター)
最寄り駅Osaka Metro御堂筋線「長居」駅 3番出口すぐ / JR阪和線「長居」駅 徒歩5分 / JR阪和線「鶴ケ丘」駅 徒歩3分(南口側)
開園時間常時開放(有料施設は個別の営業時間あり)
入園料無料
公式サイトhttps://nagaipark.com/

まとめ

長居公園はリード着用で犬の散歩ができる大阪市内屈指の大型公園です。外周2.8kmの定番コースに加え、静かな南側自然エリアや森林浴ができる郷土の森など、犬の体格や性格に合わせたルート選びができるのが大きな魅力です。

散歩後にはテラス席でペット同伴できるBISTRO HOUSE PALPITANTや、全席犬OKのオッターテイルなど周辺の飲食店も充実しています。セレッソ大阪の試合日やイベント開催日は混雑するため、事前にスケジュールを確認してから出かけるのがおすすめです。

最新の利用ルールやイベント情報は長居公園公式サイトでご確認ください。

参考情報

  • 公園の基本情報・ペットルールは長居公園公式サイト( https://nagaipark.com/ 、2026年4月確認)に基づいています
  • 長居植物園のペット同伴不可については大阪市立長居植物園公式FAQ( https://botanical-garden.nagai-park.jp/guide/faq/ 、2026年4月確認)に基づいています
  • 駐車場料金はタイムズ公式サイト( https://times-info.net/ )および大阪市公式ページ(2026年4月時点)です。イベント日は特別料金が設定される場合があります
  • BISTRO HOUSE PALPITANTの情報はヤンマーマルシェ公式サイト( https://www.yanmarmarche.com/food/restaurant/palpitant/ 、2026年4月確認)に基づいています
  • オッターテイルの情報はオッターテイル公式サイト( https://ottertail.jp/ 、2026年4月確認)に基づいています

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