河口湖は犬連れで散歩できます。湖畔は公共エリアのため入場料や特別な手続きは不要で、リードをつけていれば愛犬と自由に歩けます。

標高約830mの高原に位置しているため夏でも平地より3〜5度ほど涼しく、富士山を正面に眺めながらの散歩は季節を問わず快適です。北岸の遊歩道は整備状況が良好で、湖畔にはペット同伴OKのカフェやレストランが点在しています。ロープウェイや遊覧船も犬連れで利用できるため、散歩以外の楽しみ方も豊富なエリアです。

この記事では、河口湖の犬連れ散歩ルール、おすすめコース3パターン、ペット可の飲食店・観光施設・宿泊施設をまとめています。

エリア別ペットルール

河口湖畔は公共の観光エリアであり、ペット入場を制限するゲートはありません。ただし、施設ごとにルールが異なるため事前の確認が必要です。

エリアペット同伴条件・備考
湖畔の遊歩道・公園リード必須。排泄物の持ち帰り
大石公園リード必須
富士大石ハナテラステラス席は犬同伴可。店内は抱っこ・カートで入店可能な店舗あり
富士山パノラマロープウェイ条件付き可ハードキャリー使用で中型犬まで乗車可。料金は小型犬300円・中型犬500円・大型犬不可(公式 mtfujiropeway.jp)
河口湖遊覧船「天晴」条件付き可ケースに頭まで入れた状態で乗船(500円)
富士すばるランド ドギーパーク入園料別途。リード着用で園内散策可能
河口湖総合公園リード必須
もみじ回廊リード必須。紅葉まつり期間中は混雑に注意

富士河口湖町の公式観光情報サイトでは、湖畔の散策について以下のように案内されています。

河口湖畔は公共のエリアであり、リードをつけてペットと一緒に散策いただけます。各施設のペット同伴ルールについては、施設ごとにご確認ください。

湖に犬を入れることに明確な禁止規定はありませんが、水質保全の観点から足元を浸す程度にとどめてください。

犬連れ散歩のマナー

リードは必ず装着してください。湖畔は遊歩道と車道が入り混じる区間があり、観光客やサイクリストも多く通ります。ノーリードは事故やトラブルの原因になるため、短めに持って歩くのが基本です。

排泄物の持ち帰りは当然のマナーですが、観光地だからこそ普段以上に徹底したいところです。水をかけて流す配慮も加えると、地元の方や他の観光客への印象が良くなります。

夏場のアスファルト路面は犬の肉球にダメージを与えます。舗装路を歩く場合は手で触って温度を確認する習慣をつけてください。

おすすめ散歩コース3パターン

河口湖は全周約20kmあるため、犬連れで一周するのは現実的ではありません。目的や愛犬の体力に合わせて、以下の3コースから選ぶのがよいでしょう。

コース1: 大石公園から富士大石ハナテラスへ(初心者・小型犬向け)

項目内容
距離約1〜1.5km
所要時間20〜30分
路面舗装路+石畳
向いている犬小型犬、シニア犬、散歩デビューの子犬

河口湖北岸にある大石公園を起点に、隣接する富士大石ハナテラスまで歩くコースです。大石公園はラベンダー畑と富士山のビュースポットとして知られ、6月下旬から7月中旬には紫色の花畑が広がります。

富士大石ハナテラスはカフェや雑貨店が並ぶ複合施設で、石畳の散策路はリードをつけた犬と一緒に歩けます。テラス席のあるカフェではリード着用のまま食事ができるので、散歩の休憩にちょうどいいスポットです(敷地規模・店舗数は時期で変動するため公式情報を確認してください)。

距離が短くフラットな道が続くため、体力に不安のある小型犬やシニア犬にも無理がありません。駐車場は大石公園の無料駐車場(約50台)を利用できます。

コース2: もみじ回廊から河口湖北岸遊歩道へ(中型犬・活発な犬向け)

項目内容
距離約2〜3km(往復)
所要時間40分〜1時間
路面遊歩道(一部未舗装)
向いている犬中型犬、よく歩く小型犬

北岸の遊歩道を歩くコースです。梨川沿いのもみじ回廊を起点に、湖畔に沿って西へ向かいます。

もみじ回廊は樹齢100年を超えるモミジ約70本が並ぶ紅葉の名所で、11月上旬から中旬にはライトアップも行われます。紅葉シーズンは「富士河口湖紅葉まつり」の会場にもなるため混雑が激しく、犬連れの場合は平日の午前中か、シーズン外の散歩がおすすめです。

遊歩道は富士山を正面に望みながら歩ける区間が多く、春は桜、秋は紅葉と四季の彩りが楽しめます。道幅がやや狭い場所もあるので、すれ違いの際はリードを短く持ちましょう。

コース3: 河口湖総合公園と周辺の湖畔道(大型犬・たっぷり歩きたい犬向け)

項目内容
距離約3〜5km
所要時間1時間〜1時間半
路面芝生+遊歩道+一部車道
向いている犬大型犬、運動量が多い犬

河口湖の南東側にある河口湖総合公園は、広大な芝生広場が特徴的な公園です。晴れた日には広場から富士山が間近に見え、開放感のある散歩ができます。

公園を起点に、湖畔の道を西へ歩くと船津浜エリアまで約2〜3km。体力のある大型犬なら公園内の散策と湖畔歩きを合わせて満足度の高い散歩になるでしょう。ただし湖畔の一部は車道と合流する区間があるため、交通量の少ない朝の時間帯が安心です。

季節ごとの見どころと注意点

季節見どころ犬連れの注意点
春(4月中旬〜5月)産屋ヶ崎の桜並木、富士山と桜と湖面の三拍子気温15〜20度で犬にとってベストシーズン
夏(6月下旬〜8月)大石公園のラベンダー(6月下旬〜7月中旬)標高のおかげで涼しいが、日中の舗装路は高温になる。早朝か夕方がおすすめ
秋(10月下旬〜11月中旬)もみじ回廊の紅葉。ライトアップあり紅葉まつり期間中は混雑。犬連れは午前中を推奨
冬(12月〜3月)空気が澄み、富士山が最もくっきり見える季節朝晩は氷点下。小型犬・短毛種には防寒着を。路面凍結に注意

ペット同伴OKのカフェ・レストラン

河口湖エリアにはペット同伴で食事ができる店舗が点在しています。散歩の休憩に利用しやすい店をまとめます。

店内同伴OK

店名特徴犬の条件
miu’s cafe(ミウズカフェ)森の中のカフェ。パスタ、ピザが人気店内・テラスともに同伴OK
ムースヒルズバーガー看板犬のラブラドールがいるバーガーショップ店内・テラスともに同伴OK
with Dog 洋食屋さん 花しのぶ西湖のほとりの洋食店。オムハヤシが看板メニュー小型犬から大型犬まで店内同伴OK

テラス席のみ同伴OK

店名特徴犬の条件
gris(グリ)河口湖畔のパイと焼き菓子の店。隣に小さなドッグランありテラス席のみ。リード必須
ほうとう富士の茶屋富士山を眺めながら山梨名物ほうとうを食べられるテラス席のみ
カフェ・オルソンさんのイチゴ畑河口湖木ノ花美術館直営。減農薬イチゴのスイーツが名物テラス席のみ

ほうとう研究所は店舗敷地内に愛犬同伴可の「With DOGS」エリアを併設しており、駐車場奥にはドッグランもあります。食事とドッグランをセットで楽しみたい場合に便利です。

各店舗のペット同伴条件は時期や混雑状況によって変わることがあるため、訪問前に公式サイトや電話で最新情報を確認してください。

犬連れで楽しめる観光施設

散歩以外にも、河口湖には犬と一緒に利用できる施設があります。

富士山パノラマロープウェイ

河口湖畔から天上山の山頂まで約3分で結ぶロープウェイです。

項目内容
ペット同伴ハードキャリーに入れれば中型犬まで乗車可。大型犬は不可
料金小型犬300円、中型犬500円(公式 mtfujiropeway.jp)
備考ケース貸出は公式に明記なし。事前に持参が確実

展望台周辺は舗装された遊歩道があり、キャリーから出してリード散歩も可能です。山頂の「たぬき茶屋」で軽食を取りながら富士山と河口湖のパノラマを楽しめます。

河口湖遊覧船「天晴(あっぱれ)」

河口湖を約20分で周遊する遊覧船です。

項目内容
ペット同伴ケースに頭を覆うように入れて乗船
料金500円
備考小型犬用ケージの無料貸し出しあり

顔が出ない状態での乗船が条件になるため、大型犬やケースを嫌がる犬には向きません。事前にケースに慣らしておくとスムーズです。

富士すばるランド ドギーパーク

河口湖ICから車で約15分、標高1,000mに広がるテーマパーク内のドッグエリアです。

項目内容
入園料入園2,000円。ワンデーパスは大人3,700円・子ども3,100円(公式 ticket.subaruland.jp)
同伴犬飼い主が有料券を購入した場合は同伴無料
ドッグランの種類小型犬優先、超小型犬専用、森のドッグラン(大型犬向け)など複数
その他リード着用で園内のほとんどのエリアを散策可能

ウッドチップを敷き詰めたドッグランは犬の足腰にやさしく、大きさ別に分かれているため多頭飼いでも安心して利用できます。園内にはドッグサロンもあり、旅の途中でトリミングを済ませることも可能です。

犬と泊まれる宿泊施設

河口湖周辺にはプライベートドッグラン付きの宿泊施設が充実しています。

施設名タイプドッグラン特徴
ドッググランピング河口湖グランピング(全7棟)全棟に60〜120平米のプライベートドッグラン大型犬・複数頭OK。コテージとドームテントの2タイプ
ドッグヴィラ富士河口湖プライベートヴィラ全棟に専用ドッグラン最大6名、1棟貸切
ペットが主役コテージ ゆかりの郷コテージ(全2棟)各棟にプライベートドッグラン犬の大きさ・頭数問わず宿泊無料。BBQスペース付き
フジプレミアムリゾートホテル共用ドッグラン(アジリティ設備あり)富士山を背景にした広場で散歩も楽しめる

繁忙期(GW、夏休み、紅葉シーズン)は早めの予約がおすすめです。大型犬の受け入れ条件や頭数制限は施設ごとに異なるため、予約時に確認してください。

アクセスと駐車場

交通手段ルート
中央自動車道 河口湖ICから約10分。東名高速からは御殿場IC→東富士五湖道路ルートも可
電車新宿から富士急行線の直通特急で河口湖駅まで約2時間。犬はキャリーケースに入れて乗車(手回り品料金あり)

主な無料駐車場

駐車場名収容台数最寄りスポット
大石公園駐車場約50台大石公園、富士大石ハナテラス
船津浜駐車場約250台河口湖駅周辺、湖畔南側
大池公園駐車場約300台河口湖大橋付近
産屋ヶ崎駐車場約20台逆さ富士の撮影スポット

紅葉シーズン(11月)やラベンダーの時期(7月前後)は無料駐車場が早い時間に満車になることがあります。大石公園方面へ向かう場合は午前9時前の到着を目安にしてください。

周辺の犬連れ散歩スポット

河口湖と合わせて立ち寄れる、近隣の犬連れスポットも紹介します。

大石公園

河口湖北岸に位置するラベンダー畑と富士山のビュースポットです。園内全域が犬連れで散策可能で、コース1の起点になっています。夏のラベンダー、秋のコキアなど花の見頃は季節ごとに変わるため、訪問時期に合わせて楽しめます。

山中湖

河口湖から車で約30分。湖畔一周のサイクリングロードは犬の散歩にも利用でき、全長約13kmの平坦なコースです。白鳥の飛来する冬の湖面と富士山の組み合わせは、河口湖とは異なる趣があります。

西湖いやしの里根場

河口湖から車で約20分。茅葺き屋根の集落を再現した観光施設で、屋外エリアはリード着用で犬と散策できます。前述のwith Dog 洋食屋さん 花しのぶもこのエリアにあります。

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参考情報

  • 富士河口湖町公式観光情報サイト(2026年4月確認)
  • 富士山パノラマロープウェイ 公式サイト ペット乗車案内(2026年4月確認)
  • 河口湖遊覧船「天晴」公式サイト ペット乗船案内(2026年4月確認)
  • 富士すばるランド 公式サイト 料金・ドッグラン案内(2026年4月確認)

問い合わせ先

項目内容
富士河口湖町観光課0555-72-3168
富士河口湖町観光連盟0555-28-5177
富士山パノラマロープウェイ0555-72-0363
河口湖遊覧船0555-72-0029
所在地山梨県南都留郡富士河口湖町
公式サイト富士河口湖 総合観光情報サイト