小金井公園は都内でも有数の広さを誇る都立公園で、犬連れの散歩スポットとして根強い人気があります。約80ヘクタールの敷地には武蔵野の雑木林が残り、土と落ち葉を踏みしめる散歩道が続くため、コンクリートの散歩では見られない犬のいきいきした表情に出会えるでしょう。園内には3区画に分かれた無料のドッグランも完備されており、ボール遊びができるプレイゾーンは都立公園では珍しい存在です。

この記事では、ドッグランの最新登録方法からおすすめ散歩コース3選、季節ごとの楽しみ方、さらに周辺のペット可カフェ5店舗の情報までまとめました。

(本記事の情報は2026年4月時点のものです。最新のルールは小金井公園公式ページでご確認ください。)

小金井公園の基本情報と犬連れエリア

小金井公園は東京都小金井市を中心に、武蔵野市・小平市・西東京市にまたがる都立公園です。面積は約80ヘクタール。上野恩賜公園の約1.5倍、日比谷公園の約5倍にあたる広大な敷地に、雑木林・芝生広場・桜並木・スポーツ施設が配置されています。

項目内容
所在地東京都小金井市関野町1-13-1(サービスセンター)
面積約80ヘクタール
開園時間常時開放(一部有料施設を除く)
入園料無料
桜の本数約50種類・約1,400本(さくら名所100選)
管理東京都公園協会
電話042-385-5611(サービスセンター)

犬連れの場合、園内の散歩道はリード着用でほぼ全域を歩けます。ただし一部の施設エリアはペット不可のため、事前に把握しておくと安心です。

エリアペット同伴備考
雑木林エリア(北側)可(リード必須)コナラ・クヌギの木漏れ日が心地よい
芝生広場(中央)可(リード必須)見通しがよく犬連れのすれ違いも安心
桜並木(東西)可(リード必須)約1,400本の桜。春は圧巻のトンネル
ドッグラン(ユーカリ広場西側)可(登録制・無料)3区画。プレイゾーンではおもちゃ使用可
江戸東京たてもの園不可野外博物館。建物敷地内は犬不可
バーベキュー広場不可有料施設
テニスコート等有料施設不可スポーツ施設全般が対象

都立公園共通のマナーとして、リードの長さは2m以内が推奨されています。芝生エリアでの排泄後は水で流す配慮も求められているため、散歩用の水ボトルを持参してください。

ドッグランの登録方法と3区画の使い分け

小金井公園のドッグランはユーカリ広場の西側に位置しています。総面積は約3,000平方メートル。都内の公営ドッグランの中でもかなり広い部類に入ります。

項目内容
場所ユーカリ広場西側(たてもの園口の近く)
総面積約3,000平方メートル
区画小型犬エリア / 中・大型犬エリア / プレイゾーン
地面土と芝のミックス
料金無料
利用時間24時間開放(休場日を除く)
休場日毎週月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3)
日陰あり(サクラ・クヌギ・アカマツなど周囲の木々による天然の木陰)
水飲み場あり

3区画に分かれている点が小金井公園ドッグランの大きな特徴です。小型犬エリアと中・大型犬エリアが体格別に分けられているため、小さな犬も安心して走れます。

プレイゾーンは都立公園のドッグランとしては珍しく、おもちゃやボールを持ち込んで遊べるエリアです。通常の都立公園ドッグランではおもちゃ・ボールの使用が禁止されていますが、小金井公園にはこの専用ゾーンが設けられています。ボール遊びやフリスビーが好きな犬にとっては貴重な場所です。さらに、偶数日には「大きめおもちゃの日」として直径6cm以上のおもちゃ使用が試行されており、通常より大きなおもちゃで遊ばせることもできます。

また、ドッグランは24時間開放されています。駐車場も24時間営業のため、夏場は早朝や日没後の涼しい時間帯に利用する飼い主も少なくありません。夜間は照明がない区画もあるため、ヘッドライトや反射リードの準備をおすすめします。

利用登録の手順

2024年度からドッグランの登録方法が変わり、WEB申請のみとなりました。サービスセンター窓口での登録は受け付けていません。WEBで1回登録すると、小金井公園を含む都立公園12か所のドッグランを共通で利用できます。

登録には当年度の狂犬病予防注射済票(画像データをアップロード)が必要です。

WEB申請後、登録完了メールが届きます。利用時はメール本文を印刷してドッグラン受付に提示する方式です。混合ワクチン接種は別途必須(証明書は当日提示)。詳細は東京都公園協会の公式ページで最新の手順を確認してください。

おすすめ散歩コース3選

小金井公園は敷地が広いため、目的に合わせてコースを選べます。犬連れで歩きやすい3つのルートを紹介します。

雑木林の散策コース(約3km / 40~50分)

公園北側に広がる雑木林エリアを周回するコースです。コナラやクヌギが頭上を覆い、木漏れ日の中を進む散歩道は街中では味わえない空気感があります。土の道が中心で、犬の足にも優しいルートです。

花小金井駅から徒歩で向かう場合は、住宅街を抜けて公園北口に入るとすぐにこのコースが始まります。秋は落ち葉の絨毯、冬は葉が落ちて見通しのよい林の中を歩けます。地面のにおいが豊富なので、においを嗅ぎながら歩くのが好きな犬には特に向いているルートです。

桜並木コース(約2km / 約30分)

園内を東西に貫く桜並木沿いのルートです。約1,400本の桜が並ぶ道は幅が広く舗装されており、犬連れですれ違っても余裕があります。ベビーカーや自転車との共存もしやすい道幅です。

春は桜のトンネル、夏は緑の木陰、秋は紅葉と、季節ごとに表情が変わります。第1駐車場(正門近く)からスタートするのが便利で、ドッグラン方面へ抜けるルートを取ればそのままノーリードの時間に移行できます。

芝生広場ゆったりコース(約1.5km / 約20分)

園内中央の広い芝生エリアを中心にした短めのコースです。見通しがよく、前方から歩いてくる他の犬連れを早い段階で確認できるため、犬を飼い始めたばかりの方やリアクティブな犬にも向いています。

ベンチが多く配置されているので、歩き疲れたら座って休憩しながら犬と過ごす時間を楽しめます。シニア犬や体力に不安がある犬との散歩にもちょうどよい距離感です。

季節ごとの犬連れ散歩ガイド

小金井公園は武蔵野の雑木林を中心に構成されているため、四季の変化が顕著です。季節によって散歩の快適さや注意点が大きく異なるので、時期に合わせた準備が重要です。

季節見どころ犬連れの注意点おすすめ時間帯
春(3~5月)約1,400本の桜が開花。「さくら名所100選」に選定花見客で混雑。桜エリアはレジャーシートが多い早朝7~9時。花見の人出が少ない
夏(6~8月)雑木林の深い緑。木陰が涼しい熱中症に注意。アスファルトの照り返しは少ないが水は必携早朝または夕方以降。ドッグランは24時間開放
秋(9~11月)紅葉と落ち葉の絨毯。雑木林が最も美しい季節落ち葉の下にゴミが隠れている場合あり。拾い食いに注意終日快適。午前中が空いている
冬(12~2月)葉が落ちて見通しがよい。澄んだ空気の中の散歩風が冷たい。小型犬や短毛種は防寒着を検討日中10~14時。日差しが暖かい時間帯

春の花見シーズンは公園全体が非常に混雑します。桜並木周辺はレジャーシートを広げる人が多く、犬が食べ物に近づいてしまうリスクがあるため、この時期は雑木林コースに切り替えるのが無難です。早朝7時ごろなら花見客がまだ少なく、桜の下を静かに歩けます。

夏場はドッグランの24時間開放が大きなメリットになります。早朝や日没後に訪れれば、日中の暑さを避けて犬を走らせることが可能です。園内の雑木林には天然の木陰が多いため、真夏でも日陰を選んで散歩すれば都心の公園より格段に過ごしやすいでしょう。

秋は小金井公園が最も犬連れ散歩に適した季節です。気温が下がって犬の動きが軽くなり、雑木林の紅葉と落ち葉のにおいを存分に楽しめます。落ち葉を踏みしめるカサカサという音に反応して遊び出す犬も多く、散歩の満足度が高い時期です。

周辺のペット可カフェ・レストラン5選

散歩やドッグランのあとに立ち寄れる、犬同伴OKの飲食店を紹介します。公園から近い順にまとめました。

店名住所犬同伴特徴
moom cafe(ムームカフェ)東京都小金井市関野町2-4-21店内OK第1駐車場から徒歩2分。ヨーロッパ古民家風のショールーム&カフェ。犬用クッキーも販売
Cocotte Cafe(ココットカフェ)東京都武蔵野市桜堤要確認公園東側すぐ。2024年12月オープン。大きな窓から公園の緑が見える。テイクアウトで公園ピクニックも可
にくきゅうカフェ東京都西東京市南町6-7-1店内全席OK公園北口から徒歩約10分。犬種不問で全席ペット可。わんこ用シフォンケーキ280円、肉プレート480円~。誕生日ケーキの予約も対応
WISE MAN COFFEE東京都小金井市前原町1-14-3テラス席のみ公園正門から車で約15分。海外で修行した店主のコーヒー。フレンチトースト400円が人気
カフェクーラ東京都小金井市貫井南町1-25-4テラス席OK公園正門から車で約12分。蔵を改装したイタリアン。夏季限定のかき氷が名物。駐車場17台

moom cafeは第1駐車場のすぐそばにあり、桜並木コースの散歩帰りに寄りやすい立地です。営業は火曜から金曜で、土日はオーナーがイベントカフェとして貸し出しているため、訪問前にSNSで営業状況を確認してください。

にくきゅうカフェは店内全席でペットと一緒に過ごせるドッグカフェです。わんこ用メニューが充実しており、お肉プレートやシフォンケーキなど手作りフードが揃います。田無駅から徒歩14分、駐車場は2台分。営業時間は曜日によって異なり、土曜は11:00~18:00、日曜は11:00~22:00、月・木・金は11:00~16:00。火曜・水曜が定休日です(祝日の場合は営業)。

各店舗の犬同伴ルールは変更される場合があるため、訪問前に公式サイトやSNSで最新情報を確認してください。

アクセスと駐車場の選び方

小金井公園は3路線からアクセスできます。犬連れの場合はJR利用時に手回り品料金が必要な点に注意してください。

交通手段詳細所要時間
JR中央線武蔵小金井駅北口からバス(西武バス)で「小金井公園西口」下車約5分
JR中央線東小金井駅から徒歩(正門方面)約20分
西武新宿線花小金井駅南口から徒歩(北口に近い)約15分
中央自動車道 調布ICから五日市街道経由約20分

JR中央線の手回り品料金は290円です。バスは犬の乗車料金がかからない場合が多いですが、キャリーバッグやカートに入れることが求められます。

駐車場は目的地に合わせて選ぶ

公園には3か所、合計約700台分の駐車場があります。利用目的に合わせて最寄りの駐車場を選ぶと園内の移動が短くて済みます。

駐車場台数料金最寄りの目的地
第1駐車場(正門)431台1時間300円、以後20分ごとに100円桜並木・芝生広場・moom cafe
第2駐車場(たてもの園口)126台1時間300円、以後20分ごとに100円ドッグラン・江戸東京たてもの園

ドッグランが目的なら第2駐車場(たてもの園口)が最寄りです。桜並木の散歩がメインなら第1駐車場を選びましょう。

桜のシーズン(3月下旬~4月上旬)は全駐車場が午前中の早い時間帯に満車になります。花見の時期は公共交通機関の利用がおすすめです。

よくある質問

小金井公園のドッグランは無料ですか?

利用は無料です。ただし東京都公園協会のドッグランWEB登録(年会費無料)が必要です。スマートフォンから事前に登録しておくと当日スムーズです。登録には狂犬病予防注射済票番号と混合ワクチン接種証明書の情報が必要になります。

ドッグランの3区画はどのように使い分けますか?

小型犬(体重10kg未満目安)はメインランドの小型犬エリア、中・大型犬は大型犬エリアが基本です。ボールやおもちゃを使って遊ばせたい場合はプレイゾーン(別区画)を利用します。愛犬の体格と性格に合ったエリアを選んでください。

桜のシーズンは犬連れで混雑しますか?

3月下旬〜4月上旬の桜の見頃は週末に来園者が非常に多くなります。品種が豊富で開花時期が2〜3週間にわたるため楽しめる期間は長いですが、犬連れの場合は早朝か平日が快適です。桜シーズンの週末は駐車場も午前中に満車になりやすいため公共交通機関も選択肢に入れてください。

小金井公園と井の頭公園、犬連れにはどちらがおすすめですか?

ドッグランで遊ばせたいなら小金井公園、湖畔の風景を楽しみながら散歩したいなら井の頭公園です。両公園は車で約10分の距離にあり、1日で両方を回るプランも立てやすいエリアです。起伏が少なく広大な小金井公園は長めの散歩に向いています。

ドッグランのWEB登録はどこでできますか?

東京都公園協会の公式サイト(tokyo-park.or.jp)からオンライン登録できます。登録後に発行されるICカード型利用証は、小金井公園以外の都立公園ドッグランでも共通して使えます。一度登録しておけば複数の公園で活用できる点が便利です。

小金井公園は約80ヘクタールの広大な敷地にドッグランと武蔵野の雑木林を備え、犬連れ散歩の満足度が高いスポットです。3区画のドッグランはWEB登録だけで利用でき、プレイゾーンではボールやおもちゃでの遊びも楽しめます。周辺には野川公園(車で約10分)や武蔵野の森公園井の頭公園など犬連れで楽しめる公園も複数あり、半日かけて複数スポットを回るプランも立てやすいエリアです。季節ごとに景色が大きく変わる雑木林と桜並木を、愛犬と一緒にぜひ歩いてみてください。

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参考情報

この記事の情報は以下の資料に基づいています。ドッグランの登録方法やイベント時のルール変更など不明な点がある場合は、小金井公園サービスセンター(電話: 042-385-5611 / 所在地: 東京都小金井市関野町1-13-1)に直接ご確認ください。