関西で犬を連れてキャンプに行きたい。そう思って検索すると「ペット可」と書かれたキャンプ場は数多く見つかりますが、ドッグランの有無、ノーリードの可否、犬の宿泊料金は施設ごとにまったく異なるのが実情です。

この記事では、ドッグラン付きやノーリード可のサイトを備えた関西のキャンプ場を7つ取り上げ、犬の受け入れ条件を施設ごとに比較しました。

7施設の比較一覧

施設名所在地ドッグランノーリード犬の追加料金
奥琵琶湖キャンプ場滋賀県長浜市ペットノーリードサイト4区画専用サイトあり無料
南紀串本リゾート大島和歌山県串本町あり(小型犬・中大型犬分離)ドッグラン内のみ無料
森のひととき兵庫県丹波市ありドッグラン内のみ2頭目まで無料
府民の森ひよし京都府南丹市あり(7,000m2)ドッグラン内のみ600円/頭
やまもりサーキット兵庫県丹波篠山市柵付きサイト専用サイトありサイト料金に含む
マキノ高原滋賀県高島市なし不可無料
笠置キャンプ場京都府笠置町なし不可無料

料金は時期やサイト種別によって変動します。予約前に各施設の公式サイトで最新情報を確認してください。

奥琵琶湖キャンプ場(滋賀県長浜市)

琵琶湖の北端、長浜市西浅井町大浦に位置する林間キャンプ場です。犬連れキャンパーにとって注目したいのが、フェンスで区切られた「ペットノーリードサイト」です。林間ゾーンに3サイト、レイクビューゾーンに1サイトの計4サイトが用意されています。

ペットルール

ペットは無料で同伴可能です。ペットノーリードサイトはフェンス付き区画(1サイトあたり約80m2)でリードを外して過ごせます。通常サイトではリード着用が必要です。

項目料金(税別)
オートキャンプ(林間ゾーン)大人1,100円・子ども660円/泊 + 車両料金
オートキャンプ(レイクビューゾーン)大人2,200円・子ども1,100円/泊
ペットノーリードサイト2,200円(サイト利用料)+ キャンプ利用料
コテージ(ペット可)17,600円〜27,500円/泊
ペット追加料金無料

ノーリードサイトの中にテントとタープを張れるため、犬と同じ空間で過ごす一体感があります。夏は前の砂浜で犬と水遊びもできる環境です。レイクビューゾーンの営業期間は4月〜11月末です。

公式サイト: 奥琵琶湖キャンプ場


南紀串本リゾート大島(和歌山県串本町)

本州最南端の紀伊大島にある大型リゾートキャンプ場です。全キャンプサイトでペット同伴が無料で可能な点が特徴です。

ペットルール

どのキャンプサイトにも犬を連れて入場でき、1サイト3匹まで無料です。ドッグランの利用には1年以内の混合ワクチン接種証明書と狂犬病予防接種証明書の提示が必要です。中・大型犬エリアと小型犬専用エリアに分かれており、宿泊者は無料で利用できます。アジリティ遊具も設置されています。

専用ドッグラン付きのトレーラーハウス(約8m×28mのフェンス付き)も4棟あり、プライベート空間でリードを外して過ごせます。

項目料金
キャンプサイト(約80m2)予約サイトで時期別に確認
ドッグラン付きトレーラーハウス予約サイトで確認(定員3名)
ペット追加料金無料(全サイト共通)
ドッグラン宿泊者無料

全サイトでペット無料、ドッグランも宿泊者無料という手厚さは関西でもトップクラスです。

公式サイト: 南紀串本リゾート大島


キャンプリゾート 森のひととき(兵庫県丹波市)

兵庫県丹波市の約5万m2の森に広がるキャンプリゾートです。ドッグラン付きコテージやペット可テントサイトなど、犬連れ向けの選択肢が豊富に揃っています。

ペットルール

1年以内の狂犬病予防注射を受けていることが条件です。1施設あたり最大3頭まで宿泊可能で、2頭目までは宿泊料金に含まれます。3頭目は3,000円の追加料金が発生します。攻撃的な犬種(秋田犬、土佐犬、紀州犬およびそのミックスなど)、皮膚病や伝染病がある犬、発情中・ヒート中の犬は入場できません。

項目料金
テントサイト(ペット可)5,000円〜/サイト
ドッグラン付きコテージ26,000円〜/棟
ペット追加料金(3頭目)3,000円
ドッグラン単体利用1頭200円 + 1名300円
ドッグラン(宿泊者)無料

2025年5月にリバーロッジ ドッグランタイプ(芝生)が新設されており、施設の充実度は関西の犬連れキャンプ場の中でも上位です。

公式サイト: キャンプリゾート 森のひととき


府民の森ひよし(京都府南丹市)

愛称は「ハピろー!の森 京都」。京都丹波高原国定公園内に位置し、約7,000m2の西日本最大級ドッグランが併設されています。

ペットルール

犬の同伴は第2キャンプ場(電源なし・10区画)に限られ、1サイト5頭まで利用可能です。チェックインにはスマートフォンアプリ「Wan!Pass」での狂犬病予防接種証の事前登録が必要です。ドッグランは小型犬用、一般犬用、フリーサイトの3エリアに分かれています。

項目料金
第2キャンプ場(ペット同伴可)5,100円/サイト
ドッグラン利用料1日1頭あたり ※公式サイトで最新料金を確認
ドッグラン貸切要問い合わせ

ドッグランの規模が圧倒的です。7,000m2は都市部の公園のドッグランとは比較にならない広さで、犬を思い切り走らせたい飼い主にとっては関西随一の環境でしょう。

公式サイト: ハピろー!の森 京都


やまもりサーキット(兵庫県丹波篠山市)

丹波篠山の自然の中に位置する予約制キャンプ場です。全8区画のプライベートサイトが柵で囲まれており、サイト内でノーリードで犬と過ごせます。

ペットルール

プライベートサイト(ペット可・電源付き)を選択すれば犬の同伴が可能です。柵付きサイトのためサイト内ではリード不要。犬の追加料金はサイト料金に含まれています。

項目料金
プライベートサイト(ペット可・電源付き)8,500円〜/泊
入場料大人300円・子ども200円
ゴミ処理費300円/泊
駐車1台無料(2台目以降 +500円)

テント設営中に犬が逃げ出す心配がないのは、犬連れキャンパーにとって大きな安心材料です。神戸・大阪・京都から車で約90分。併設のカフェではドッグメニューも提供しています。

公式サイト: やまもりサーキット


マキノ高原キャンプ場(滋賀県高島市)

高原サイト、林間サイト、広場サイトなど6種類のロケーションがあり、標高が高いぶん夏場でも比較的涼しく過ごせます。場内にはマキノ高原温泉「さらさ」が併設されています。

ペットルール

林間サイト以外のサイトでペットの同伴が可能です。犬の追加料金はかかりません。予防接種済みであることが前提で、リード着用と無駄吠えへの配慮が求められます。

項目料金
サイト使用料(平日)3,500円〜4,500円/区画
サイト使用料(土日祝)5,500円〜6,500円/区画
美化協力金100円/人
ペット追加料金無料

ドッグランはありませんが、広大な高原をリード付きで散歩するだけでも十分に楽しめます。温泉併設というのも犬連れキャンプでは珍しいポイントです。

公式サイト: マキノ高原


笠置キャンプ場(京都府笠置町)

木津川の河川敷に広がるフリーサイトのキャンプ場です。予約不要・車横付け可能で、大人1,000円/泊という価格が特徴です。

ペットルール

ペットの同伴は可能ですが、リードは短めに着用し、夜間の鳴き声に配慮すること、糞の処理は必ず行うことが求められます。犬の追加料金はかかりません。

項目料金
宿泊(大人・中学生以上)1,000円/人泊
日帰り(大人)500円/人
ペット追加料金無料

予約不要で思い立ったらすぐ行ける気軽さが最大の魅力です。ドッグランはありませんが、料金の安さと自由度の高さから「犬連れキャンプの入門に最適」という声も多い施設です。2025年7月から運営会社が株式会社Ichiに変更されています。

公式サイト: 笠置キャンプ場 連絡先: 070-2325-0367(株式会社Ichi)


犬連れキャンプの持ち物チェックリスト

キャンプ場に着いてから「忘れた」と気づくと、近くにペットショップがないケースも多いです。出発前に確認しておきたい持ち物をまとめました。

必須の持ち物

  • リード(通常用 + 係留用のロングリード)
  • 狂犬病予防注射済票・混合ワクチン証明書(コピーまたはスマホ画像)
  • 犬鑑札
  • フード・水・食器
  • うんち袋(多めに)
  • クレート or キャリー(車移動・就寝時)
  • 首輪に迷子札(電話番号入り)

あると便利なもの

  • ペグ打ち式の係留ワイヤー(サイトでの固定用)
  • 犬用マット or ブランケット(テント内の寝床)
  • 虫よけスプレー(犬用。人間用は成分が犬に有害な場合あり)
  • ダニ取りピンセット
  • ペット用ウェットティッシュ
  • 折りたたみ水入れ
  • LEDライト付き首輪(夜間の視認性確保)

犬連れキャンプで気をつけたいこと

暑さ対策

犬は人間のように汗をかいて体温を下げることができません。日陰をつくれるタープの設営は必須です。テント内は日中40度を超えることもあるため、犬をテントの中に残して外出するのは避けてください。関西なら標高の高いマキノ高原や丹波エリアが夏場は比較的過ごしやすい環境です。

虫・ダニ対策

草地や林間サイトではマダニに注意が必要です。帰宅したら犬の耳の裏、脇の下、指の間をチェックしてください。フィラリア予防薬とノミ・ダニ予防薬は事前に投与しておきましょう。

キャンプ場でのマナー

夜間の無駄吠えは他のキャンパーにとって大きなストレスになります。吠えやすい犬の場合はドッグフリーサイトのある施設を選ぶか、他のサイトから距離のある区画を確保するのが賢明です。ノーリードが許可されていないエリアでは、絶対にリードを外さないでください。

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参考情報

各施設の情報(所在地・料金・ペットルール・設備)は各キャンプ場の公式サイト(2026年4月確認)に基づいています。料金は時期・プランにより変動するため、予約前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

問い合わせ先

各施設への問い合わせは以下の公式サイトからどうぞ。

施設名公式サイト
奥琵琶湖キャンプ場okubiwako-camp.com
南紀串本リゾート大島resortohshima.com
キャンプリゾート 森のひとときmori-hitotoki.com
府民の森ひよしforest-hiyoshi.jp
やまもりサーキットyamamori-cct.com
マキノ高原キャンプ場makinokougen.co.jp
笠置キャンプ場kankou-kasagi.com