梅雨どきの週末、窓の外をぼんやり眺めている愛犬の姿を見ると、申し訳ない気持ちになる。夏のアスファルトが50度を超える日も、散歩を切り上げてそのまま帰宅するしかない。テラス席のペット可カフェは東京に数多くあるけれど、天候に左右されるテラス席だけでは、出かけられる日が限られてしまいます。

東京で「店内に犬を連れて入れるカフェ」は、テラス席OKの店舗に比べるとかなり少数派です。保健所への届出や衛生管理の基準をクリアする必要があり、一般的な飲食店が簡単に対応できるものではないためです。それでも、探してみると都内各地に個性的なドッグカフェが点在しています。この記事では、雨の日も猛暑日も安心して愛犬と過ごせる「店内同伴OK」のカフェを6店舗に絞って紹介します。

営業時間・定休日・同伴条件は変更される場合があります。来店前に各店舗の公式サイトやSNSで最新情報を確認してください。犬の同伴にはマナーベルト着用や狂犬病予防接種証明の提示を求められることがあるため、初回訪問時は事前に電話で確認しておくと安心です。

東京の店内同伴OKドッグカフェ比較一覧

店名エリア犬の同伴大型犬犬用メニュー駐車場
anea cafe 白金店港区白金店内全席OKあり(獣医師監修)なし
BULL’S GARDEN世田谷区用賀テラス席のみ要確認なし(水のみ)要確認
DogCafe マッシュルーム世田谷区等々力店内OK要確認要確認要確認
Les deux Bleue江東区豊洲店内・テラスOK要確認ありなし
Ryumon coffee stand武蔵野市吉祥寺1階店内OKなしなし
Mr.FARMER 駒沢世田谷区駒沢テラス席(屋根付き)テラス席なら可なしなし

店内まで犬を連れて入れるのは anea cafe 白金店、DogCafe マッシュルーム、Les deux Bleue、Ryumon coffee stand の4店舗です。BULL’S GARDEN と Mr.FARMER 駒沢はテラス席のみの同伴ですが、ダイニングカフェとして犬連れの利用が定着しているため、選択肢として掲載しています。

anea cafe 白金店 — 大型犬も店内OK。夜23時まで営業のドッグカフェ

港区白金、白金高輪駅から徒歩圏内にあるドッグカフェ。店内全席でペット同伴が可能で、大型犬もリードのみで入店できます。猫の同伴にも対応しているという珍しいお店です。営業時間が平日23時までと長く、仕事終わりに愛犬を連れて夕食を楽しめるのは都内でもかなり貴重な選択肢です。

項目詳細
住所東京都港区白金5-13-6 ANEA BLD 1&2F
アクセス東京メトロ南北線・都営三田線 白金高輪駅 徒歩圏内
営業時間月〜金 11:00〜23:00(L.O.22:00)、土日祝 8:30〜23:00(L.O.22:00)
定休日なし
電話03-6450-3502
犬の同伴条件店内全席OK。大型犬もリードのみで入店可
犬用メニューあり(獣医師監修。ササミ、ササミ&キャベツ、さつまいものマッシュポテト等)
駐車場なし(近隣コインパーキング利用)
公式サイトhttps://anea.jp/
犬同伴の根拠公式サイトに犬同伴可の記載あり(2026年4月確認)

犬用メニューは専属獣医師の監修で、ササミ25gが150円、ササミ&キャベツが450円と手頃な価格設定。飼い主向けのフードメニューも充実しており、ランチからディナーまで本格的な食事が楽しめます。土日祝はモーニング営業もあるため、朝の散歩帰りに立ち寄るという使い方もできます。

白金という土地柄か、犬連れの来店者が多く、店内でほかの犬連れの方と顔を合わせても気まずさがありません。「ドッグカフェ」と「ちゃんとした食事ができるカフェレストラン」の両方を求める方にとって、都内では頭一つ抜けた存在です。

BULL’S GARDEN — 用賀のテラス席で犬とゆっくり食事

東急田園都市線の用賀駅そば、テラス席で犬同伴OKのダイニングカフェ。ドッグカフェという看板ではなく、飲食店として本格的な料理を提供しつつ、テラス席で犬連れの利用を受け入れている姿勢が特徴的です。テラス席にはウォーターボウルが用意されており、散歩帰りの水分補給もそのまま済ませられます。

項目詳細
住所東京都世田谷区用賀4-5-15 1F
アクセス東急田園都市線 用賀駅
営業時間ランチ 12:00〜14:30(L.O.14:00)/ ディナー 17:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日火曜・水曜
犬の同伴条件テラス席のみペット連れOK、ウォーターボウル完備
公式サイトhttps://bulls-eye.jp/garden/
犬同伴の根拠公式サイトに「テラス席のみワンちゃん連れでご利用頂けます」の記載あり(2026年5月確認)

ランチとディナーの間(15:00〜17:00)はディナー準備のため一時クローズします。用賀は砧公園と駒沢公園の中間に位置していて、どちらの公園からも散歩の延長線上で到着できます。夕方の散歩後にそのまま夕食を済ませる、という流れにも対応できるお店です。

テラス席のみの同伴ですが、屋根があるため小雨であれば利用可能です。冬場や本降りの雨の日は別のお店を選ぶか、テラス用ブランケットを持参するとよいでしょう。

DogCafe マッシュルーム — 等々力の全天候型ドッグカフェ

東急大井町線の等々力駅から徒歩圏内にあるドッグカフェ。「都会のワンちゃんと飼い主のためのカフェ」をコンセプトに掲げている全天候型の店舗で、天候に関係なく犬と店内で過ごせます。等々力渓谷の散歩帰りに立ち寄る飼い主が多い、地元密着型のお店です。

項目詳細
住所東京都世田谷区等々力1-13-7
アクセス東急大井町線 等々力駅 徒歩圏内
営業時間土日祝 10:00〜17:00 / 平日は予約制(会員のみ前日までに予約)
定休日月曜日
電話03-6680-8931
犬の同伴条件店内同伴OK
公式サイトhttps://www.dogcafe-massyuroom.com
犬同伴の根拠公式サイトに犬同伴可の記載あり(2026年4月確認)

平日は会員制の予約制、土日祝は通常営業という独特の営業スタイルを取っています。初めて訪れる場合は土日祝の営業日を狙うか、公式サイトで会員登録の方法を確認しておくとよいでしょう。

等々力渓谷は都内では珍しい谷あいの遊歩道で、木々に囲まれた散歩を楽しめるスポットです。渓谷を歩いてからマッシュルームでひと休みして帰宅する。週末の半日コースとして、等々力エリアに住んでいる方だけでなく沿線から訪れる犬連れにも定着しているルートです。

Les deux Bleue(レドゥブルー) — 豊洲のドッグラン隣接カフェ

ららぽーと豊洲の1階にあるドッグカフェ。店内・テラスの両方で犬の同伴ができ、隣接するドッグランを眺めながら食事を楽しめます。ショッピングモールの中にあるため、買い物のついでに愛犬と立ち寄れる手軽さが魅力です。

項目詳細
住所東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲1F
アクセス東京メトロ有楽町線 豊洲駅 徒歩圏内
営業時間11:00〜22:00(L.O.21:00)
定休日ららぽーと豊洲の休館日に準ずる
電話03-3536-8326
犬の同伴条件店内・テラスともに犬同伴OK
犬用メニューあり
駐車場ららぽーと豊洲の駐車場を利用可
公式サイトhttps://www.ccinc-love.com/lesdeuxbleue/
犬同伴の根拠公式サイトに犬同伴可の記載あり(2026年4月確認)

ららぽーと豊洲の駐車場が使えるため、車でのアクセスも便利です。豊洲エリアはベイサイドの遊歩道が整備されていて、海沿いの散歩コースと組み合わせて一日を過ごせます。

ドッグカフェとしてだけでなく、石焼ハンバーグやパスタといった飼い主向けの食事メニューも充実しています。犬用メニューも用意されているため、飼い主と愛犬がそれぞれの食事を同じテーブルで楽しめるお店です。雨の日は散歩を諦めてららぽーとで買い物をしながら、Les deux Bleueでランチ。そんな過ごし方ができるのは、ショッピングモール内にあるドッグカフェならではの利点です。

Ryumon coffee stand(リュモンコーヒースタンド) — 吉祥寺の一軒家カフェで犬と珈琲を

吉祥寺駅から徒歩7分、住宅街にたたずむ一軒家カフェ。食べログのカフェ百名店にも選出された実力派で、1階のカウンター席では犬の同伴が可能です。大型犬もOKという懐の深さがうれしいところ。

項目詳細
住所東京都武蔵野市吉祥寺南町2-14-9
アクセスJR中央線・京王井の頭線 吉祥寺駅 徒歩約7分
営業時間9:00〜18:30
定休日第1・第3火曜日、水曜日
犬の同伴条件1階店内席のみ犬同伴OK(大型犬も可)
駐車場なし
公式サイトhttps://ryumoncoffeestand.jp/
犬同伴の根拠公式サイトに犬同伴可の記載あり(2026年4月確認)

シングルオリジンのコーヒーを丁寧に淹れてくれるお店で、ティラミスやパンも評判です。犬用メニューは特にないものの、スペシャルティコーヒーの品質を妥協したくない飼い主にとっては、犬連れで行ける店として貴重な存在です。

井の頭公園からの帰り道に1階のカウンターに腰掛けて、愛犬を足元に座らせながらコーヒーを一杯。吉祥寺に住んでいる方、あるいは井の頭公園を散歩コースにしている方にとっては、日常の中に組み込みやすいお店です。2階もありますが犬の同伴は1階のみなので、混雑する休日は早めの来店をおすすめします。

Mr.FARMER 駒沢オリンピック公園(番外編) — 屋根付きテラスで雨の日も対応

駒沢オリンピック公園に隣接するヘルシーカフェ。犬の同伴はテラス席のみですが、屋根付きのテラスがあるため小雨程度であれば濡れずに過ごせます。店内同伴OKではないため番外編としての掲載ですが、朝7時からオープンしている点と無休で営業している安定感から、知っておいて損はないお店です。

項目詳細
住所東京都世田谷区駒沢公園1-1-2
アクセス東急田園都市線 駒沢大学駅 徒歩15分
営業時間7:00〜21:00(L.O.20:00)
定休日なし
犬の同伴条件テラス席のみ(屋根付きテラスあり)
公式サイトhttps://mr-farmer.jp/
犬同伴の根拠公式サイトに犬同伴可の記載あり(2026年4月確認)

駒沢公園は世田谷区で最も犬の散歩密度が高いエリアの一つ。週末の午前中に公園を歩けば、何組もの犬連れとすれ違います。Mr.FARMERはそんな駒沢公園の「散歩帰りの定番」として定着しているカフェで、ヘルシー志向のメニューが女性を中心に支持されています。

真夏の日中や本降りの雨の日には厳しい面があるのも事実です。夏場は朝7時の開店直後に入るか、夕方の涼しくなった時間帯を狙うのが現実的な使い方になります。

雨の日・暑い日に犬とカフェに行くときのポイント

入店前の準備で印象が変わる

雨の日に店内同伴OKのカフェを利用する場合、濡れた犬をそのまま連れ込むのはマナーの面でもお店の床材保護の面でも避けたいところです。タオルを2〜3枚多めに持参して、入店前に足回りと体をしっかり拭くのが基本。犬用のレインコートを着せておけば、体の濡れを最小限に抑えられるため到着時の準備が格段に楽になります。

お店の入口で愛犬を整える時間を見込んで、予約時間の10分前には到着しておくくらいの余裕があると安心です。

夏場のアスファルト対策

猛暑日にカフェへ向かう際、最も気をつけたいのがアスファルトの温度です。気温35度の日、直射日光にさらされたアスファルトの表面温度は60度を超えることがあります。犬の肉球はやけどしてしまうため、夏場の移動は日陰を選ぶか、犬用の靴を履かせるかの対策が必要です。

移動時間を短くするなら、自宅から車でカフェの近くまで行き、歩く距離を最小限にするのも一つの方法。駐車場のあるLes deux Bleueや、駅から近いBULL’S GARDENはこの点で使い勝手がよいお店です。

マナーベルトは店内利用の必須アイテム

店内同伴OKのカフェでは、マナーベルト(マナーパンツ)の着用を求められるケースがほとんどです。普段は使わないという犬も、室内で長時間過ごすとなれば事情が違います。自宅で何度か着けてみて、嫌がらずに過ごせるか確認しておくと、当日のストレスが減ります。

マナーベルトと合わせて、小さめのペットシーツを1枚カバンに入れておくと安心感が違います。足元に敷いておけば、万が一の場合もお店の床を汚さずに済みます。

混雑を避けるなら平日の午後

店内同伴OKのカフェは席数が限られているため、土日の昼どきは満席になりやすい傾向があります。予約を受け付けている店舗は事前に連絡を入れておくのが確実です。予約を受けていない店舗の場合は、14時以降のカフェタイムを狙うと比較的空いていることが多いでしょう。

ドッグカフェでの基本的なマナーについては、ドッグカフェのマナー完全ガイドも参考にしてみてください。世田谷区の犬連れカフェをもっと知りたい方は世田谷区の犬連れカフェ6選を、チェーン店での同伴ルールが気になる方はペット可のチェーン店まとめもあわせてどうぞ。

参考情報

各店舗の情報(住所・営業時間・ペット同伴条件)は公式サイトおよびGoogleマップの掲載情報(2026年4月確認)に基づいています。