上野動物園を出て、アメ横で乾物を物色し、不忍池のほとりで一息つく。上野の定番コースを一通り歩くと、足にそこそこの疲労が溜まる。そのタイミングで駅前の猫カフェにふらっと入り、猫の重みを膝に感じながらコーヒーを飲む。上野・浅草エリアには個性のまったく異なる猫カフェが5店舗あり、目的に合わせて選べる環境が整っている。
この記事では、JR上野駅から徒歩圏内の猫まるカフェを起点に、浅草・末広町方面まで含めた5店舗を料金・アクセス・特徴付きで比較した。営業時間・料金は変更される場合があるため、最新情報は各店舗の公式サイト・SNSで確認してほしい。
上野・浅草エリアの猫カフェ 比較一覧
まず5店舗の概要を一覧で把握しておきたい。
| 店舗名 | エリア | 60分料金(税込目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 猫まるカフェ 上野店 | JR上野駅 徒歩1分 | 1,550円(平日・目安) | 保護猫の里親募集、フードメニュー充実 |
| 猫カフェきゃらふ | 浅草駅 徒歩1分 | ドリンク700円〜+1時間チャージ込み | ガレット・カレー等フードが本格的 |
| 浅草ねこ園 | 浅草駅 徒歩6分 | 1,000円 | 保護猫専門、里親募集型 |
| 猫喫茶 空陸家plus 浅草店 | TX浅草駅 徒歩3分 | 公式参照 | Coo&RIKU併設、年中無休 |
| 猫カフェMOCHA 秋葉原店 | 秋葉原駅 徒歩5分 | 平日10分300円・最大3,600円 | ドリンクバー込み、上野から山手線1駅 |
保護猫に会いたいなら猫まるカフェか浅草ねこ園、食事もしっかり楽しみたいならきゃらふ。上野・浅草エリアは店舗ごとの役割がはっきりしているため、迷う前に目的を決めておくと選びやすい。
目的別で選ぶ猫カフェ — あなたに合う1店はここ
上野・浅草の猫カフェは「全部よさそうで決められない」という声が少なくない。目的を軸にすると、行くべき店が1〜2店に絞れる。
| 目的 | おすすめ店舗 | 理由 |
|---|---|---|
| 保護猫の里親になりたい | 猫まるカフェ、浅草ねこ園 | 譲渡実績あり。気に入った子がいればその場で相談できる |
| 食事メインで猫は添え物 | 猫カフェきゃらふ | ガレットとスパイスカレーが本格派。3時間セットプランあり |
| 短時間でさくっと立ち寄りたい | 猫喫茶 空陸家plus 浅草店 | 年中無休で観光のついでに気軽に立ち寄れる |
| 猫の数が多い空間に埋もれたい | 猫まるカフェ、猫カフェMOCHA秋葉原 | 20〜30匹が自由に歩き回る |
| 子どもと一緒に楽しみたい | 猫まるカフェ | 子ども入店可。家族連れの来店実績が多い |
観光のついでなら「きゃらふでガレットランチ→猫まるカフェでおやつタイム」のはしごルートが鉄板だ。浅草寺から猫まるカフェまでは銀座線で2駅、所要10分程度で移動できる。
猫まるカフェ 上野店 — 上野駅徒歩1分、500匹以上を新しい家族へつないだ老舗
JR上野駅浅草口を出て徒歩1分、東叡堂ビルの8階。沖縄を中心に保護された猫たちが在籍しており、常時20〜30匹が里親を待っている。これまでに500匹以上の猫を新しい家族へ送り出してきた実績は、都内の保護猫カフェでも屈指の数字になる。
店内は靴を脱いで上がるスタイルで、ソファやクッションが並ぶ広めの空間だ。壁には在籍猫のプロフィールが貼り出されていて、名前・年齢・性格・好きなおもちゃまで細かく記載されている。お気に入りの猫を見つけたら、プロフィールを読んだうえでアプローチしてみるとよい。性格を知っていると、距離の詰め方にも余裕が生まれる。
フードメニューも充実していて、猫の形をしたオムライス「ネコムライス」は注文率が高い定番メニュー。カレーやパスタもあり、ランチとしてしっかり食べられる。
気に入った猫がいれば、その場で譲渡の相談ができる。猫を迎える予定がなくても、利用料金が保護猫活動の運営費に充てられるため、訪問すること自体が支援になる仕組みだ。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 東京都台東区上野7-2-2 東叡堂ビル8F |
| 最寄り駅 | JR上野駅 浅草口から徒歩1分 |
| 営業時間 | 平日12:00〜20:00、土11:00〜20:00、日・祝11:00〜19:00 |
| 料金(目安) | 60分1,550円・75分1,970円・90分2,320円ほか(最新は公式サイトで要確認) |
| 公式サイト | https://www.nekomarucafe.com/ |
料金は二次情報源の参考値で、公式サイトには明示の料金表が見当たらない。来店前に最新の料金は店舗SNSなどで確認することをおすすめする。
猫カフェきゃらふ — 浅草駅徒歩1分、ガレットとスパイスカレーが本格的
東京メトロ銀座線・都営浅草線の浅草駅2番出口から徒歩1分。浅草駅前ビルの2階にある猫カフェで、上野からは銀座線で2駅と近い。雷門から徒歩3分の場所にあるため、浅草寺の参拝とセットで訪れる人が多い。
他の猫カフェと一線を画すのが、フードメニューの本気度だ。そば粉のガレットは具材のバリエーションが豊富で、ランチとしてしっかり腹に溜まる。カレーもスパイスから仕込んだ本格派で、「猫カフェのフードだから」という妥協がない。テーブルの下で丸くなっている猫を眺めながらガレットを頬張る時間は、浅草観光の合間の贅沢な休憩になる。
カフェタイムはドリンク700円〜に最初の1時間分のチャージが含まれる。3時間セットプランも用意されているため、長居したい方にはこちらが割安だ。約11匹の猫が店内を自由に歩き回っており、食事をしていると足元に寄ってくることがある。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 東京都台東区雷門2-19-13 浅草駅前ビル2F |
| 最寄り駅 | 東京メトロ銀座線 浅草駅2番出口から徒歩1分 / 浅草寺雷門から徒歩3分 |
| 営業時間 | 11:00〜(営業日はGoogleカレンダーで要確認) |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | ドリンク700円〜(1時間チャージ込み)/ 3時間セットプランあり |
| 電話 | 03-6231-6050 |
| 公式サイト | https://calaugh.com/ |
営業日と料金詳細は公式サイト掲載のGoogleカレンダー・システムページで最新情報を確認してほしい。
浅草ねこ園 — 保護猫専門の里親募集型カフェ
浅草駅から徒歩6分、花川戸の池田ビル3階にある保護猫専門のカフェ。在籍する猫はすべてMIX(雑種)の保護猫で、常時里親を待っている。猫まるカフェと並んで上野・浅草エリアの保護猫拠点だが、こちらはより小規模で猫との距離が近い。
小さな空間だからこそ、猫が足元に寄ってきやすい。人懐こい子が多く、入店して座った瞬間に膝の上に来る子もいる。飲食メニューはペットボトル飲料の提供のみで、食事目的には向かない。そのぶん「猫と触れ合うこと」に集中できる環境だ。
料金は入園料1時間1,000円で、延長は30分400円。平日限定の3時間特別料金(2,300円)は、半日ゆっくり猫と過ごしたい方に向いている。気に入った猫がいれば、譲渡の相談も可能だ。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 東京都台東区花川戸2-7-6 池田ビル3F |
| 最寄り駅 | 浅草駅から徒歩6分(東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線・都営浅草線・つくばエクスプレスいずれも利用可) |
| 営業時間 | 11:00〜21:00(当面の間 12:00〜20:00) |
| 定休日 | 火曜日(祝日の場合は翌日) |
| 料金 | 入園料 大人1,000円(1時間)/ 子ども900円(3歳〜中学生)/ 延長30分400円 / 平日3時間特別料金2,300円 |
| 電話 | 03-6231-7944 |
| 公式サイト | https://www.asakusanekoen.com/ |
猫喫茶 空陸家plus 浅草店 — 年中無休で気軽に立ち寄れる和モダン空間
浅草駅から徒歩3分、浅草1丁目にある猫カフェ。ペットショップ「Coo&RIKU」に併設されており、和モダンな内装が目を引く。
最大の特徴は年中無休の営業スタイルだ。観光の合間にちょっとだけ猫と触れ合いたい方や、平日休みの取りやすさを重視したい方に向いている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 東京都台東区浅草1-23-7(新仲見世通り) |
| 最寄り駅 | つくばエクスプレス浅草駅から徒歩3分 / 東京メトロ各線 浅草駅から徒歩8分 |
| 営業時間 | 全日11:00〜20:00(最終受付19:30) |
| 定休日 | なし(年中無休) |
| 公式サイト | https://www.coorikuya.com/shop/asakusa/ |
料金体系は公式サイトに料金表の明示がないため、来店前に店舗または公式サイトでの確認をおすすめする。
秋葉原まで足を延ばすなら — 猫カフェMOCHA秋葉原店
JR上野駅から山手線で1駅の秋葉原にも猫カフェがある。秋葉原SILビルの2階に入る猫カフェMOCHA秋葉原店は、JR秋葉原駅電気街口から徒歩5分。約30匹の猫が在籍する広めの空間で、ドリンクバー込みの料金設定だ。年中無休で10:00〜21:00の営業、料金は平日10分300円(最大3,600円)、土日祝・特定日10分400円(最大4,200円)。3歳から入場可能で、中学生未満は保護者同伴が必要。上野エリアの猫カフェとはまた違った雰囲気を持つ。
上野と秋葉原は山手線で5分程度の距離のため、午前にアメ横や上野公園を歩き、午後に猫カフェをはしごするルートも現実的だ。秋葉原の猫カフェの記事ではさらに詳しく紹介している。
上野・浅草の観光と猫カフェを組み合わせるモデルコース
上野は一日中楽しめる観光エリアだ。猫カフェをスケジュールに組み込む際は、足の疲れ具合を基準にタイミングを決めるとうまくいく。
午前中に上野動物園や国立科学博物館を回ると、昼過ぎには足の筋肉が抗議を始める。そのタイミングで猫まるカフェに入り、おやつタイムを狙うのが効率的な動線だ。アメ横は午前中のほうが活気があるため、朝イチでアメ横を回ってから猫カフェへ向かう順番もよい。
浅草方面に足を延ばすなら、雷門と浅草寺を参拝してからきゃらふでガレットランチ。その後、花川戸方面へ歩いて浅草ねこ園に寄る。浅草からは水上バスで隅田川を下ってお台場方面に抜けることもできるため、猫カフェを中継地点にした観光コースが組める。
谷中エリアにも足を延ばしたいなら、上野駅から日暮里方面へ徒歩15分。谷中銀座商店街の入口にある「夕やけだんだん」の階段は、猫が寝そべっている姿が見られるスポットとして知られている。商店街には猫グッズを扱う雑貨店も点在しており、上野の猫カフェとセットで巡ると1日を猫づくしで過ごせる。
上野で猫カフェを快適に楽しむためのヒント
上野は観光地のため、土日祝の午後は猫カフェも混み合う。14時〜16時に入場制限がかかる店舗もあるので、ゆっくり過ごしたいなら時間帯を工夫したい。平日の午前中は空いていて猫も活発に動き回る時間帯。土日に行くなら開店直後が狙い目だ。
意外な落とし穴は雨の日で、上野公園やアメ横を避けた観光客が猫カフェに流れるため、「雨だから空いてるだろう」の予想に反して混雑することがある。
アメ横で買い物袋を抱えたまま猫カフェへ向かうと、店内のロッカーに入りきらないことがある。JR上野駅構内のコインロッカーは改札内外ともに充実しているため、大きな荷物は事前に預けておくのがスムーズだ。
夏場にサンダルで出かけるときは、靴下を1足持参すること。靴下着用必須の店舗が多く、忘れると入店できない場合がある。猫まるカフェでは店頭で靴下の販売もしているが、サイズが合わないこともあるため持参するほうが確実だ。
まとめ
上野・浅草エリアの猫カフェは公式情報で確認できた5店舗。保護猫・食事重視・短時間利用と、目的によって最適な店が異なる。保護猫を迎えたいなら猫まるカフェか浅草ねこ園、浅草観光のついでに食事と猫を両方楽しむならきゃらふが筆頭候補になる。上野駅から浅草駅までは銀座線で5分程度と近いため、2〜3店舗のはしごも十分に現実的だ。
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参考情報
- 各店舗の住所・営業時間・料金・最寄駅は、公式サイトの掲載情報に基づく(2026年5月確認)
- 猫まるカフェの譲渡実績は公式サイトの記載による
- 浅草ねこ園の料金・営業情報は公式サイトの記載による
- 猫カフェMOCHA秋葉原店の料金・営業情報は公式サイト(catmocha.jp)の記載による
- 空陸家plus 浅草店の住所・営業情報は公式サイト(coorikuya.com)の記載による