六本木交差点からほど近いオフィス街。仕事帰りに猫と触れ合える場所を探してみると、六本木駅の至近距離には意外と選択肢が少ないことに気づく。かつてはPuchi Marry六本木店が営業していたが、2019年に閉店。現在、六本木・赤坂エリアで営業中の猫カフェは1店舗にとどまる。

ただし、六本木は交通の結節点でもある。日比谷線で渋谷まで約10分、千代田線で表参道経由の原宿まで約20分。この記事では赤坂の猫カフェに加え、六本木から電車1本で行ける渋谷・原宿の猫カフェもあわせて4店舗紹介する。最新情報は各店舗の公式サイト・SNSでご確認ください。

六本木・赤坂から行ける猫カフェ4店舗の比較

店舗名最寄り駅六本木からの所要時間60分の料金目安(税込)営業時間
猫喫茶 空陸家 赤坂ジャングル店赤坂見附駅 徒歩1分約10分1,320円(ドリンクバー込み)11:00〜20:00
猫カフェ MOCHA 渋谷センター街店渋谷駅 徒歩5分約15分平日1,620円〜・土日祝2,100円〜10:00〜21:00
猫カフェ MOCHA 原宿店JR原宿駅 徒歩1分約20分平日1,800円〜・土日祝2,400円〜10:00〜21:00
Cat Cafe MOFF 原宿店JR原宿駅 徒歩3分約20分2,000円10:00〜20:00

料金は店舗ごとに計算方法が異なる。空陸家は30分・60分・フリータイムのコース制でドリンクバー込み、MOCHAは10分単位の従量制でドリンクバー込み、MOFFは60分の固定料金制でドリンク別という違いがある。上の表は「60分滞在した場合の入店料」を税込みで示しているため、ドリンクの有無を踏まえて比較してほしい。

なお、渋谷スペイン坂にあった猫喫茶 空陸家plus 渋谷スペイン坂店は2024年12月18日をもって閉店している。渋谷駅周辺で空陸家を利用したい場合は、公式サイト(coorikuya.com)で現在営業中の店舗を確認するとよい。

猫喫茶 空陸家 赤坂ジャングル店 ── 六本木エリア唯一の猫カフェ

赤坂見附駅から徒歩1分。ペットショップCoo&RIKUの赤坂店に併設された猫カフェで、「ジャングル」をコンセプトにした内装が目を引く。グリーンや木の装飾が配置された店内に入ると、ビジネス街の真ん中にいることを忘れそうになる。

スコティッシュフォールドやブリティッシュショートヘアなど純血種を中心に、ペットショップ系列ならではの顔ぶれが揃っている。猫じゃらしなどのおもちゃは料金に含まれており、追加料金なしで猫と遊べる。

料金は30分715円、60分1,320円。フリータイムは1,980円で、長時間滞在するなら割安になる。ドリンクバー込みの料金設定で、ランチタイムの30分だけ猫と過ごすといった使い方もしやすい。

赤坂ACTシアターが裏手にあるため、観劇の前後に立ち寄るルートも取りやすい。

項目詳細
住所東京都港区赤坂3-20-2
アクセス銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅 徒歩1分
営業時間平日 11:00〜20:00 / 土日祝 10:00〜20:00(最終受付 19:30)
定休日年中無休
料金30分 715円 / 60分 1,320円 / フリータイム 1,980円(税込・ドリンクバー込み)
公式サイトhttps://www.coorikuya.com/shop/akasaka/

六本木から渋谷方面 ── 日比谷線1本で行ける1店舗

六本木駅から日比谷線に乗って約10分、渋谷に到着する。渋谷駅周辺ではセンター街にMOCHAがある。

猫カフェ MOCHA 渋谷センター街店

渋谷駅ハチ公口から徒歩5分、アソルティ渋谷の8階にある。MOCHAは全国に複数店舗を展開する猫カフェチェーンで、統一された清潔感のある内装と安定したサービスが特徴だ。

料金は10分単位の従量制で、平日10分270円(税込297円)、土日祝10分350円(税込385円)。最大料金は平日3,600円(税込3,960円)、土日祝4,200円(税込4,620円)。入場料金にドリンクバー代が含まれており、追加の出費は猫おやつ程度で済む。

21時まで営業しているため、六本木で食事をした後でも間に合うタイミングが多い。年齢制限は3歳以上で、中学生未満は保護者同伴が必要。保護者1名につき子ども3名まで入場できる。在籍する猫は約27匹。

住所: 東京都渋谷区宇田川町32-12 アソルティ渋谷8F アクセス: JR渋谷駅ハチ公口 徒歩5分 営業時間: 10:00〜21:00(最終入店 20:30) 公式サイト: https://catmocha.jp/shop/shibuya/

六本木から原宿方面 ── 千代田線で乗り換え約20分

乃木坂駅から千代田線に乗り、明治神宮前駅で下車すれば原宿エリアに到着する。所要時間は乗り換えを含めて約20分。原宿には個性の異なる2店舗がある。

猫カフェ MOCHA 原宿店

JR原宿駅の目の前、クロスアベニュー原宿の4階。在籍する猫は約22匹で、マンチカン、スコティッシュフォールド、ベンガルなど人気の猫種が揃っている。

料金は10分単位の従量制で、平日10分300円(税込330円)、土日祝・特定日10分400円(税込440円)。最大料金は平日3,600円(税込3,960円)、土日祝・特定日4,200円(税込4,620円)。ドリンクバー込みで、21時まで営業している。竹下通りの喧騒を離れて猫と静かに過ごせる空間として、観光客からの人気も高い。

3歳以上から入店可能で、中学生未満は保護者同伴が必要。1日2回のごはんタイムは猫が一斉にごはんを食べる様子を見られる人気の時間帯で、この瞬間を狙って来店するリピーターもいる。

住所: 東京都渋谷区神宮前1-14-25 クロスアベニュー原宿4F アクセス: JR原宿駅 徒歩1分 / 明治神宮前駅 徒歩1分 営業時間: 10:00〜21:00(最終入店 20:30) 公式サイト: https://catmocha.jp/shop/harajuku/

Cat Cafe MOFF CUTE CUBE 原宿店

竹下通り沿いのCUTE CUBE HARAJUKUの3階。在籍する猫は25匹で、ノルウェージャンフォレストキャット、マンチカン、ペルシャ、ロシアンブルー、ラグドールなど多彩な猫種が揃う。MOCHAとは異なる独立系のカフェで、60分2,000円の固定料金制がわかりやすい。60分を超えると10分ごとに250円の延長料金がかかる仕組みだ。

3歳以下は入園無料、小学生以下は18歳以上の同伴者(有料)が必要。障害者手帳を持っている場合、本人と介護者1名が10%割引になる。予約は不要だが、土日の午後は混雑するため時間に余裕を持って訪れたい。

住所: 東京都渋谷区神宮前1-7-1 CUTE CUBE HARAJUKU 3F アクセス: JR原宿駅 徒歩3分 営業時間: 10:00〜20:00(最終入園 19:30) 電話番号: 03-6434-5120 公式サイト: https://moff-moff.jp/archives/shop/cat-cafe_harajuku

料金の比較 ── 滞在時間ごとのベストプライス

猫カフェの料金体系は店舗ごとに異なるため、同じ60分でも支払い金額に差が出る。滞在時間別にどの店舗が割安になるかを整理した。

滞在時間最安の店舗料金(税込)備考
30分空陸家 赤坂ジャングル店715円ドリンクバー込み
60分空陸家 赤坂ジャングル店1,320円ドリンクバー込み
2時間以上空陸家 赤坂ジャングル店(フリータイム)1,980円ドリンクバー込み
60分(MOCHA系)MOCHA 渋谷センター街店(平日)1,620円ドリンクバー込み
60分(固定料金制)Cat Cafe MOFF 原宿店2,000円ドリンク別

短時間でも長時間でも、4店舗のなかでは空陸家赤坂ジャングル店がコストパフォーマンスで優れている。MOCHA系列で60分だけ過ごすなら平日の渋谷センター街店、平日でも土日祝でも最大料金まで使い倒したいなら3,960〜4,620円のMOCHAという棲み分けになる。

六本木で猫カフェに行く前に知っておきたいこと

猫カフェには店舗共通のルールがある。六本木エリアで猫カフェデビューする方に向けて、事前に確認しておきたいポイントをまとめた。

靴下は必須だ。ほぼ全ての猫カフェで着用が求められる。六本木はオフィスから直接向かう方が多いため忘れにくいが、夏場にサンダルで訪れる場合は1足持参しておきたい。店舗によっては販売もある。

香水や強い香りの柔軟剤は猫にストレスを与える。無香料か控えめな香りで来店するのがマナーだ。フラッシュ撮影はどの店舗も禁止で、通常の撮影は基本的にOK。ただし寝ている猫にレンズを近づけすぎないよう配慮してほしい。

猫のおやつは店舗で販売しており、購入すると猫との距離が一気に縮まる。写真を撮りたいなら、おやつを活用するのが手っ取り早い方法だ。

予約はほとんどの店舗で不要。ただし土日の14〜16時台はどの店舗も混雑する傾向にある。平日の午前中か19時以降は比較的空いており、ゆったり過ごせる確率が高い。

仕事帰りに猫カフェに寄るときの持ち物

六本木はビジネスパーソンの街だ。スーツやビジネスカジュアルで猫カフェに入ると、退店時に猫の毛が気になる。特にダーク系の服に白い毛が付くと目立ちやすい。

膝にブランケットをかけて過ごすのが最も効果的な対策で、貸し出している店舗もある。入店時にスタッフに聞いてみるとよい。粘着ローラーは多くの店舗に常備されているが、退店後にもう一度コートをチェックしたい方はコンパクトタイプを1本持っておくと安心だ。

21時まで営業しているMOCHA各店は、残業後でも間に合いやすい。空陸家赤坂ジャングル店は20時閉店だが、最終受付は19:30なので18時台に仕事を終えられれば十分に余裕がある。「週末を待たずに猫で癒される」という選択肢は、六本木で働く方にとって現実的なリフレッシュ手段だ。

六本木ヒルズ・ミッドタウンとの組み合わせ

六本木の猫カフェは周辺施設と組み合わせやすい。赤坂見附の空陸家は六本木交差点から徒歩15分ほど、または千代田線で乃木坂から赤坂見附まで2駅の距離だ。

六本木ヒルズで映画を観た後に赤坂見附の空陸家に寄り、合計の出費は映画代+猫カフェ30分715円+ランチ代で3,500〜4,500円ほど。半日の過ごし方としてコスパがよい。東京ミッドタウンのガーデンエリアを散策してから赤坂方面へ移動するルートも、週末の午後にちょうどいいペースだ。

渋谷方面に足を伸ばすなら、六本木ヒルズ→猫カフェ(渋谷)→渋谷で夕食、という流れもスムーズ。日比谷線で約10分と近いため、猫カフェを中心にした半日プランが組みやすいエリアだ。

猫カフェのマナーガイドでは持ち物やNG行動をまとめている。猫カフェの料金相場ガイドもエリア別比較の参考になるだろう。

関連記事: 猫カフェ完全ガイド。料金・マナー・楽しみ方とおすすめエリア別まとめ

参考情報

この記事の料金・営業時間は各店舗の公式サイト(2026年5月確認)を参考にしている。猫喫茶 空陸家 赤坂ジャングル店は公式サイト(coorikuya.com/shop/akasaka/、coorikuya.com/system)、猫カフェ MOCHA 渋谷センター街店・原宿店は公式サイト(catmocha.jp/shop/shibuya/、catmocha.jp/shop/harajuku/)、Cat Cafe MOFF 原宿店は公式サイト(moff-moff.jp/archives/shop/cat-cafe_harajuku)の情報に基づく。Puchi Marry六本木店は2019年6月に閉店、空陸家plus渋谷スペイン坂店は2024年12月に閉店しており、本記事では掲載対象外としている。料金体系は店舗により変更される場合があるため、来店前に最新情報をご確認ください。