小田急線とJR横浜線が交差する町田駅は、新宿から急行で約30分。繁華街の猫カフェ事情があまり知られていないものの、駅ビル直結の大手チェーンから2005年創業の老舗、半個室スタイルの商業施設型、保護猫シェルターまで、タイプの異なる店舗が点在している。さらに町田からJR横浜線で数駅の圏内にも保護猫カフェがあり、電車1本で「はしご」できるのも魅力だ。

この記事では町田エリアを中心に猫カフェ6店舗を取り上げ、料金体系・アクセス・雰囲気を一覧で比較した。最新情報は各店舗の公式サイト・SNSでご確認ください。

町田の猫カフェ比較一覧

店舗名エリア60分の目安料金(税込)猫の頭数予約特徴
猫カフェMOCHA 町田ジョルナ店町田駅直結約1,782円(10分297円×6・平日)約20匹不要ドリンクバー込み、駅直結
ねこのみせJR町田駅南口 徒歩2分1,350円約10匹不要漫画2,000冊読み放題の老舗
Cat Cafe MOFF グランベリーパーク店南町田駅直結約1,950円(30分700円+延長)約30匹不要半個室ブース、3歳以下無料
猫学園忠生(バス利用)1,000円以上の寄付制変動要連絡保護猫譲渡型シェルター
ねこてまりJR相模原駅 徒歩6分平日700円/30分変動不要保護猫カフェ、譲渡常時受付
猫喫茶 空陸家 相模原店古淵駅 徒歩圏内1,320円/60分約10匹不要ペットショップ併設

料金は時期やプランによって変動する場合がある。おやつは別途300〜550円程度。町田エリアの猫カフェは都心と比べて混雑が穏やかで、平日であれば待たずに入れるケースがほとんどだ。

猫カフェMOCHA 町田ジョルナ店 ── 駅直結で雨の日も安心のチェーン系

町田ジョルナの4階にあり、JR町田駅中央改札から徒歩2分。ペデストリアンデッキで直結しているため、雨の日でも傘なしでたどり着ける。小田急町田駅の西口改札からも徒歩5分ほどの距離だ。

在籍する猫は約20匹。スコティッシュフォールドやマンチカン、ラグドールなど人気の猫種が中心で、ルピ、JIN、やきいも、秀吉といった個性的な名前の子たちが思い思いに過ごしている。店内はウッド調のインテリアで統一され、壁面にキャットタワーや猫棚が組み込まれているため、高い場所から見下ろしている猫の姿をよく目にする。靴を脱いで上がるスタイルで、猫との距離が自然と近くなる。

2026年1月に料金体系が改定され、10分単位のシンプルな課金制になった。平日は10分297円(最大3,960円)、土日祝・特定日は10分385円(最大4,620円)。ドリンクバー(コーヒー・紅茶・ジュースなど飲み放題)は入場料に含まれているため、追加料金なしで飲み物を楽しめる。1日2回のごはんタイム(10:30頃と19:00頃)では猫たちが一列に並んで食事する光景が見られるので、撮影したい方はこの時間帯を狙うとよい。数量限定の猫おやつ(別売り550円)は、猫との距離を一気に縮められるアイテムとして人気が高い。

Wi-Fiと電源コンセントも完備されており、スマホ充電器の無料貸し出しもある。猫を眺めながらリモートワークの合間に立ち寄る常連も少なくないようだ。年齢制限は3歳以上(小学生以下は保護者同伴)で、年中無休で営業している。

  • 営業時間: 10:30〜20:00(最終入店19:30)
  • アクセス: 東京都町田市原町田6-6-14 町田ジョルナ4F
  • 公式サイト: https://catmocha.jp/shop/machida/

ねこのみせ ── 2005年創業、漫画とマッサージチェアの老舗

JR町田駅南口から横浜方面に歩いて2分。雑居ビルの2階にひっそりと看板を掲げている。2005年オープンで、関東でも歴史のある猫カフェの一つだ。「自宅よりくつろげる猫付きリビング」がコンセプトで、漫画2,000冊以上が読み放題、Wi-Fiと電源も完備されている。マッサージチェアまで設置されており、猫を膝に乗せたままマッサージを受ける至福の時間を味わえる。

在籍する猫は約10匹。成猫中心でおっとりした子が多く、膝の上に乗ってくることもしばしばだ。派手さはないものの、静かに猫と過ごしたい方にはこのうえなくフィットする1軒で、平日の夕方は特に空いていて猫が膝に来る確率も上がる。長居してしまう常連客が多いのも納得の環境で、年齢制限が中学生以上に設定されていることもあって、店内は終始静かだ。

料金は30分750円、40分950円、60分1,350円、2時間パック2,000円。平日は上限2,500円のため、実質フリータイム感覚で長居できる。土日祝も17時以降に入店すれば上限2,500円が適用される。1時間以上ゆっくり過ごすならMOCHAの10分課金制より割安になるケースが多い。勉強やPC作業に集中できる環境が整っているので、「猫のいるコワーキングスペース」のような使い方をしている人もいる。定休日は火曜日で、土日祝は11:00から営業している。

  • 営業時間: 平日12:00〜22:00 / 土日祝11:00〜22:00
  • アクセス: 東京都町田市原町田1-2-9 小林ビル202号室(JR町田駅南口 徒歩2分)
  • 公式サイト: https://nya-n.jp/

Cat Cafe MOFF グランベリーパーク店 ── 半個室ブースで猫と二人きりの時間

南町田グランベリーパーク駅直結の商業施設3階にある。ネットカフェのような半個室ブースで猫と過ごせるユニークな形態が特徴で、周囲の目を気にせず猫との時間に没頭できる。ブースには漫画や雑誌も置かれており、猫を膝に乗せながら読書を楽しめる。

在籍する猫は約30匹以上と、町田エリアでは最多の頭数を誇る。ロシアンブルー、ベンガル、アメリカンショートヘア、スコティッシュフォールド、マンチカン、メインクーン、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャットなど猫種のバリエーションも豊富だ。ブースの中に猫が自由に出入りする仕組みで、好みの猫種をじっくり観察できる環境が整っている。

料金は入園30分700円にワンドリンクオーダー制。延長は10分ごとに250円で、最大料金は平日1,900円・土日祝2,900円。3歳以下は入園料無料で、小さなお子さん連れの家族でも利用しやすい。障害者手帳をお持ちの方はご本人と介護者1名の入園料が10%割引になる。

グランベリーパーク自体がアウトレットモールを兼ねた商業施設なので、買い物帰りにふらっと30分だけ立ち寄る使い方がしやすい。窓際のブースは日差しが入って猫も来店者もリラックスしやすく、リピーターに人気の席だ。併設のペットショップで犬猫を見てからカフェに移動するルートを取る家族連れも多い。

猫学園 ── TNR活動を行う保護猫譲渡シェルター

町田市忠生にある保護猫施設で、一般的な猫カフェとは性格が異なる。TNR活動(Trap-Neuter-Return)や地域猫のケアを行いながら、保護猫の里親探しを目的として運営されている。2020年2月22日の「猫の日」にオープンし、殺処分ゼロを目指して活動を続けている施設だ。

利用料金は1,000円以上の寄付制で、ワンドリンクが付く。営業日は限られており(火・水の13:00〜16:00、土日祝の11:00〜16:00が目安)、ボランティアスタッフ不在時はクローズになることもある。月曜・木曜・金曜は定休日だが、祝日にあたる場合は営業していることもあるため、訪問前には公式サイトかSNSで営業状況を確認しておくのが確実だ。

猫を迎えたいと考えている方にとっては、実際に猫と過ごしながら相性を確かめられる場所でもある。トライアル制度もあり、数日間自宅で一緒に暮らしてから正式に譲渡を決められる。保護活動に関心がある方は、フードやペットシーツなどの物資支援も受け付けているとのことなので問い合わせてみてほしい。駅からのアクセスはバス利用になるが(桜美林学園東バス停から徒歩1分)、保護猫に会いに行く目的であれば足を延ばす価値がある。

町田からJR横浜線で行ける近隣の猫カフェ

町田駅はJR横浜線の停車駅でもあるため、数駅の移動で別の猫カフェにもアクセスできる。町田エリアの4店舗では物足りない場合や、保護猫との出会いを求めている方は近隣エリアまで足を延ばしてみてもよいだろう。

ねこてまり(JR相模原駅 徒歩約6分)── 保護猫活動団体が運営する譲渡型カフェ

保護猫活動団体「たんぽぽの里」が運営する保護猫カフェで、JR相模原駅から徒歩約6分の場所にある。元野良猫や廃業ブリーダーからレスキューされた猫たちが在籍しており、来店するだけで保護活動の支援につながる仕組みだ。譲渡は常時受け付けている。

入場料は平日30分700円、土日祝30分900円で、いずれもワンドリンク付き。30分ごとに同額が加算される。町田駅からJR横浜線で約10分と近く、猫学園と合わせて「町田エリアの保護猫めぐり」をする方もいる。定休日は月曜と木曜(祝日は営業)で、営業時間は13:00〜19:00(最終入場18:30)。

  • アクセス: 神奈川県相模原市中央区相模原5-2-17 MIDビル3階
  • 電話: 080-4200-3330

猫喫茶 空陸家 相模原店(古淵駅)── ペットショップ併設型

JR横浜線の古淵駅にある猫喫茶で、ペットショップCoo&RIKU相模原店に併設されている。猫の頭数は約10匹。町田駅からJR横浜線で1駅と近い。料金は30分715円、60分1,320円、フリータイム1,980円(いずれも税込)。営業時間は平日11:00〜20:00、土日祝10:00〜20:00(最終受付19:30)。

  • アクセス: 神奈川県相模原市南区古淵3-13-33

目的別おすすめの選び方

町田エリアの猫カフェは店舗ごとに客層や雰囲気がまったく違う。目的に合わせて選べば、はじめて訪れる方でも満足度が高くなるはずだ。

目的おすすめの店理由
短時間だけ立ち寄りたいMOCHA 町田ジョルナ店10分単位の課金制で、20〜30分の利用でも無駄がない
長居してのんびりしたいねこのみせ平日上限2,500円で実質フリータイム。漫画も読める
デート・カップルで行きたいCat Cafe MOFF半個室ブースで周囲を気にせず過ごせる
子ども連れで行きたいCat Cafe MOFF / MOCHAMOFF は3歳以下無料。MOCHAは3歳から利用可
静かに猫と過ごしたいねこのみせ中学生以上の年齢制限。成猫中心で落ち着いた雰囲気
多くの猫種を見たいCat Cafe MOFF約30匹以上、13品種以上が在籍
保護猫を迎えたい猫学園 / ねこてまり譲渡型の施設。トライアル制度あり
買い物ついでに寄りたいCat Cafe MOFFグランベリーパーク内で買い物動線に組み込みやすい
仕事帰りに癒されたいねこのみせ22時まで営業。夜はさらに空いていて猫が近くに来やすい

料金を節約するためのコツ

猫カフェの料金は時間制が基本なので、少し工夫するだけで出費を抑えられる。

MOCHAでは公式サイトやアソビューで割引クーポンが配布されていることがある。おやつ550円が無料になるクーポンが出ていることもあるので、来店前にチェックしておくと得をする。10分課金制のため、30分以内のサクッと利用なら最もコスパがよいのはMOCHAだ。

一方、1時間以上ゆっくり過ごす予定であればねこのみせが割安になる。60分1,350円はMOCHAの同時間(平日1,782円)より400円以上安い。さらに平日なら上限2,500円で閉店までいられるため、2時間以上滞在するならねこのみせ一択と言えるだろう。

MOFFはグランベリーパーク内のポイントカードや商業施設のキャンペーンと連動した割引が出ることがある。アソビューでも最大580円オフのチケットが販売されていることがあるため、事前購入がお得だ。

保護猫施設の猫学園は寄付制のため、いわゆる「割引」はないが、訪問がそのまま保護活動の支援になるという意味で、対価の感じ方が通常の猫カフェとは異なる。

町田の猫カフェで知っておきたいこと

年齢制限は店舗ごとに異なる。MOCHAは3歳以上(小学生以下は保護者同伴)、ねこのみせは中学生以上、MOFFは3歳以下無料と幅があるため、小さな子ども連れの場合は事前確認が必要だ。

靴下の着用を必須とする店舗が多い。夏場にサンダルで出かける際は1足持参しておくと安心で、忘れた場合はMOCHAやMOFFで100〜200円程度で購入できるケースもあるが、在庫があるとは限らない。

フラッシュ撮影はどの店舗でも禁止されている。通常の撮影(シャッター音は消音推奨)は基本的にOKで、午後の日差しが入る時間帯がきれいに撮りやすい。猫のおやつは300〜550円程度で販売されており、猫との距離を縮めたいときに有効だが、人間の食べ物を猫に与える行為はどの店舗でも禁止されている。

土日の午後はどの店舗も混み合う傾向にあるため、開店直後の時間帯が狙い目だ。特にMOCHAのごはんタイム(10:30頃)は猫たちが一斉に集まる人気の時間帯なので、開店と同時に入るとよい写真も撮れる。

町田から足を延ばせるエリア

町田駅は小田急線で新宿まで約30分、JR横浜線で横浜まで約30分と交通の便がよい。町田近辺の猫カフェだけでは物足りない場合、電車1本で行けるエリアに選択肢が広がる。

秋葉原の猫カフェはMOCHA秋葉原店をはじめ複数の店舗が集まるエリアで、小田急線で新宿に出てJR中央線・総武線に乗り換えれば約50分。吉祥寺の猫カフェは新宿乗り換えのJR中央線で、こちらも1時間圏内だ。横浜方面にも横浜の猫カフェがあり、JR横浜線で乗り換えなしでアクセスできる。

町田ジョルナ店のMOCHAで午前中に1軒目、新宿や渋谷に移動して午後に2軒目というはしごプランも現実的な距離感にある。

猫カフェのマナーや持ち物については別の記事で詳しくまとめている。初めて猫カフェに行く方向けの基本ガイドも参考になるだろう。

関連記事: 猫カフェ完全ガイド。料金・マナー・楽しみ方とおすすめエリア別まとめ

参考情報

この記事の料金・営業時間は各店舗の公式サイトおよびSNS(2026年4月確認)を参考にしている。猫カフェMOCHA町田ジョルナ店の料金体系は公式サイト(catmocha.jp)の2026年1月改定後の最新料金表に基づく。ねこのみせの情報は公式サイト(nya-n.jp)、Cat Cafe MOFFは公式サイト(moff-moff.jp)を参照した。猫学園は公式サイト(amebaownd.com)を参照。ねこてまりは運営団体「たんぽぽの里」の公式情報に基づく。猫喫茶 空陸家は公式サイト(coorikuya.com)を参照した。営業日や料金は変更される場合があるため、来店前に最新情報をご確認ください。