ソファに並んで座っていたら、膝の上に猫がするりと乗ってきた。「あ、来た」と小声で伝えると、隣の相手もそっとのぞき込んで笑う。猫カフェデートには、映画館やレストランでは生まれにくい、こうした自然な瞬間がある。

東京にはデート向きの猫カフェが点在しているものの、すべての店舗がカップルでの利用に向いているわけではない。店の広さや照明、席の配置、カフェメニューの充実度で「二人の時間」の質はかなり変わる。この記事では、デート利用に適した東京の猫カフェを4店舗ピックアップし、雰囲気・料金・アクセスを比較した。

最新情報は各店舗の公式サイト・SNSでご確認ください。

デートで選ぶ猫カフェの条件

猫カフェならどこでもデート向きかというと、そうでもない。二人で行くからこそ気になるポイントがある。

条件理由
ソファ席やペアシートがある二人で並んで座れると猫を一緒に眺めやすい
店内が清潔で手入れされているにおいや汚れが気になるとデートの空気が崩れる
カフェメニューが充実しているドリンクやスイーツが美味しいと「カフェとしても楽しかった」になる
照明が落ち着いている蛍光灯の白い光より、暖色系の照明のほうがリラックスできる
混雑しすぎない隣との距離が近すぎると会話しにくい
子どもが少ない時間帯がある小さな子が走り回る環境は落ち着かない

事前にSNSで店内の写真を確認しておくと、当日の「思ったのと違う」を防げる。Googleマップの口コミも参考になるが、投稿日が古い場合は内装が変わっている可能性もある。

猫カフェデートにおすすめの東京4店舗

1. 猫カフェ MOCHA 池袋東口店

ダークブラウンを基調にした落ち着いた内装の店舗で、MOCHA系列のなかでも在籍数が多く、ソファ席に座って猫を眺めながら会話できる空間がある。靴を脱いで上がるスタイルで、カップルがリラックスして過ごしやすい。

項目詳細
住所東京都豊島区東池袋1-22-5 サンケエビル4F
最寄り駅JR池袋駅東口 徒歩3分
営業時間10:00〜21:00(最終入店20:30)
定休日年中無休
料金最初の10分 平日297円・休日385円(税込)/ 最大料金 平日3,960円・休日4,620円(税込)/ ドリンクバー込み
年齢制限中学生以上の方から入場可能
猫の頭数約26匹
公式サイトhttps://catmocha.jp/shop/ikebukuro2/
営業情報の出典公式サイトの情報に基づく(2026年5月確認)

デート向きの理由 — 21時まで営業しているため、サンシャインシティでの買い物や映画の後に立ち寄るプランが組みやすい。ドリンクバー込みの料金で追加出費を気にせず過ごせる点も、デートでは安心材料になる。中学生以上が入店条件のため、落ち着いた年齢層が中心で会話のしやすい雰囲気が保たれている。

2. ネコリパブリック 東京池袋店

モノトーンを基調にしたおしゃれな空間で保護猫と触れ合える猫カフェ。里親募集型の運営で、カフェの利用料が猫の医療費・飼育費に充てられるため、「デートを楽しみながら保護活動にも貢献できる」という二人にとっての話題が生まれやすい。

項目詳細
住所東京都豊島区西池袋3-27-3 中根ビル4F
最寄り駅JR池袋駅西口 徒歩5分
営業時間11:00〜22:00(最終受付21:00)
定休日木曜(祝日の場合は営業)
料金平日 30分1,430円 / 60分1,760円 / 120分2,750円 / 休日 30分1,650円 / 60分1,980円 / 30分延長660円
年齢制限中学生以下は保護者同伴必須
猫の頭数在籍・預かり・卒業・トライアル中を含めて多数(公式サイト参照)
公式サイトhttps://www.neco-republic.jp/shop/shop-necorepublic-ikebukuro/
営業情報の出典公式サイトの情報に基づく(2026年5月確認)

デート向きの理由 — 22時まで営業しているため、ディナーの後にも立ち寄れる。最終受付が21時なので、20時頃からでも60分は確保しやすい。保護猫との触れ合いは「この子かわいいね」「飼うならどんな猫がいい?」と将来の話に発展しやすく、関係を深めたいカップルに合っている。

3. 猫カフェ MOCHA 渋谷公園通り店

渋谷駅から徒歩圏のラウンジ型店舗。ナチュラルな内装と広めのフロアでのんびり過ごせる雰囲気があり、猫との触れ合いだけでなく二人で並んで座って猫を眺められる席が確保しやすい。

項目詳細
住所東京都渋谷区神南1-16-3 ブル・ヴァールビル5F
最寄り駅渋谷駅から徒歩圏
営業時間10:00〜20:00(最終入店19:30)
定休日年中無休
料金最初の10分 平日297円・休日385円(税込)/ 最大料金 平日3,960円・休日4,620円(税込)/ ドリンクバー込み
年齢制限中学生以上の方から入場可能
猫の頭数約30匹
公式サイトhttps://catmocha.jp/shop/shibuyakoendori/
営業情報の出典公式サイトの情報に基づく(2026年5月確認)

デート向きの理由 — 渋谷というロケーションの良さに加え、公園通り沿いのショッピングや代々木公園の散歩と組み合わせれば、半日デートの真ん中に猫カフェを挟む構成がつくれる。中学生以上限定なので、落ち着いた空気の中で猫を観察できる。

4. 猫カフェ MOCHA 渋谷センター街店

渋谷センター街のビル8階にある、MOCHAの人気店舗。約27匹の猫が在籍するフロアにはWi-Fi・電源・ドリンクバーが完備されており、カフェとしての居心地も良い。3歳以上から入店できるため、年齢制限の都合で他のMOCHA店舗を諦めていたカップルにも選択肢になる。

項目詳細
住所東京都渋谷区宇田川町32-12 アソルティ渋谷8F
最寄り駅JR渋谷駅ハチ公口 徒歩5分
営業時間10:00〜21:00(最終入店20:30)
定休日年中無休
料金最初の10分 平日297円・休日385円(税込)/ 最大料金 平日3,960円・休日4,620円(税込)/ ドリンクバー込み
年齢制限3歳以上から入場可能(中学生未満は保護者同伴必須)
猫の頭数約27匹
公式サイトhttps://catmocha.jp/shop/shibuya/
営業情報の出典公式サイトの情報に基づく(2026年5月確認)

デート向きの理由 — 予約不要で入れる手軽さが、デートプランの柔軟性を高めてくれる。渋谷で映画を観た後やショッピングの合間に「猫カフェ行ってみない?」と自然に提案できるロケーション。ドリンクバー込みなので追加注文を気にしなくてよいのも気楽だ。

4店舗の比較早見表

店舗名エリア60分の目安(税込)閉店時間予約デートタイプ
MOCHA 池袋東口池袋約1,500〜2,000円21:00不要買い物帰りにゆったり
ネコリパブリック 池袋池袋1,760〜1,980円22:00不要夜デート・保護猫との出会い
MOCHA 渋谷公園通り渋谷約1,500〜2,000円20:00不要半日デートの真ん中に
MOCHA 渋谷センター街渋谷約1,500〜2,000円21:00不要ふらっと立ち寄り

MOCHA系列の60分目安は、最初の10分(平日297円・休日385円)に延長分(10分単位)を加えた概算で、おおむね平日約1,800円・休日約2,300円程度になる。最大料金が設定されているため、長居しても上限を超えない安心感がある。

猫カフェデートの服装と持ち物

服装選びは猫カフェデートの満足度を地味に左右する。黒いニットやコートは猫の白い毛がびっしりつくし、フリース素材は毛が絡まって取りにくい。ベージュやグレーのトップスなら毛が目立ちにくく、コットンやポリエステルの滑らかな素材なら毛を払いやすい。

靴下の着用はほぼすべての猫カフェで必須。忘れると店頭で100〜300円で購入することになるので、あらかじめ履いていくのが無難だ。サンダルやミュールの季節でも靴下は鞄に入れておきたい。

香水は控えめに。猫は嗅覚が鋭く、強い香りを嫌がって近づいてこないことがある。お気に入りの香水をつけたい気持ちはわかるが、猫カフェの日はほんの少しだけにしておくと猫の反応が変わる。

持ち物は粘着テープ(コロコロ)があると退店後に服をきれいにできて便利。ただし多くの店舗で貸し出しているので、忘れても問題はない。

二人の予算目安とおすすめの滞在時間

項目1人あたりの目安2人合計
猫カフェ60分1,500〜2,000円3,000〜4,000円
ドリンク・おやつ(別売りの場合)300〜500円600〜1,000円
合計1,800〜2,500円3,600〜5,000円

紹介した4店舗はいずれもドリンクバー込みもしくは1ドリンク付きなので、追加注文を気にせず過ごせる。滞在時間は60〜90分がちょうどいい。短すぎると「もう終わり?」になるし、2時間を超えると間延びしやすい。猫カフェの後にランチやディナーの予定を入れておくと、デート全体の流れに緩急がつく。

猫カフェの前後に組み合わせたいプラン

猫カフェだけで1日を過ごすカップルは少ないので、前後のプランも考えておくとスムーズだ。

エリア猫カフェ前のプラン猫カフェ後のプラン
池袋サンシャイン水族館、映画館東口のレストラン街でディナー
渋谷代々木公園を散歩、ショッピング奥渋エリアのカフェで休憩

猫カフェをデートの「真ん中」か「最後の締め」に配置するのがコツ。午前中に体を動かす系のアクティビティをして、午後に猫カフェでリラックスする流れはバランスがいい。夜型のデートなら、ディナーの後に22時まで営業しているネコリパブリック東京池袋店に寄るプランもある。

猫カフェデートで二人の距離が縮まる理由

猫カフェが初デートや付き合い始めのカップルに向いている理由は、猫が「会話の潤滑油」になってくれるからだ。沈黙が訪れても猫が膝に乗ってきたり、突然走り出したりするので、「あ、動いた」「この子そっくりだね」と自然に言葉が出る。映画デートのように「上映中は話せない」ということがなく、常にゆるやかなコミュニケーションが続く。

相手が猫にどう接するかを見ることで、普段は見えない一面がわかるという声もある。猫をそっと撫でる手つきや、猫が来なくても焦らず待てる余裕に、その人の性格が表れる。逆に、自分が猫に振り回されて笑っている姿を相手に見せることで、飾らない関係のきっかけにもなる。

猫じゃらしを一緒に振ったり、かわいい瞬間を撮影し合ったりと、二人で同じ体験を共有できるのも猫カフェの強みだ。帰り道に撮った写真を見返しながら「さっきの猫、ずっとあなたの膝から動かなかったね」と話せるのは、猫カフェデートならではの余韻になる。


この記事で紹介した4店舗以外にも、東京にはエリアごとに特徴のある猫カフェが数多く営業している。以下の記事もあわせて参考にしてほしい。

関連記事: 猫カフェ完全ガイド。料金・マナー・楽しみ方とおすすめエリア別まとめ

参考情報

各店舗の情報(住所・営業時間・料金・猫の頭数・年齢制限)は公式サイト(2026年5月確認)の掲載情報に基づいています。料金・営業情報は変更される可能性があるため、訪問前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。