国営昭和記念公園は東京都立川市と昭島市にまたがる総面積約180ヘクタールの広大な国営公園です。東京ドーム約39個分という圧倒的なスケールの園内は犬連れでの入園が認められており、ドッグラン(ドッグガーデン)も整備されています。

入園料が必要な有料公園ですが、そのぶん手入れが行き届いた環境で1日たっぷり過ごせるのが魅力です。季節ごとに咲く花の種類が変わるため、いつ訪れても新しい景色に出会えます。秋のコスモスやイチョウ並木は犬との散歩をさらに特別な体験にしてくれるでしょう。

基本情報

項目内容
所在地東京都立川市緑町3173
開園時間9:30から17:00(11月から2月は16:30まで、3月は17:00まで)
休園日年末年始(12/31・1/1)、1月の第3月曜日から金曜日
入園料大人(高校生以上)450円、中学生以下無料、シニア(65歳以上)210円
面積約180ヘクタール
ドッグランあり(ドッグガーデン、追加料金なし)
園内の移動手段パークトレイン(犬は乗車不可)、レンタサイクル(犬連れ不可)

ペットの入園ルール

昭和記念公園では犬を連れての入園が可能ですが、いくつかの制限があります。入園時に「ペット同伴誓約書」の記入・提出が必要で、初回はやや手間がかかります。リードは必須で、長さは2m以下に制限されています。伸縮リード(フレキシリード)は伸ばした状態での使用が禁止されており、短く固定するか通常の固定リードを使ってください。

ルール内容
リード必須(2m以下。伸縮リードは短く固定して使用)
ペット不可エリアこどもの森、日本庭園(盆栽苑含む)、レストラン・売店の施設内
ペットカート利用可能
頭数制限1人あたり1頭まで
排泄物持ち帰り必須

ペットが入れないエリアは、こどもの森、日本庭園(盆栽苑を含む)、レストラン・売店などの屋内施設です。盲導犬・介助犬などの補助犬はこれらの施設にも同伴できます。園内マップで事前にルートを確認しておくと、途中で引き返す手間を避けられます。公式サイトからPDFのマップをダウンロードでき、犬が入れないエリアが色分けされているので便利です。

ドッグガーデン(ドッグラン)の利用方法

園内のドッグガーデンは立川口ゲート左横から徒歩約1分の好立地にあり、都内最大規模のドッグランのひとつです。入園料のみで利用でき、追加料金はかかりません。

項目内容
場所立川ゲート左横徒歩約1分
料金入園料に含まれる(追加料金なし)
地面芝・土
営業日土日祝日・春秋の大型連休が中心(平日は閉鎖の場合あり)
専門スタッフドッグライフカウンセラー資格保有者が常駐

利用に必要な書類

ドッグガーデンの利用時には、毎回スタッフに以下の書類を提示する必要があります。

  • 狂犬病予防注射済票(または予防注射済証) — 接種日より1年以内
  • 3種以上の混合ワクチン接種証明書 — 接種日より1年以内

毎回書類を持参するのが面倒な場合は、「わんパス!」という愛犬登録カードを発行手数料300円で作成できます。一度登録すれば次回以降はカードの提示だけで利用可能です。入園時の誓約書記入も省略できるため、リピーターには登録をおすすめします。

エリア分け

エリア対象特徴
オープンアクティブA大型・中型犬専用ボール遊び可
オープンアクティブB・C全犬種ボール遊び可
小型犬専用エリアD小型犬柵で区切られた安全な空間
わんぱくエリアE全犬種ボールやおもちゃで遊ぶことは終日禁止
ビギナーズエリア全犬種ドッグラン初心者の練習用

ドッグランに慣れていない犬はビギナーズエリアから始めるのがよいでしょう。小型犬専用エリアDは大型犬との体格差に不安がある飼い主に支持されています。わんぱくエリアEはボール遊びが終日禁止されているため、走り回る犬に怯えがちな犬でも穏やかに過ごせます。

おすすめの散歩コース

みんなの原っぱ周回コース(約2km / 所要30から40分)

園の中心にある「みんなの原っぱ」は約11ヘクタールの広大な芝生エリアです。東京ドーム約2.4個分に相当するこの広さは、犬連れの散歩には圧巻の環境。周囲を歩く周回コースは見通しがよく、のびのびとした散歩が楽しめます。原っぱの中央にある大ケヤキは昭和記念公園のシンボルで、犬と一緒の記念撮影スポットとしても人気があります。

原っぱの芝生の上をリード着用で歩けるため、舗装路に比べて犬の肉球への負担が少ないのもうれしいポイントです。

水鳥の池から渓流広場ルート(約1.5km / 所要20から30分)

西立川口から入園してすぐの水鳥の池を起点に、渓流広場方面へ向かうルートです。池のほとりや水辺を歩くため、水が好きな犬にとってはテンションが上がる散歩道でしょう。池には入れないため、リードはしっかり持っておいてください。

渓流広場には人工の小川が流れており、浅い水辺で犬の足を冷やすこともできます(夏季限定)。周辺は木陰が多く、夏場でも比較的涼しく散歩できるエリアです。

イチョウ並木コース(秋限定 / 約200m×2列)

立川口から続く2列のイチョウ並木は、秋になると黄金色のトンネルのような絶景に変わります。約200mにわたって98本のイチョウが植えられており、見頃は11月中旬から下旬。足元に黄色いじゅうたんが敷き詰められた並木道を犬と歩く体験は、この公園ならではのものです。

カナール(水路)に沿って2列の並木が配置されているため、行きと帰りで異なる雰囲気を楽しめます。紅葉シーズンの週末は来園者が増えるため、平日に訪れるのがおすすめ。朝の開園直後であれば光の角度が低く、イチョウが黄金色に輝く写真を撮りやすい時間帯です。

周辺のペット可カフェ・レストラン

立川駅周辺には犬同伴可能なカフェやレストランがいくつかあります。昭和記念公園に隣接する複合施設GREEN SPRINGSにもテラス席ペットOKの飲食店が入っています。

店名所在地特徴
GREEN SPRINGS内飲食店立川市緑町3-1昭和記念公園隣接の複合施設。テラス席犬同伴OK
MOTHERS ORIENTAL立川市曙町2-8-5 シネマシティ1Fテラス席犬同伴OK。薪窯ナポリピッツァを看板にしたイタリアン
CANTERA(カンテラ)立川市柴崎町2-2-1 KSビル1Fテラス席犬同伴OK。石窯ピザが看板メニュー

GREEN SPRINGS内にはアジアンビストロDaiなどテラス席でペット同伴可能な飲食店が複数入っており、ドッグラン帰りのランチにも使えます。

園内にもレストランや売店がありますが、ペット同伴で利用できるのはテラス席のある一部店舗に限られます。お弁当を持参してみんなの原っぱの芝生で食べるのが、犬連れには一番気楽な選択肢かもしれません。園内の売店では犬用のおやつは販売していないため、持参してください。

最新のペット同伴条件は各店舗のSNS・公式サイトでご確認ください。

アクセスと駐車場

各入口からの最寄り駅

入口最寄り駅徒歩ポイント
あけぼの口JR立川駅10分駅からの最短ルート
立川口JR立川駅15分最大の駐車場(約1,700台)に隣接
西立川口JR西立川駅2分犬連れに最もおすすめの入口
砂川口西武拝島線 武蔵砂川駅20分混雑を避けたい場合に便利

犬連れには西立川口が最も使いやすい入口です。駅から徒歩2分で到着し、入園するとすぐに水鳥の池が広がります。西立川駅はJR青梅線の小さな駅で、立川駅から1駅。犬連れで電車に乗る時間を最小限に抑えられるのもメリットです。

駐車場の詳細

駐車場台数料金
立川口駐車場約1,700台普通車1日900円
西立川口駐車場約350台普通車1日900円
砂川口駐車場約450台普通車1日900円

3か所合計で約2,500台の収容力があり、通常の週末なら満車になることは少ないでしょう。ただしGWやコスモスの見頃(10月)、イチョウ並木の見頃(11月中旬)は午前10時前に満車になることがあります。このシーズンは開園直後の9:30到着を目標にしてください。

季節別の楽しみ方と注意点

季節見どころ犬連れの注意点
春(3月から5月)チューリップ(約23万本)、桜GW前後は非常に混雑。平日がおすすめ
夏(7月から8月)ひまわり日陰が限られるエリアあり。水分を十分に持参
秋(9月から11月)コスモス(9月下旬から)、イチョウ(11月中旬から)最も快適な季節。見頃の週末は混雑
冬(12月から2月)来園者少なくゆったり閉園16:30に注意。風が強い日は防寒対策を

秋がこの公園を最も楽しめるシーズンです。コスモスの丘では約550万本のコスモスが咲き誇り、丘の上から眺める景色は圧巻。花の中を歩く犬との記念撮影は秋の風物詩になっています。花の近くでは遊歩道の上を歩き、犬が花壇に入らないよう注意しましょう。

夏場(7月から8月)は園内の地面温度が上がるため、散歩は朝の開園直後か夕方に。みんなの原っぱの中央部は日差しを遮るものがほとんどないため、夏の日中は通過するだけでも犬にとって負担になります。犬用の水は園内の売店では販売していないため、ペットボトルを多めに持参してください。

参考情報

各施設の情報(住所・利用時間・料金・ペットルール)は国営昭和記念公園公式サイト(showakinen-koen.jp)の「ペットとお越しの方へ」「ドッグラン」ページ(2026年4月確認)に基づいています。駐車場料金は公式サイトの最新情報を参照しました。周辺カフェのペット同伴条件は各店舗の公式情報に基づきます。

よくある質問

昭和記念公園は犬連れで入園できますか?

リード着用を条件に犬と入園できます。入園料は大人450円(シニア210円)で、犬の入園料は無料です。こどもの森、日本庭園、盆栽苑、屋内施設はペット入場禁止エリアのため、事前に確認しておくと散歩中に引き返す手間を省けます。

ドッグガーデンの利用登録はどうすればよいですか?

初回利用時は、ワクチン接種証明書・狂犬病予防接種証明書・鑑札(または登録証明書)の3点をドッグガーデン受付で提示して登録します。2回目以降は書類を毎回持参する必要がありますが、「わんパス!」を作成しておくと書類不要で入れます。当日の公園入園後、ドッグガーデン受付で利用手続きを行ってください。

こどもの森や日本庭園には犬を連れて入れますか?

こどもの森・日本庭園・盆栽苑・屋内施設はペット入場禁止です。みんなの原っぱ・花の丘・ドッグガーデン周辺・レインボープールエリア(冬期)などは犬と歩けます。ペット不可エリアのゾーニングは園内マップで事前確認しておくとスムーズです。

「わんパス!」とはどのようなサービスですか?

わんパス!は昭和記念公園のドッグガーデン利用者向けのデジタル登録制度です。ワクチン接種情報や犬の情報をスマートフォンに登録しておくと、2回目以降の利用時に証明書の持参が不要になります。年間パスポートと組み合わせると、入場料の節約とスムーズな入場が同時に実現できます。

混雑を避けるにはいつ行くのがよいですか?

ゴールデンウイーク前後のチューリップ見頃(4月下旬)、夏休みが最も混雑します。平日の午前中は比較的空いており、ドッグガーデンも待ち時間なく入れることが多いです。秋のコスモス見頃(9月下旬から10月)も美しい季節ですが、週末は混雑します。冬(12月から2月)は来園者が少なくゆったり歩けるおすすめの時期です。

昭和記念公園は犬連れで入園できる数少ない国営公園で、ドッグガーデンや広大な芝生、季節ごとの花畑が楽しめます。入園料450円(シニア210円)で1日過ごせるコストパフォーマンスの良さも魅力です。「わんパス!」を作っておけば書類の持参も不要になるため、リピーターには特におすすめ。犬連れでのアクセスはJR西立川駅から徒歩2分の西立川口が便利です。

ペットが入れないエリア(こどもの森、日本庭園、盆栽苑、屋内施設)を事前に把握しておけば、散歩中に引き返す手間を避けられます。園内マップをスマートフォンにダウンロードしておくと安心です。

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