木場公園は、東京メトロ東西線の木場駅から徒歩5分の場所に広がる都立公園です。総面積は約24ヘクタール。仙台堀川を挟んで南地区・北地区・中地区の3つに分かれ、リード着用でほぼ全域を犬と一緒に歩けます。

都内のドッグランつき公園のなかでも、木場公園が選ばれやすい理由は2つあります。1つは24時間利用できる無料ドッグランの存在。もう1つは、徒歩圏内に清澄白河のカフェ街が控えている立地です。ドッグランで遊んでからカフェに寄る休日プランが組みやすく、犬連れの週末の定番コースになっています。

(本記事の情報は2026年4月時点のものです。最新のルールは木場公園公式ページでご確認ください。)

エリア別ペットルール一覧

木場公園は3つの地区で構成されています。東京都現代美術館の館内を除き、リード着用で犬と歩けるエリアがほとんどです。

エリアペット同伴備考
南地区 芝生広場可(リード必須)ドッグランに隣接。散歩の定番エリア
南地区 ドッグラン可(登録制・ノーリード)小型犬と中大型犬で区画が分かれる
北地区 噴水広場・芝生可(リード必須)広々として開放感がある。犬連れが少なく穴場
北地区 バーベキュー広場可(リード必須)テーブルに犬を乗せるのは禁止
木場公園大橋可(リード必須)全長約250mのアーチ橋。仙台堀川の眺望
都市緑化植物園可(リード必須)季節の草花を眺めながら歩ける
KIBACO テラス席可(テラスのみ)公園内カフェ。犬用パンの販売あり
東京都現代美術館 館内不可外周の散歩道は利用可

公園条例によりリードの長さは2m以内が推奨されています。伸縮リードを使う場合は短く固定した状態で歩いてください。フンの持ち帰りも必須です。

ドッグランの詳細情報

木場公園のドッグランは南地区のふれあい広場南端にあります。都立公園のドッグランとしては都内でも指折りの広さを誇り、24時間利用できる点が大きな特徴です。

施設データ

項目内容
総面積約2,240平方メートル
小型犬エリア約800平方メートル(体重10kg未満)
中大型犬エリア約1,200平方メートル(体重10kg以上)
地面土80% + 芝生20%
料金無料
利用時間24時間(年中無休)
登録都立公園共通Web登録制
設備二重扉、胸高フェンス、ベンチ(小型犬エリア外)、水道設備

駒沢公園や代々木公園のドッグランは開場時間が限られていますが、木場公園は24時間開放されています。早朝や夕方の涼しい時間帯に利用できるのは、とくに夏場のメリットです。

都立公園ドッグランとの比較

都内主要ドッグランとの面積・料金・利用時間の違いを表にまとめました。

公園名面積料金利用時間エリア分け
木場公園約2,240平方メートル無料24時間小型犬 / 中大型犬
駒沢オリンピック公園約1,200平方メートル無料季節変動あり小型犬 / 中大型犬
代々木公園約3,500平方メートル無料季節変動あり小型犬 / 中大型犬 / フリー
城南島海浜公園約600平方メートル無料7:00〜21:00小型犬 / 中大型犬

面積では代々木公園に及ばないものの、24時間利用できる点と清澄白河カフェ街へのアクセスは木場公園ならではの強みです。同じく都立公園共通登録で使える駒沢公園のドッグランとのハシゴも選択肢になります。

登録方法

2024年度からWeb申請に変更されました。窓口での登録は受け付けていません。

  1. 都立公園共通ドッグラン登録のWebフォームにアクセスする
  2. 犬の鑑札番号、当年度の狂犬病予防注射済票(画像データ)、1年以内の混合ワクチン接種証明書、飼い主の身分証明書を用意する
  3. フォームに必要事項を入力し、書類の画像をアップロードする
  4. 審査完了後、登録証がメールで届く(早ければ当日、混雑時は約1週間)
  5. 登録証に記載された暗証番号でゲートを開けて入場する

1回の登録で、木場公園を含む都立12か所のドッグランが利用可能になります。暗証番号は年に4回更新され、登録メールアドレスに通知が届きます。

ドッグラン利用のルール

ルール内容
入場頭数1人2頭まで(犬ごとに登録が必要)
登録証入場中は首から下げて着用
おもちゃ・ボール月・水・金・日曜日のみ使用可
禁止事項闘犬・噛み癖のある犬・ヒート中のメス犬・病気の犬は利用不可
マナーマウンティング・追い回し・吠え続けが見られたらリード装着
フン処理持ち帰り必須(ゴミ箱なし)
水・食事水飲み場なし。飲み水は各自持参

おもちゃが使える曜日が決まっている点は意外と知られていません。火・木・土曜日はおもちゃ禁止なので、ボール遊びが目的なら曜日を確認してから出かけてください。

おすすめ散歩コース3選

コース1: 南地区・ドッグラン周辺(約1.5km / 所要30分)

木場駅から公園南側に入り、芝生広場沿いにドッグランへ向かうルートです。植栽エリアには季節の花が咲き、ケヤキやサクラの木陰が続くため真夏でも比較的歩きやすいのが特徴。ドッグランで遊んだ後は東京都現代美術館の外周を回って駅に戻れます。距離が短めなので、小型犬や高齢犬にも向いています。

帰りにKIBACOのテラス席で休憩すると、犬連れでもスムーズに食事ができます。KIBACOはドッグランのすぐ近くにあり、犬と飼い主が一緒に食べられるパン「ワンデリシャス」も販売しています。

コース2: 木場公園大橋〜北地区周回(約2km / 所要40分)

仙台堀川を渡る木場公園大橋が見どころです。全長約250mのアーチ橋から眺める川面と桜並木は、とくに3月下旬〜4月上旬が見事。橋を渡った先の北地区は犬連れの利用者が南地区に比べて少なく、噴水広場の周辺を静かに歩けます。

北地区のバーベキュー広場付近は週末に賑わいますが、噴水広場から植物園方面へ足を延ばせば人通りはぐっと減ります。犬が落ち着いて歩ける環境を求めるなら、北地区は狙い目です。

コース3: 仙台堀川沿いロングコース(約2.5km / 所要50分)

木場公園を起点に仙台堀川の遊歩道を歩くルートです。歩行者と自転車が分離されている区間が多く、犬と並んで歩くのに適しています。両岸にはヤナギやサクラが植栽されていて、春は桜のトンネル、秋は紅葉と季節ごとに表情が変わります。

仙台堀川は江戸時代に木材の水運に使われた歴史ある水路です。木場の地名が「木材の置き場」に由来することを知ると、散歩の風景が少し違って見えるかもしれません。中型犬以上で体力のある犬と歩くなら、このロングコースが満足度は高いでしょう。

季節別の混雑状況と楽しみ方

木場公園は季節によって混み具合が大きく変わります。犬連れで快適に過ごすための時期別ガイドをまとめました。

季節ドッグランの混雑公園全体の混雑見どころ
春(3〜5月)土日は終日混雑花見シーズンは非常に混む河津桜(2月下旬〜)、ソメイヨシノ(3月下旬〜)、八重桜(4月中旬〜)
夏(6〜8月)早朝・夕方に集中日中は暑さで人が減る噴水広場の涼感、木陰の散歩
秋(9〜11月)土日の午前が混雑紅葉シーズンはやや混むケヤキ・イチョウの紅葉、都市緑化植物園の秋草
冬(12〜2月)年間で最も空く空いている河津桜の早咲き(2月下旬〜)、冬晴れの散歩

ドッグランの混雑傾向を整理すると、平日はどの時間帯も空いています。土日祝日は日中(10時〜15時ごろ)が混みやすく、とくに土曜日が混雑しやすい傾向があります。

犬連れの散歩で避けたいのは、桜の季節の週末です。花見客でベンチや芝生が埋まるため、犬が落ち着かないことがあります。花見シーズンに行くなら平日の午前中か、北地区を中心に歩くと混雑を避けられます。

清澄白河の犬同伴カフェ5選

木場公園から徒歩10〜15分圏内には、清澄白河のカフェ街が広がっています。「コーヒーの聖地」と呼ばれるこのエリアには犬同伴可のカフェが複数あり、散歩帰りの一杯に最適です。

店名住所犬同伴の範囲特徴
CAFE TANTON江東区三好2-9-9-103店内全席OK(大型犬も可)犬用ハンバーグ・ローストチキンあり。清澄白河駅徒歩4分
iki ESPRESSO江東区常盤2-2-12店内・テラスOK(混雑時テラスのみ)NZスタイルのコーヒーとフード。犬連れ常連が多い
SUNNY’s cafe&surf江東区白河付近店内・テラスOK(大型犬は要相談)併設トリミングサロン「フェアリーテール」あり。駅徒歩1分
The Cream of the Crop Coffee江東区白河4-5-4テラス席のみ子犬のロゴが目印。自家焙煎スペシャルティコーヒー
Park Community KIBACO江東区木場5-7(公園内)テラス席のみ公園内カフェ。犬と食べられるパン「ワンデリシャス」販売

CAFE TANTONは店内全席で犬同伴可という珍しいスタイルで、大型犬も歓迎しています。犬用メニューも充実しているため、愛犬と一緒にしっかり食事をしたいときに向いています。2025年には2号店のオープンも発表されました。

iki ESPRESSOは清澄白河のカフェ文化を代表する一軒で、ニュージーランドスタイルのエスプレッソとフードが揃います。平日8時から営業しているので、朝の散歩帰りに立ち寄れるのもポイントです。

初めてドッグカフェを利用する方は、ドッグカフェのマナーガイドもあわせて確認しておくと安心です。店舗の犬同伴ルールは変更される場合があるため、訪問前に電話やSNSでの確認をおすすめします。

周辺の犬連れスポット

木場公園の周辺には、犬と歩ける公園や散策スポットが点在しています。

スポット木場公園からの距離特徴
横十間川親水公園徒歩5分水辺の散策が楽しめる親水公園。リード着用で散歩可
猿江恩賜公園徒歩15分芝生広場と日本庭園がある静かな公園。ミニSL広場も
清澄庭園周辺徒歩10分庭園内は犬不可だが、外周の散歩道は歩ける
大横川沿い徒歩3分河津桜の名所。2月下旬〜3月上旬に約100本が開花

木場公園と横十間川親水公園を合わせて歩くと、1回の散歩で公園の緑と水辺の風景の両方を楽しめます。お台場方面まで足を延ばせる場合は、お台場の海沿い散歩コースも参考にしてください。

アクセスと駐車場

電車でのアクセス

路線最寄り駅所要時間
東京メトロ東西線木場駅徒歩5分(南地区入口まで)
東京メトロ半蔵門線清澄白河駅徒歩15分(北地区入口まで)
都営大江戸線清澄白河駅徒歩15分(北地区入口まで)
都営新宿線菊川駅徒歩15分

ドッグラン目的なら木場駅が最寄りです。清澄白河駅からは北地区が近く、帰りにカフェ街へ直接アクセスできるメリットがあります。

駐車場情報

駐車場台数料金営業時間
第一駐車場(南地区)104台1時間400円、以後30分200円24時間
第二駐車場(北地区)30台1時間400円、以後30分200円24時間

入庫後12時間の最大料金は1,600円で、繰り返し適用されます。交通系ICとクレジットカードでの精算に対応していますが、高額紙幣(1万円札・5千円札・2千円札)は使えません。

ドッグラン利用なら南地区の第一駐車場が便利です。104台と余裕がありますが、週末の10時以降は満車になることもあるため、午前9時ごろまでの到着が安心です。北地区の第二駐車場は30台と少なめで、バーベキュー利用者と重なる週末は早い段階で埋まります。

参考情報

この記事の公園情報は東京都公園協会の公式サイト(2026年4月確認)に基づいています。ドッグランの面積・利用ルールは木場公園ドッグラン公式サイトおよび犬暮らし(inugurashi.jp)の調査情報、駐車場料金は東京都建設局の公式情報を参照しています。周辺カフェの情報は各店舗の公式サイト・Googleマップ・食べログ(2026年4月確認)に基づきますが、営業状況や犬同伴ルールは変更される場合があるため、訪問前にご確認ください。

よくある質問

木場公園のドッグランは登録が必要ですか?

登録制で利用できます。初回利用時に狂犬病予防接種証明書と3種以上の混合ワクチン接種証明書(各1年以内)を持参して受付で手続きします。登録料・利用料は無料で、ドッグランは24時間利用できます。早朝や夜間の散歩帰りにも使いやすい環境です。

木場公園に駐車場はありますか?

南地区の第一駐車場(104台)と北地区の第二駐車場(30台)の2か所があります。ドッグラン利用なら南地区の第一駐車場が最も近くて使いやすいです。週末の10時以降は南地区が混雑しやすいため、午前9時ごろまでの早めの来園がおすすめです。

清澄白河のカフェまで歩いて行けますか?

木場公園の南東側から清澄白河駅方面まで徒歩10分から15分ほどです。清澄白河エリアには犬同伴可のカフェが複数あり、公園での散歩と組み合わせた半日コースが休日の定番になっています。「コーヒーの聖地」とも呼ばれるエリアで、散歩後のひと休みに立ち寄る飼い主が多いです。

3つの地区(南・北・中)はどのように使い分けますか?

南地区はドッグランと芝生広場があり犬連れが最も多いエリアです。北地区はバーベキュー広場と広い芝生があり、南地区より全体的に空いています。中地区は東京都現代美術館周辺の遊歩道を散歩できます。3地区は木場公園大橋(全長約250m)で結ばれており、橋の上から仙台堀川を眺める景色も楽しめます。

混雑するシーズンはいつですか?

3月下旬から4月上旬の桜シーズンは週末に花見客が集まります。犬が落ち着かない場合は平日の午前中がおすすめです。夏の日中は地面温度が上がるため朝夕の散歩に限定してください。秋(10月から11月)は気候が安定して犬の散歩に最適な季節で、北地区の紅葉も楽しめます。

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問い合わせ先

ドッグランの登録方法やイベント時のルール変更など、不明な点がある場合は木場公園サービスセンターに確認してください。

項目内容
電話03-5245-1770
所在地東京都江東区木場四・五丁目、平野四丁目
公式サイト木場公園(東京都公園協会)
ドッグラン情報木場公園ドッグラン